告白を受けた次の日
あたしわ大学に行って
昨日の話をした。



「まじ!?」
「告るの早くない!?」


みんなの反応は
さまざまで…

あたしもなんだか
フクザツだった。


「正直、付き合いたいとは
思わないンだよね、、、
かわいいし
いい子なのも
真剣なのも伝わったけど
なんかさあ、、、」

とあたし。


すると
仲良しの真希が聞いてきた。

「なにが引っ掛かるの?
あんなに気に入ってたのに」

と不思議そう。


何が引っ掛かるんだろ、、、


顔も好み
性格もかわいい
野球に一生懸命な高校生


でも、、、


「仕事先の生徒だし、、、
やっぱさ」


「やっぱり?」


「うん、
なんか、、、
未来ある子を潰したくないし
あたしなんかが」




いつか
飛んでいってしまう
それが分かってるような

まだまだ楽しいことが
この先たくさんあるカレを
引き止められる自信も
受けとめられる強さも

あたしにわ
ない、、、







「やっぱ断る!」

あたしは言った。




「いいの?」

と、心配そうなみんな。




「いいの、決めたの」





この決心を胸に
あたしは大学の授業をうけ
コーチの仕事のため
高校へむかった。
「僕の気持ちと
ゆうさんの過去わ関係ない。
僕わ今ゆうさんと出会って
今のゆうさんを好きになった。
だからいいんです。」




「…汚いとか
思わないの??」


「汚い??」



「あたしのこと
汚いとか思わないの??」




「自分で自分のこと
汚いなんて言ったらダメです。
ゆうさんはキレイです。
誰がなんて言っても
オレはキレイって思います!」





はじめて
強い声をきいた。


まだ出会ったばっかで、
何も知らない。



つきあってく自信もない。

3つも下の
まだ高校生のカレ。






「ありがとう、、でも、、、」


「返事、待ちます。
悩んでるなら
ずっと待ちます。
明日でも
1週間でも
1ヵ月でも。」

「そんな待たせられないよあせる



あたしがあわてて言うと
カレわ小さく
「そっかぁ、、、」
と言った。



「明日!明日、言う!」

あたしは思わず言った。


「明日、野球部終わるの
どこかで待ってるから
そのとき返事する。」







「そんなすぐで
いいんですか?」

カレは驚いたように聞いた。



「どんだけ考えても
きっと答えは1つだから。
明日また、メールするね」


「はい、わかりました」



「おやすみ。
…あと、
伝えてくれてありがとう。」


「こっちこそ
急にごめんなさい」

「ううん。
おやすみ!」

「はい、おやすみなさい」







まだ答えなんて
出てなかった。

けど返事は明日
出さなきゃいけない。





けどなんかすごく、
しあわせを感じてる。

あたしのひみつ。

それわ
あたしのまわりの
ほんの少しの子しか
知らないことだった。






それわ、
むかしまだ
あたしが高校生だったとき。


おとこのひとに
襲われて…


それいらい
そうゆう行為が
極度に怖くなってしまったってゆうことだった。



言わなくても
いいことなのかもしれない。

けどそれを知って
もしもあたしに対する
「すき」って気持ちが下がったり
消えてしまったりするなら
今話してしまいたい。

そお思った。






そしてあたしわ
カレにそのことを話した。


聞いてもまだ
好きでいてくれるのかなって
不安を抱えながら。



カレわだまって聞いてた。

ときどき相づちを打ちながら
静かに。




そして最後に
カレわ言った。







「関係ないです」って、、、