反町隆史さんの名曲「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」を聴きながら
思った。
最近は言いたいことが誰でも、誰にも言えてしまう世の中になったと。
これは本来だったら素晴らしいことなのだろうけど、反町隆史さんが言いたかったのはそんなことではない気がした。
ここでの言いたいことを言うってのは、相手の目を逸らすことなく見つめ、腸全てをひん剥きだしながらぶつかることなのではないだろうか。
確信はなく、根拠もないけど、なんとなくそんな気がした。
己が一欠けらの尖った自尊心で、他人の心を引き裂く人がいる。
戦う相手を間違え、戦う理由を見失っている人がいる。
まっすぐ向き合う現実(いま)に、誇りを持つために戦う必要があるのだ。
これができている人間はいったいどれほどいるのかは想像するしかないが、多いとはあまり思えないのが現実(いま)なのではないだろうか。
それと戦うために、少なくとも自分は、誇りをもって立ち向かう理由を見失いたくないと
切実に思う。