ということで、最近は漫画を読んでいます。
行きと帰りに一巻ずつ読むのに丁度良い時間なのです。
そして最近読み直したのが、「僕等がいた」と「潔く柔く」です。
どちらもとても有名で、とっても好きな漫画。
「僕等がいた」は小畑友紀さんの漫画で、全16巻。
僕等がいたは、話の流れを楽しむというよりかは、台詞や言い回しを楽しむ漫画かな?
少女漫画にしては、とても文字が多い。
し、たまに理解できない(笑)
言葉の真意が理解できずに苦しむこと多々あり。
矢野派と竹内派に分かれるようですが、私は絶対矢野派。
ていうか、本当に竹内君派はいるのかね?(笑)
いや、竹内君に失礼なんだけど、
でもでも、擁護するわけじゃないが、
ありすぎるほどある台詞のなかでも1番好きなのは、竹内君の台詞。
オレが躊躇してる間にあいつは言う
オレが考えてる間にあいつは行動する
オレにはないものばかり持っている
”オレはオレだ”と自分に言い聞かせながらも
心の中でジェラシーを感じずにはいられなかった
あの頃なぜならオレが女なら
やっぱりあいつを好きになっただろう
幸せの形ってひとつじゃないはずだ
おだやかな愛もあるかもしれない
育ててゆく愛も
高橋は一生元のことを忘れないだろう
けど結果的には「オレの方が高橋を幸せにできるはすだ」と
それなのに時々脳裏によぎる
オレがかつて見てきたものが
オレに語りかける
あの燃え上がる情熱は?
盲目になるほどの激しい衝動は?
いとしいほどの愚かさは?
純粋な想いは?
…一瞬でもいい
”その時がすべて”と言えるような瞬間を
オレは高橋に与えられるだろうか
オレが考えてる間にあいつは行動する
オレにはないものばかり持っている
”オレはオレだ”と自分に言い聞かせながらも
心の中でジェラシーを感じずにはいられなかった
あの頃なぜならオレが女なら
やっぱりあいつを好きになっただろう
幸せの形ってひとつじゃないはずだ
おだやかな愛もあるかもしれない
育ててゆく愛も
高橋は一生元のことを忘れないだろう
けど結果的には「オレの方が高橋を幸せにできるはすだ」と
それなのに時々脳裏によぎる
オレがかつて見てきたものが
オレに語りかける
あの燃え上がる情熱は?
盲目になるほどの激しい衝動は?
いとしいほどの愚かさは?
純粋な想いは?
…一瞬でもいい
”その時がすべて”と言えるような瞬間を
オレは高橋に与えられるだろうか
この台詞が1番、竹内君の苦悩を端的?に表してるというか、、
世間のほとんどが、竹内君みたいに、自分は自分だと言い聞かせるけど、でもどうしても憧れてしまう絶対的な存在を意識せざるを得なくて、その人をいっそ嫌いになりたいのになれないって苦悩は、、誰にでもあるんじゃないですかね??
このシーンは本当に切ないっすよ、、
あと、僕等がいたの個人的に好きなポイントは、少女漫画の王道を悉く外してる点です。
最近何故か少女漫画を爆裂に読んでるのですが、大抵の少女漫画は以下の二つの流れを必ず通ります。
1)ヒーロー、またはヒロインが風邪をひく
→おうちを訪ねる
→よくしてくれて、弱ってる自分はその優しさにドキッとする
→急接近
2)ヒーロー、ヒロイン以外の人たちも責任持ってちゃんと幸せにしてあげる
→何話か使って、準主役の方たちもちゃんとピックアップする
1は、私も好きです。最近読んだものだと、僕たちには壁がある、の風邪のシーンは良かった。
2は、個人的には好きじゃない。私そんなに周りには興味ない。(笑)
これ本当に多いんですよね。まぁ毎回出てきてんのにほっとくのもなって感じなのかな、、
で、僕等がいたは、この二つを見事にスルーしてる。
正確には、1の方は、矢野は風邪はひきます。
でも、七美は矢野宅前まで来るけど、会わずに帰ります。
しかも一度もメールも電話もしないため、治った矢野に文句言われます。
あと、2に関しては清々しいほどに描かないです。
七美を好きになった竹内君も、矢野を好きになった亜紀も、
最終的に七美と矢野がくっついてしまったために、簡単に言うと振られたということになります。
普通の少女漫画なら、恋叶わなかった人間も、誰かと出会わせたり、既に登場してる人物とくっつけたりするんですが、僕等がいではそんなことしません。
(偏見かもだけど)読者全員が望んでいた、矢野と七美の幸せが達成されればそれでオールオッケーなのです。
あとは各々に幸せを探してくれってスタンス。好きです。
さて、では「潔く柔く」の話。
いくえみ綾さんの作品で、全13巻。
いくえみさんのほうが台詞は少ないし、僕等がいたよりは、分かりやすい言い回しにしてくれてる。ので読み進めやすい。
でも、行間を読め。空気を感じろ。っていうのが強い。そこが良い。
先ほど、周りを描くのは好きじゃないって言ったけど、
すみません、この漫画ほど周りを描く漫画は他に読んだことがない(笑)
ヒーローとヒロインが出会うのが10巻あたり??
それまではひたすらに取り巻く周囲を描き続けます。
それがとても面白いのです。
ヒーローとヒロインは、出会うまでにどんな環境にいて、どんな人と出会い、どんな経験をしてきたのかを、ひたすら丁寧に描いてく。
そして、2人が出会ってからのエンディングが最高のヤマになる。
くぅ〜〜、上手いね、上手過ぎるよいくえみさん。
10巻までコツコツコツコツ伏線張ってるって感じ。
私、禄とカンナが、見た目やばいけど料理はとても美味しいフレンチ食べたエピソード好き。
感動的なことを同じ温度で感じてくれるってことを、あのフレンチでお互いが確認したということですよね。
関係ないけど、どちらの漫画も社会人は1年目までしか描かれてないのですが、
女の子たちはお高い店に行ったり、やたらワインに詳しかったりし過ぎません??
あんな23.4いますぅ?
私なんて大衆居酒屋で満足だし、ワインを美味しいとすら思ったことないのに。
普通そういうもん?違うよね??(笑)
話が脱線しましたが、私が潔く柔くで好きな点は、
まぁ潔く柔くだけじゃなくていくえみ作品は全体的にそうだと思うのですが、
出てくる人たちが非常に人間くさい。
私、ヒロインが純粋過ぎる漫画がどーも苦手です。
感情移入できないというか、、
だから、私はカンナの可愛くなさが凄く好きです。
いや、かなりの美女っていう設定なんだけど、中身はドロドロしてるし、カサカサしてたじゃないですか??
その方がこちらとしても感情移入しやすいです。
男の子たちもほんとにあぁいう人たちっていそうだし。ほんとにいそう。
って熱く語ったんだけど、ふと、世間からしてこの二つの漫画ってどういう評価なんだろうか??と思いました。
「僕等がいた」は、小学館漫画賞受賞。
「潔く柔く」は、講談社漫画賞受賞。
連載期間もまぁ同じくらい。
ただ驚いたのは、僕等がいたの累計発行部数は、全16巻で1200万部
→一巻平均75万部
潔く柔くの累計発行部数は全13巻で295部
→一巻平均22.7万部
ええええええそんなに差があるの??
僕等がいたってそんな人気だったの?
ていうか潔く柔く、いや凄いんだけどそんなもんなんだって思っちゃうよね??
ちなみに私のこれまた大好きな漫画「こどものおもちゃ」は全10巻で累計発行部数1000万部。一巻平均100万部。すげぇな。
流行りに流行った、アオハライド。
全13巻で930万部。一巻平均71.5万部。
君に届けは現在26巻で2000万部突破してるらしいから、一巻平均77万部。
いや、怪物級と並ぶと、潔く柔くが霞む。
でも本当にステキな漫画なんですよ。
あ、あともうひとつ言うと、おばさんみたいなこと言いますが、
アニメ化と実写化はやっぱり賛成できん。
僕等がいたのアニメとか、あんなん世界観全く表現できとらんよな、、なんだあの声は、、
あと、潔く柔くの実写化も、あの漫画の魅力は周りの取り巻きから描かれてることなのに、禄とカンナだけピックアップしてもそりゃ面白くないわい。
うーーーーん、あ、駅に着いたので仕事してきます。




