その時、僕には彼女がいた。付き合って数ヶ月の彼女。ダラダラとした友人の期間が3年程。その後、僕らは付き合った。
じゃあ付き合おっか。そんな言葉で付き合った。彼女の事をそれなりに好きだったけれど、ちほと遊びに行くことに罪悪感はなかった。男女関係に罪悪感をほとんど感じない時期だった。バレたら悲しむかな、とか、バレたら怒られるかな、も考えてない。本当になにも考えてない。ただ、自分の気になる子と遊びたい。そんな時期。そんなだから、ちほと会う3日後はすぐに来た。
全体が解散した後、僕はちほにメールを送った。
「今日はありがとう。今度、ご飯でもどうですか。」
ありきたり。これで駄目ならそもそも脈はない。これでOKなら、どちらにせよOK。余計なやりとりはあまり得意じゃない。
返信は割とすぐに来た
「こちらこそありがとう。うん。行きたいな。」
この時、僕はちほの事はほとんど何もしらなかった。知ってる事。可愛い。色白。髪は肩より少し長い。黒髪。身長は155ぐらい。体型は普通。胸が大きそう。そのくらい。それから3日後僕らは、飲みに行く。
その場でいくらかの時間が過ぎた。それなりに盛り上がりを見せて、(サッカー代表の試合がパブリックビューイングをしていたため)その日は解散となった。ちほとは、何回か目を合わせたが、たくさん会話をしたわけではなかった。けど、目があった時は数秒はお互いに見ていた気がする。そして、よく目が合う相手とは大概その後、うまくいく。僕は今までの経験からなんとなくその事がわかっていた。