わたしあさ。旅ジャンキー。 -38ページ目

鼻がちきちきちき。

最近の夕飯はロースカツ丼の匂い、だけ。
たまらねえよ社長さん。

こんな遅くに夕飯食うと間違いなく太る、と叱咤を受けているので
うちに帰ったら柿と、日替わりでキウイ、リンゴのコラボレーション。
平日夜のバイトを始めてからこんな感じ。

賄いが無いバイトって始めてかも。
ちょっと痩せる。
が、朝、盛盛っと食うので戻る。

これってさリバウンドの一種かしら。
がびっ。

便意。

我慢していたら腸が変になった。
ガスしか出ん。

嗜好。インド。India.

インドでは酒を飲む習慣がないと聞く。ヒンズーやイスラム教、宗教上の理由で。
18才の外国人が酒を買うことはできるのだろうか。
未成年でもお咎めなく買えるのか。
特別な許可証が必要だという。
州によって扱われ方が違うそうだ。
大抵の州は法律によって禁酒されているそうだ。

タバコの種は簡単に手に入れることが出来るみたいなのだが、あたいは嗜まない。
だが、一服ぐらいはしてみる。
何でも一度は体験しとかんと、もったいない。
挑まなきゃ、何が人生。

インドでインドの酒を飲めるのか。
インドでインドの酒を買えるのか。

アジア中毒。THAI LAND.

The dream of a THAI LAND.

ナコン・シ・タマラートの海。
タイの南方。

粘土に近いような砂。
透き通る海水。
淡い緑色のTシャツに黒いハーフパンツを着たまま。
深さもつま先で立てるぐらい。ちょうど良い。
ちょっと行くと、いきなり深くなっている。
もうちょい行くと、小島がある。
樹だけの小さな島。
泳いで行ける。
ブラジャーの線が清清しく、濃い緑色に浮かぶ。

海底の砂に棲む、奇妙な形の蟲ら。
見様真似の素人シンクロとかしてみたり。
日の光が魚や蟲までを照らす。
地元の男の子の肩に立ち、空中一回転して海にダイブ。
ガジュマルの樹に締め付けられたでかい樹に、登る。
そこからまた海へダイブする。
また登る。
何度もダイブを繰り返す。
ハイテンションになっているというより、
あれはトランス状態に、もう陥っていた。
何度も
何度も
感じる。
じわ、って。
むずかる。
唐突に。
みぞおちが、疼く。
それが何回か、重なって
強く、鳴る。
急に喉へ、クる。
濡れる。
身体の中心から、湧き、あふれる。
何度も
しつこいぐらい何回も。
リビドーが。
何十回も。
身体が、止まらない。

海か樹の上にいるのかわからなくなっていた。
心付くと、樹が海の中にあった。
海底にまたもうひとつ、海が在った。
眩暈。
海に落ちる、と。

誰かに胸ぐらを掴まれ、そこで覚めた。

久しぶりに、快い余韻が残る。
まだ興奮している。
今もだ。
覚めたことが口惜しい。

THAI LAND。

I goes to the THAI LAND once again.

通行止めは致しません故不自由になり得る蛙。

ぬれそぼつ苔。

触られる
殴られる
叩かれる
回される
落とされる
撫でられる
突っつかれる
抱きしめられる
貫きとおされる


喜んで濡らします。
してくれるやつが居るだけで、それだけで十分。
そうくるとお返しもせんといかんな。という意地。
嗚呼嘆きもせんでいられるか日本人のDNA。
義理よ仲よ持たれ持ちつつ。
主よ御返しせんと周りに取り残される、と思いか。
そこは何処。

言うに言う。
己も受身だけじゃいられない性分なくせに。
不器用な苔。

あたいは両方。

二選択とす。



「今のはねぇ、魅力はあるんだけどぉ、後々飽きちゃうかもぅ。そんなタイプぅ?」

「こっちはなんかね、飽きないんだけどさ、刺激が欲しいんで」

「上手くいってねえの?それって本命とキープ持ってるってことぉ?あ、死語?」

「死語かもな。って持ってねって。つーか、せくしーなのときゅーとなの、どっちぃ?って歌あるだろ」

「えー、セクシーなのが好きなんだけどぉ、ときどきキュートになっちゃう男がいぃ。キャハ!」

「それそれ、それとおなじ。飽きないのが一番安心で良いんだけど、ドキドキさせられないと、ダメなんだな」

「あんたはぁ?ちゃんとドキドキさせてるぅ?」

「求めるだけじゃダメなんは、良く分かってるってば」

「キャハ!OKOKあたしはOKOK!」

「そんなヤツが危ないんだボケ。油断」

「だいじょぶだいじょぶ。ちゃあんとホ・ウ・シしてる。ぐへへへ」

「あー、そーまーままま。はいはいなんかヤバいこと言っちゃう」

「何よぅ。カラダ目当てじゃないよぅ。今はねぇ」

「はいはいはい飲みましょ」



ちゃらん

そんそんそんそん

喋るアホウに聞くアホウやそんそん
語るアホウに落とすアホウやそんそん
ぐるぐるみんな同じぐるぐるみんな同じ
こわがらなくても所詮人生うまくいかない

ぶぢゅ
ぶぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅるる
ずっ

笑い続けるさそんそんそんそん
そんなに恨まなくても変わらない
じろじろ見るより自分を叩きのめせ

かん


酒追加一升強がってむ。

南の人は冷え性なのかしゃわるこふ。
 つぃん。
なんてこと言うのそんな腸が冷めちまうこと。
 けひっ。
いざとなればきらめくんだわさおらぁ。
 かひっ。
ぎんやんまの目んだま。
 ぽぴっ。
ふてぶてしい面の猫が車輪に挟まつ。
 ぶにぁ。
なんなんなんなんとなくなんとなくなくソフトマン。
 ちゃか。
エキゾチックなカエルはあんた。
 ぎぅっ。
意味わかんねえけんどもわかるよ愚弟。
思うままにつづってみたらこうならない。
酒が足りん。
もっと飲んだら本当の思うままに。
まだ恥じらいを持ち残している自分が可愛いんね。
一人で、と二人で、飲むには大きな違いがあるんですぁ。
あたいんの場合にゃ湿度ね体温ね気温ね室温ね。いぉろいろいろいろいろソフトマン!
へきいじぶっ。
「ダンサーインザダーク」を思い出しちゃるがよ。今観たらぜって泣く。
おう、ミュージックって?
どこの何人だお前。

先祖は沖永良部に棲む。

ざざあ。ざざあぁ。びしゃんびじゃっ。ざざざざざざざささささざっ



海がたくさんのっている写真集を一枚一枚見開きで二枚、みつめる。
沖永良部島に居たじいさんを想う。
じいさんが生きていた頃、小学生だったあたいに、島は遠くて、
遠くて、遠くて、次はいつ行けるのかわからないと感じたほどに。
そのせいか、より一層じいさんとの記憶が一番綺麗に、みずみずしく、あたいの中に残る。
こびりついている。嬉しいぐらい。
小学生んときの記憶はたんまりと残っているが、全部、色あせている。あの時どんな色の服を着ていたのか、どんな雲があったのか。
じいさんと一緒に居た時の色はもうリアルに思い出せる。
思い出せる、というよりも、頭にあるんだわ。

沖永良部は、少しの時間で、いろいろいっぱいあった。
多分、生まれて初めて、漁船に乗ったときが一番楽しかった。
じいさんは聴者で、コミュニケーションもたどたどしかった。
大きく開けたり閉まったりする口を一生懸命見て、じいさんを一生懸命見つめて。
じいさんは黒に近い茶色をした腕と手と指と身体を、あちこちに向けて
あたいのほおを手で両端からはさんで、あちこちへ向けさせて
じいさんもあたいを見ていた。
身振り手振り物真似でゆったりと話してくれた。 
じいさんの、黒くて硬い肌が好きだった。




ざじゃざじゃざじゃざじゃざざばばっばばばばばばばば


じいちゃんゆれゆれゆれる危ない。

手離せ手離せ。離さーね。かははははははははああーあっこが台湾の島。あっこがフィリピンさぁ。銃がばん。ばん。前。あっこに女がいた。わし今まで二人の女と一緒にいた。子供はみんな一緒にいる。あっこだ。

じいちゃん波がいっぱいなんだけど大丈夫なの。

あっこがあしゃあの島。ばあちゃんとか子供達がいる。あっこは空と雲。ディダガさん。見たらだめ。目痛い。ありゃらとびうお。焼くと食べられるさぁ。サンゴも食べる。そのままじゃなくさあ削る。とうーきびになる。

じいちゃん、でぃだがさんって。何。何。あれ。あれ。お日様だよね。

おひさま。目を隠したら見ていい。ほら、目隠せ。ほら。豚が来るよ。




本当に、じいさんが上の話を言っていたのかは、明確じゃないけど
身振り手振りをするしいさんの身体や顔、口を見て、読み取って
こんなコトを、言っているんだな、と自分なりに受け取った。

今想うと、南の方の島に魅力を感じるようになったのは、じいさんとの時間がきっかけなのかもしれない。
島はいろんな色が、蟲が、ぎゅうぎゅうって集まって、棲んでいる。
それは固まってなくて、どんどん上へ上がっていって散らばって、同じスピードで飛んでいった分、下から盛り上がってくる。そんなイメージがする。

輪を和えり。

誰にも、お菓子をあげてなかったら
いろんなものが無くなっちょった。
赤ん坊に焼き芋をあげたら
一つ拾った。
少女に柿を渡したら
一つ貰った。
兄さんに言葉を伝えたら
一つ得た。
じいさんに気持ちを捧げたら
一つ増えた。
みんなプラマイゼロなんじゃね。
プラスばっかりじゃないんの。
マイナスばっかりじゃないんさ。

移動して移り気な視点。
自分。

気付け。
気付かんでいいよ。
どっちでもいいんじゃない。
あなた次第でどうにでもなる。

何処かで気が巡る。
不規則に規則正しく。

物理的な出来事。
誰でも自分の蟲を飼ってる。


とりーとおあとりっく。

どうでもいいことだが、マントに黒帽子とか、日本人にはあんま似合わない。
浮いてた。
ひょんと、似合う人も居るが。
かぼちゃとか被り物はセーフ。あたい的に。
せっかく日本人に生まれたんだから、ぬらりひょんとか、座敷わらしとか、日本の妖怪の仮装をやればいいのに。

ハロウィンならず百鬼夜行。