コロナ感染予防6か条プラス1
・感染は気が緩んだ自宅で起こると理解し予防策を常に怠らない
・予防策は「マスク・手洗い・うがい」が基本
・日常を共に過ごす家族メンバー以外は感染源と考えて対応する
・自分が感染源であり「1対1」でも感染する可能性を認識する
・外出先で常に感染予防策をとる
・親しい人にも予防策実行の指摘をすることに躊躇しない
プラス1として、6か条を守るが故に、家族特に小さい子供達とのスキンシップをしっかりと行うことが重要です。
今日から1ヶ月これを確実に守って下さい。
内科医そして免疫学研究者として皆さんにお願いです。
感染症の拡大要素として「密閉」「密集」「密接」の因子が重要であることは、11世紀初頭に書き残されているほどに感染症医学の常識です。その観点から新型コロナウィルス感染症(以下、コロナと略)がパンデミックとなっている現状を観察すると、治療薬もワクチンもない今の段階では、ある程度コントロールすることはできても「制御することはまだ難しい」ことが分かります。では国の経済を悪化させることなく国民の生命を守るには具体的に何をすれば良いのか。それは感染症予防の基本に戻ると見えてきます。
コロナ対策として日本国民はそして地方自治体の首長さえもが「国に指示を出して欲しい」と求めていますが、国は既に法律が許す範囲で限界まで努力をしてきており、また国民に繰り返しお願いをしています。それでも感染拡大が止まらない原因は唯一つですが、それは後の影響を恐れて誰も言えないでいます。
その原因は「気が緩んだ国民が自分自身で感染機会を作り出している」という事実です。以下に説明します。
先週から家族内感染が増加しているとニュース報道がなされていますが、日本小児科学会による今年10月8日の発表では、小児コロナ患者に感染させた人の78%が家族です。こうして家族内感染の例が急増している理由は2つあります。
第1は、「普段一緒に暮らしている家族」が外出先で感染し、その後自宅に戻って家族を感染させる例です。これは良く報道されている例です。外出の理由は日常勤務であり食事や娯楽そして旅行等様々です。
第2はより重要で、「普段一緒に暮らしている家族」以外の人を家庭に呼んでいて、その人が感染源となり、またその逆が発生する例です。こうした訪問者は、遠隔地から帰省する子供や親に加えて、最近流行りの外出自粛故の『自宅』で開催するお茶会、女子会、飲み会やパーティーがあり、ここに親しい友人や近親者が呼ばれて接触感染を起こします。「普段一緒に暮らしている家族」以外の人は全員が感染源となるリスクを認識している人が少なく、気の緩みが拡散を大きくします。
私自身が各地の感染症専門医や保健所職員そして一般の人々に聞き取り調査をした中から例を挙げます。
・若い年代層も高齢者層も、個人レベルではコロナ感染への警戒心が高くて感染予防に気を遣っています。しかし会食等で数人集まるとマスク着用や大声での会話への指摘をすることに「遠慮」してしまい、しかも「気分高揚」が加わって「マスクをしてください」や「大声で話すのを止めましょう」などの注意を「その場で言い出せなくてズルズルと時間が経過していった」と大多数の人が発言しています。毎日精一杯の注意を払っているのに「その場になると言えなかった」というのが本音です。日本人の典型的な行動です。実際には「自分達は自粛への努力をしている」と考えて外出を控えていて、食事もテイクアウトを利用するのですが、こうした集まりの多くが「自宅」で行われていますので、外出自粛をしていても自宅や安全と思われている場での感染がじわじわと広がっています。
・人口が少ない地方県や地方都市ではコロナ患者が少なくクラスター捕捉も容易で完全にコントロールされているので「コロナに対して住民もまた医師も感染拡大が起きている大都市で思うほどの警戒心を持っていない」という事実があります。そこに感染地域からの訪問者や里帰り者が入ってくると、正に上に示した会合や会食が「自宅」で行われ、参加者が親密であるが故に「その場になると言えなかった」という「遠慮」と「気分高揚」の結果として接触感染が発生します。その後にこれらの人々が他都市の自宅に戻って家庭内感染を起こし、また他の場所に移動してさらに感染が拡散しています。
国民の大多数がコロナ感染防止のために努力をしているのですが、それでも上に書いた様な「小さな理由と小さな誤解」とで気付かない内に他人を感染させ、また他人から感染させられてしまっている現実があります。しかし一般の人々には、政府、分科会、知事達、専門家達から繰り返されるメッセージはもう耳に入っていきません。加えて当然ながら、いかなる予防措置も取らずに勝手に行動している人も想像以上に数多く存在します。
では私達は具体的に何をすれば良いのか。それは極めて簡単で「コロナ感染予防6か条プラス1」を守ることです。
これは容易に実施でき安価であり効果的です。これを最低1ヶ月続ければ感染抑制効果が見えてくるはずです。
この「コロナ感染予防6か条プラス1」を若年層から高齢者層まで幅広く伝えて啓蒙を行い、特に感染予防策を守らない人達に上手に注意を喚起するためにSNSの影響力をお借りしたいと思います。
方法はTwitter、Face Book、InstagramでもYouTubeでも構いません。メッセージを「お笑い」のオブラートに包みそして「楽しみ」に載せることで広げられないかと考えています。皆さんのお力を借りて「コロナ感染予防6か条プラス1」を広めたいと思います。是非ご協力下さい。今日から行動することが必要です。