「センスが良い」とか「センスが悪い」という言い方がありますね。


「センスが良いな」と感じるモノに触れると心地よさを感じますが「センスが悪いな」と感じるモノに触れると疑問や、時に不快感を感じます。


ふだん何気なく使っている言葉ですが、


「センス」って何?


と問われると答えに困ってしまいます。

今日はこのわかるようでわからない「センス」の正体を「のぼかん」で観てみようと思います。


「のぼかん」六つの形分けでは直情の形となり、自分の価値観に対して忠実であり、何時でも何処でも状況に関係なく自分のスタイルを通す。そのことが時に頑固さと、時に信頼に繋がると観ます。


次に字の理論で観ていきます。

一画目の右斜め上方向を向いた「つ」のような形で、周囲の情報を受け止めますが、斜めになっていますから全てを堂々と受け止めるというよりは、自分の価値観に沿うものを選択する、つまりはその意図ににプライドを持って受け止めると観ます。

右先端部が内側に鋭角さを持って範囲を定めると同時に受け止めた情報の中より必要なものとそうでないものをシビアにチェックし不要なものは左右の端から流すと観ます。

続いて「つ」の左端より少し内に入った部分に保守の質を有する「L」を書き、その取り込んだ情報の範囲を絞ります。こうしてこの全体を余裕と安定感のあるぶれない意思とします。

「つ」の右先端部と「L」が向き合っているところに、常に入ってくる情報に対し向き合っている姿勢も観ます。


「セ」で意思とした事を続く保守の質「丶」を書き集約します。

「丶」の左下より斜右上方向に向かって保守の質を有する「/」を勢いよく書くことで、自身が意思とした事を客観視しながら向上心と勝気さを持って「セ」の意思をより反映し強固なものとすると観ます。


続いて「セン」で強固にした意思を革新の質を有する「フ」でしっかりとその意思を受け止め、自分らしさを大切に伸びやかに表現し、「フ」を背面から支えるように「ヽ」を書き「ス」とすることで左右のバランスが生まれ、しなやかな安定感も持つと観ます。


また、三文字とも囲いのない線だけで構成された感性の字であること、画数の少なさより、カタカナ全般に言える事だと思いますが、情報の受発信が得意で気遣い気配りに長け、明快さ計算力を持つと観ます。


おおまかにまとめますと「センス」とは、たくさんの情報の中より自分の価値観に沿うものを取り、自問自答しながら意思としたものをさらに客観視する事で、より確実なものとし、自分らしさを大切にしながらも、多くの人が納得するような形で堂々とおおらかに表現していくと観ます。


ということは、「センス」とは最初に提供する側・される側双方ともに「自分の価値観」があることが前提になっているとも解釈できそうですね。

あるいは「基本」に忠実な姿勢があり、そこから自分らしさを展開していく姿勢とも考えられそうです。ともあれ、ある種の「拘り」を有するものですから、ともすると「自己満足」「独りよがり」ともなりかねない世界観を、表現する時に「周囲をも納得する形」で「周りに気を配りながら」表現することでバランスをとっているのかもしれませんね。


一般に「センスが良い」というモノには、「センス」の文字から観る、明快な意思とそれを極め貫こうとする潔さと気遣いを感じるから心地良さを覚える。「センスが悪い」というモノは、「センス」の文字からまとめられた要素を満たせていない状態ということでしょうか。


ふだん何気なく使っている言葉ですが、こうしてあらためて意味がわかったことで、自分が無意識に受けていた影響なり反応に合点がいきました。この歳になっても知らないこと、知ったつもりになっていることが多いことに驚くと同時に知らないことを自身の力で考え納得に至ることができる「のぼかん」の学びと共にあることに深い喜びを感じます。


今月もありがとうございました。



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