
73年の彼の1stソロアルバムです。私に多大な影響を与えてくれた年上のいとこの家で聞きました。
ビリーは、1971-73にかけて、J.マクラフリンン率いるマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーとして
活躍しました。解散後に同グループに参加していたヤン・ハマー(k)、後にディープ・パープルに
参加するトミー・ボーリン(g)、SSWのJames Taylor(ジェームス・テイラー)お抱えのベーシストだった
リー・スクラー(b)、ジョー・ファーレル(fl、sax)、ジミー・オーウェンズ(flu-horn)、ジョン・トロペイ(g)、
ロン・カーター(b)、ライ・バレット(per) らが参加しています。
激しいリズムと、エレクトリック楽器の多用が当時話題となりました。
2曲以外は、ギター、ベース、キーボードらとのカルテットです。
私は当時まだ、ジェフ・ベックを知りませんでした。その分、トミーのギターに衝撃を受けました。
このアルバムも色々な良さがあると思いますが、これはもう1曲目の「Quadrant 4」のかっこよさに
尽きると思います。手数の多いコブハムのプレイの中でもスゴイ部類に入るのではないでしょうか。
1曲目の「Quadrant 4」がドラムのタム打ちから曲が始まります。
曲の出だしから、J.ハマーのシンセの音色、フレーズともギターを強烈に意識しています。
かなり長く、シンセソロが続きます。そしてA♭のブルーズの流れがカッコイイです。
テーマの部分で、ギターとシンセのの高速のシンコペーションにシビレました。
いよいよ、ソロが始まります。なんと言ってもトミーのソロがすごすぎます。
当時珍しいエコープレックスを、本来の使い方とは違う反則気味の使い方で、
個性を出していると思います。アイディアがすばらしいです。
ソロ終盤のアーミングも激しくて上手いと思います。
3曲目のTaurian Matadorもなかなかのものです。
また4曲目のStratusはジェフ・ベックも、後の自分のアルバムで演奏しています。
この辺の荒っぽいスタイルが、リッチーの後継者としてパープルに招聘された所以だったんでしょうかね。
私は、リッチーの後任者になったと聞いたときには、凄く驚きました。
以前に在籍していたJ.ギャングやその前のZepherの音を、いとこから聞かされて知っていたからです。
スタイルが違いすぎましたから。
それにしても、25歳で急死したトミー・ボーリンが生きていれば…と思わざるを得ません。
彼が参加したアルバムで同傾向のものにW.リポートのドラマーだった、
Alphonse Mouzonの「Mind Transplant」があります。これもスゴイプレイがありました。
いつか記事にしたいと思います。
ちなみに、B.コブハムは、今も現役でプレイしています。
彼のアルバムもいろいろ聴きましたが、やはりこのアルバムが一番印象に残っています。
フュージョン/ジャスのカテゴリの記事にしていますが、ジャズロックだと感じています。
プログレ色の強いアルバムだと思います。
