昔、当病院のリハビリスタッフが不足し厳しい状況になった時がありました。
困り果てていたところに、同じ法人内の通所リハ施設のセラピストが応援に来てくれたのです。
そのときの病院でリハビリ部門を担当していたスタッフはいないので誰も知りません。
当時、病院はその通所リハ施設のスタッフでピンチを乗り越えたのです。
今度はその通所リハ施設で退職者があり、次の入職者が来るまでの1か月間がピンチになりました。
現在、病院のリハビリ部門の責任者は部長代理が務めていますが、
現場と相談し何とかして応援に行きましょうと返事を頂きました。
しかし、2度の交渉も良い返事をもらえなかったようです。
部長代理は、本当に申し訳なく感じているようで、自分も諦め別の方法を模索したのですが、
なかなか良い知恵が浮かばなく、最終手段を取りました。
通所リハ施設のセラピストの勤務を調整し、応援に行く日数を減らして依頼する方法です。
合計で14日になりました。そのうち6日間を通所介護のセラピストに依頼し、
残りの8日間を病院のセラピストに依頼したのです。
通所介護のセラピストは2名しかいませんが、6日間を調整してくれました。
そして病院の部長代理に再度依頼し、彼は反対している主任を飛び越え、
2名のセラピストに直接相談してから主任と相談し、承認を取り付けたようです。
その行為を「卑怯なやり方」というスタッフがいたようですが、
主任よりも部長代理に権限があるのは当然です。何故、卑怯なのでしょうか?
今回の部長代理の取った行為は、法人内の問題を協力することで何とかしたいという思いからです。
本当に感謝しています。
また、「自分たちばかりがババを引いている」ような発言も聞こえてきましたが、
通所介護施設は2名のセラピストしかいませんが6日間も協力してくれます。
悪いところばかりを見れば、「ババを引いている」ようにしか思えないかもしれませんが、
我々の日々の仕事は、自分たちの知らない場面や立場で、
多くの人に支えられ協力もあって成り立っているのです。
それを感じ取って仕事に向き合ってもらえたらと思います。
今回は、多くのスタッフに迷惑を掛けました。
日々実績に追われながら仕事をしていることも知っているので心が痛みます。
そのなかで協力をいただき、心から感謝しています。
自分も皆さんに負けないよう一生懸命働きます。