私が結婚をしたのは27才の時です。

同じ職場の人でした。

 

 

 

私は仕事での悩みを抱えていて

彼にいろいろと相談し

助けてもらったりしているうちに

彼の頼もしさを感じていた頃

 

 

 

おつきあいをするようになり

プロポーズ

 

 

 

彼と結婚することは決めたものの

仕事での悩みは解決できず

結婚と同時に

仕事は辞めることにしました。

 

 

 

彼が転勤することになり

私はその場所に一緒に行き

しばらく

専業主婦でした。

 

 

 

 

その半年後くらいに

彼の様子がおかしいと感じました。

しばらくすると

彼が勤め先に

行けなくなってしまったのです。

 

 

 

 

病院に行くと

「うつ病」の診断

 

 

 

私も同じ職種で働いていたため

彼の辛さもよく分かりました。

 

 

 

 

そのため

私は彼の1番の理解者になって

彼のためにできることはなんでもしよう!

と思ったのです。

 

 

 

 

彼は半年休職し

その後

復職しましたが

半年でまた勤め先に行けなくなり

そこから

1年半休職しました。

 

 

 

結婚生活が始まって

このようなことになり

出口の見えないトンネルに

入ってしまったようでした。

 

 

 

しかし、私は

この状況をポジティブにもとり

 

 

 

 

ここを乗り越えれば

きっと、いい夫婦になれる!

 

 

と思っていました。

 

 

 

 

 

私が何をしたかというと

・彼の話はとことん聞くようにする

・彼の心身の負担になるようなことは

 させない、頼まない

・私は元気でいる

・彼が休職している時はゆっくり休めるように

 彼が仕事をしている時は仕事に専念できるように

 家の事は全て私がやる

 

 

 

 

この先、どうなるんだろう?

と不安になることもありました。

 

 

うつ病の人との生活は

こちらもどう接したらいいのか悩んだり、

元気がない人と一緒にいると

自分の気持ちも沈んでしまうこともよくありました。

 

 

 

ですが、

彼のために自分ができることは

全てやろう!

と思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、

数年が経っていくうちに

私が彼のためにできることを

がんばってしたからといって

彼の病気が良くなるということは感じられず、

 

 

 

次第に

 

自分の無力さを感じるようになりました。

 

 

元気のない人とずっと一緒にいることが

辛くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

このころから

自分の辛さをなんとかしたくて

いろいろな自己啓発本を

を読むことが増えたんです。

 

 

 

 

いろいろな本を読んでいくうちに

私は彼のためにできることはするけれど

 

彼の病気が良くなるかどうかは

私のがんばりとは関係ないかもしれない!

 

という思うになりました。

 

 

 

 

 

ある本にこんな言葉がありました。

 

相手が気分を悪くしていても

それは相手の問題だから

自分は自分のご機嫌をとることが大事

 

 

 

その言葉は私の胸に響き

とても大切なことのように

感じたのです!

 

 

 

それからは

 

自分が心地よくなるような選択をするようにし、

自分の気持ちを優先し、

無理して完璧にやらない、

がんばりすぎない

ということ意識するようになりました。

 

 

 

この

自分の機嫌を自分でとる

ということを意識したことで

私の気分は上向きになりました。

 

 

しかし

彼にとって

このような私の変化は

 

楽しいことを優先して

自分のことや家のことを

後回しにするようになった妻

 

と映ったようなのです。

 

 

 

 

 

 

彼が休職から復職した時に

 

仕事をがんばっていて辛い自分

楽しそうな妻

 

という見方で

彼が自分と私を見るようになりました。

 

 

 

 

 

ある日

彼が私への不満を強くぶつけてきたのです。 

 

自分はしんどい思いをして

仕事をしている

あなたはそれをしていない

 

自分と同じだけ稼ぐか

自分と同じお給料分の家事をするべきだ!

 

と強い口調で

私に言ってきました。

 

 

 

 

 

 

私は

彼と同じお給料を稼ぐべきなのか?

彼のお給料分と同じだけの

家事をすればいいのか?

 

 

と考えたのですが

何か違うと感じました。

 

 

 

彼が不満を口に出したことで

スッキリし、

数日たって

何事もなかったように

また日常を過ごせたら

離婚にまでならなかったように

思うのですが

 

 

 

彼の私に対する不満や怒りは

私が話しかけても無視をする

という態度に変わり

いつまでもその状態が続いたのです。

 

 

 

私が謝ればいいのか?

私は夫に対して

そんなに悪いことをしたのだろうか?

と考えました。

 

 

 

家の中はとても冷たく感じ

私は生きている心地がしませんでした。

一緒に暮らしているのに

会話もできないし

私に対して常に苛立ちの態度の彼

 

 

 

私の精神状態は限界になりました。

家にいることが辛くなり

家を出ました。

 

 

 

その後

彼とどんなに話をしても平行線。

 

 

私は彼の思い描く奥さんには

なれないし 

彼の仕事の辛さやしんどさを

私がどうにかしてあげられるとも

思えませんでした。

 

 

 

彼との関係をなんとかして

修復することがいいことなのか?

離婚することがいいことなのか?

 

 

 

すぐには答えが出ませんでしたが

悩みに悩んで

彼と離婚をすることを選びました。

 

 

 

 

離婚を選びましたが

この選択をするまでに

ものすごいエネルギーを使いました。

 

 

 

離婚を決める前後の

辛かった時のことをこちらに書きました。