新メンバーのKです。
備忘録と日本語の勉強を兼ねて(日本人ですが。。。)、いろいろと投稿していきます。
初の投稿で紹介させて頂くのは、伊坂幸太郎氏の作品「アヒルと鴨のコインロッカー」です。
![]() |
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
Amazon |
御多分に漏れず、amazonよりあらすじの引用です。
「引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は――たった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ! 清冽な余韻を残す傑作ミステリ。」
意味不明ですね。
誰しも、新生活の始まり、新天地でのスタートは胸が高鳴るものだと思います。
私も高校を卒業し、一人暮らしを始めたときは、そりゃもうテンションアゲアゲだったものですよ。
自分が主人公になったかのような謎の無敵感。誰しも同じような経験はあるかと思います。
しかし、その新天地には昔から住んでいる人がいて、新たなコミュニティには新参者として入るわけで、主人公に必ずしもなれるわけではないのですね。
この物語の主人公、アパートに引っ越してきた青年はそんな境遇です。
物語は、悪魔めいた印象の長身の青年を取り巻く、過去の物語が中心で、主人公の青年はそこにはいません。
しかし、特定の出来事の中心ではなくても、その人物の出現により、展開が大きく動きだす。
そんな物語です。
伊坂氏の作品は、基本的に登場人物が良い人ばかりで、この作品も同様に、温かい雰囲気で物語が進みます。
更にはこの作品では、2016年度のノーベル平和賞と受賞したことでも有名な、ボブ・ディラン氏の「風に吹かれて」が度々登場し、作品と何ともノスタルジックな雰囲気にさせてくれます。
このまま自分もこの作品の世界に入りたい、と思わせるような素敵な雰囲気。
しかし、あらすじにもある通り、この作品はミステリー。
正に衝撃の展開へと続きます。
所謂叙述トリックというものですが、是非とも騙されて頂きたいと思います。
ちなみに私はこの作品で叙述トリックというものにとてもハマり、有名作品をその後読み漁りました。。。
他の作品も、追々紹介できればと思います。
ちなみに映画化もされているようですね。
こちらは観ていないのですが、あの展開をどうやって映像化したのかとても楽しみなので早めに観ようと思います。
![]() |
アヒルと鴨のコインロッカー
Amazon |
ぜひともボブ・ディランを聴きながら、引越しをした時の気持ちを思い出しつつ、読んでほしい作品です。
余談ですが、私の知人はボブ・ディランとボブ・マーリーを勘違いし、レゲエ溢れる、何とも陽気な作品と思って読んでいたそうです。
written by K

