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白金総司と「お月見!」





~グッドエンド~







個室の月見窓から、満月が見えている



時間を見計らってお膳が運ばれてきた




「じゃ、これもマリアに食べさせてもらおうか」

「……せっかく着物を着ているんだ、晩酌以外にも色々としてもらわないとな、口移しとか…」


「えっと、でも!」


「なら、お前からキスの一つでも貰えば、晩酌だけにしてやってもいいが、どうする?」



「………」

「……総司さんは意地悪です」


「嫌いになったか?」


「……嫌いになんて…なれないです」


「当たり前だ、たとえ嫌いになったとしても、俺がお前を離すとでも思っているのか?」

「お前は、ずっと俺の傍にいろ」


「はい……」




自然に総司さんとの距離が縮まり抱きしめあう


衣擦れの音がする中、外からは鈴虫の鳴き声が微かに漏れる



「っん…」


「マリア……」



唇を重ねると、総司さんの温度が伝わってくる

着物を着ている分、肌が触れる部分が少ないのが、とても歯がゆく感じる




「真澄に触られたところはどこだ?」

「身体を洗ったとはいえ、ちゃんと消毒しないとな」


「え!?」


「俺の肌の温もりと、感触、そしてちゃんと俺の者だって印をつけてな」


「っ…!」



首筋に強く口付け、痕をつけていく



「ほら、あと何処を触られたんだ?」

「言わないと、俺が好きなようにつけるぞ」


「そ、そんな…覚えてません!」


「なら、俺が好きなだけつけるとするか」


「えっ、あっ…!」



言うが早いか総司さんは、激しいキスを仕掛けてくる


それは嫉妬と愛情の現われなのか、総司さんのキスはなかなか止まらなかった





「……そろそろ時間だな」


「っつ、え…?」


「この個室は特殊な作りをしているんだ」

「時間によって月は場所を変えるだろ? その為に、いくつもの小窓がある」



そう言って、円状の障子を閉めると、部屋の明かりを消した



天井が真っ二つに分かれて、空がのぞき、夜空と月が真上に現れた



「素敵……」


「今宵は月灯りだけでも、お前の姿がよく見える」


「……幻想的な空間ですね……」


「ああ、そうだな……」



いつのまにか総司さんは私の後ろへと身体を動かし、私を抱きしめた


うなじをゆっくりと撫であげられる



「…っ…ん」


「どうかしたのか?」


「総司さんの……手が…」


「手がどうした? 身体がもう、こんなに熱くなってるぞ……」

「さっきのキスで興奮したのか?」


「…んっ!」



総司さんが意地悪な笑みを浮かべて、私の唇を奪う


幻想的で、優しい月灯りの中で、私たちはいつまでも唇を重ねあった













 ―グッドエンド― ~fin~





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キャー甘~~い!


このグッドエンドは、なんかなんか、すご~く好きなシチュだな~~(〃∇〃)



総司さんの無茶振りがなんともいえないし……

独占欲も、いい感じ…


「……たとえ、嫌いになったとしても……」


「お前はずっと傍にいろ」


この言葉…反則~~(//・_・//)


あ~言われたい……



(でも、実際は……こんなこと言われたら、「そんな無理…」とか、

言っちゃうんだろうな……はぁ~)







~お知らせ~


イケ契お月見イベント、たくさんの方にご閲覧いただきありがとうございます。

いよいよ次は、プレミアムエンドに続くわけですが、プレミアムエンドは自己都合により、

アメ限UPとさせていただきます。ご了承下さい。