どうも、もっちゃんこと、コニュニケーション・トランスレーター(CT)でコーチングを活かして、人々の感情を整える国際コーチング連盟ACCコーチ(現役高校教師)の川本真一です。
今日は、IB(国際バカロレア)校で関わった卒業生と話す機会がありました。
担任をしていたのが4年前。20歳になったとのこと。
近況を聞きながら、現在在籍している大学での「違和感」について、話しがありました。
IBでは、15名程度のクラスで、お互いに意見をぶつけ合うことが日常です。暗記モノの試験ではなく、数千文字のレポートが課されることも頻繁にあります。
そんな環境が「当たり前」となって、大学に進学していくと、大学ではもっと、激しい意見のやり取りや広く深いレポート課題に悶絶することを期待します。
が、日本の大学では、偏差値に依らず、今だに受け身の講義が散見されるのが実情。
彼の進学先は国内では偏差値的にトップレベルですが、期待値が大きかった分、理想と現実のギャップも大きかった様子でした。
高校でも「自分の考え」を持ちましょう、というフレーズは普通に耳にします。
が、実際「自分の考え」ってなんだろうと、じっくり思いを巡らす時間は与えません…。
「自分の考えは…」と立ち止まろうものなら、次々にやらねばならないことが、溜まり、滞っていく感じ。
あらためて、やらねばならないことの多さや余白の少なさを感じます。
そして、就活で結局また「自分の考え」や「自分軸」について思いを巡らしていくことになります。
勤務校では期末試験真っ最中。4日間で12科目という過酷な日程が終わると、翌日には模試が…。さらに期末試験の前日に英検の面接があった生徒も…。
大人以上に忙しい毎日。
せめて、彼らの夏休みが、
少しでも立ち止まって、
たっぷり息を吸って、吐いて
自分の足元や周囲をじっくり眺める、
そんな時間を持てるものとなればいいなぁ。