昨日の下北沢Daisy Barでのライブにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
そして呼んで下さったELECTRIC LUNCHさん、レコ発おめでとうございます。
とても良い雰囲気のイベントでした。
僕たちもレコーディングが楽しみになりました。
セットリスト
1 Ruby Morning Song
2 Lilliput
3 Cookie cutter
4 Ghost sore throat
5 Scarecrow walks
6 bug

僕の住んでいる所では夜中に軽く雪が降りました。近所の駐車場に車を停めて家まで十分程の道を歩くのですが、ちょうどそのときみぞれが完全な雪に変わり地面に落ちては薄い層を作っていました。
これから下北沢Daisy Barでライブです。


僕は少年時代、夏の終わりと冬の終わりに必ずとも言って良いほど高熱を出す風邪をひいていました。確か小学校5、6年生の頃まで。
そうするとよく祖母と近所の医者に行くのですがそこの待合室には宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」ののれんがかかっており、そこで待つ患者さん達はそののれんを真剣な顔で眺め中には声に出して音読するお年寄りもいました。そんな人達に怯えながら僕も同じようにのれんを眺め、読み、意味を理解しようとしました。小学校の低学年では習わない難しい漢字も高学年になるにつれ読めるようになり、その詩の意味を全て理解できたときは少しだけ感動したと同時に風邪に負けてる奴らが何を真剣な顔して「雨ニモ負ケズ」を読んでんねん!と思いました。

雨ニモ負ケズ
風邪ニモマケズってか。と。
その頃の僕は冬にも夏の暑さにも負けていました。
今は一体何に勝てるだろうか。
春が来た。春についてのことばかりをブログに書いてすみません。でもやっぱり一番好きな季節なのです。そして、今年はもしかしたら花粉により少しだけ目が痒いです。ついに花粉症になってしまったのでしょうか。

大好きな春は年を重ねる毎にどこかほんの少しずつくすんでいくような気がします。それはまるで何回も何回もダビングを繰り返したビデオテープのように色々な記憶が雑になって細部まで思い出せなくなっていくような感じです。そんなじじいみたいなことを考えていました。きっと春のせいでしょう。

きっと春が含む何かをもっともっと肌で感じることができたら綺麗に思い出せることもあるかもしれないです。