行政やメディアが、珍妙な方法で、人々の考えや印象を操作している。珍妙であるのに、多くの人が、操作されていることに気づいていない。

 

いや、操作されている事が前提にあるからこそ、操作されている事に気づいていないんだろう。

 

人々も、行政やメディアの操作を潜り抜けようと、海を泳いでいる。しかし、それすらも「操作」であることに気づいていない。

 

人々は、過去がなかったことになったり、いつの間に敵が変わっていたとしても、誰もが今まさに直面している物事、直面している憎悪にしか反応していない。過去を振り返る、ではなく、過去そのものがそもそもなくなっているかのように思っている。

 

今や真実なんてものは存在せず、ただ法律や国家、権力が存在していて、それに従う事がこの世に生存する唯一の方法であると、人々は思い込んでいる。

 

存在は、認識されて初めて存在する。つまり認識がなければ存在自体しない。

 

認識は、記憶に委ねられる。

 

脳は、全てを記憶する。ただ、引き出せるか出せないか、だ。

 

それにすら気づいていない。

 

 

今まさに人々の闘いが終わろうとしているのかもしれない。

 

闘いの果てにあるのは、愛だ。

 

その愛は、あなたにとって何を意味する?