みやづ・ミツバチプロジェクト -2ページ目

みやづ・ミツバチプロジェクト

エネルギーや食、農、暮らし、自分たちの町の事など共に考え発信していく個人のグループです。京都府宮津市

今月24日、メンバー3人で「ミツバチの羽音と地球の回転」を観に行きました。

「守.jp」さん主催の自主上映会で、京丹後市網野町にある守源(もりげん)旅館のお座敷一室が一日映画館となりました。昼の部と夜の部の2回の上映で、それぞれ30名ほどが来場しました。

守.jp
http://守.jp/pc/index.html

守源旅館
http://www.morigen.com/index.htm


映画の舞台は山口県上関町、瀬戸内海に浮かぶ島「祝島」。
原発建設計画に直面する島民の姿と、地域自立型のエネルギー政策に取り組むスウェーデンの試みを通し、日本の電力政策の在り方を問うドキュメンタリーです。

今年3月の東北関東大震災・福島原発事故が起こる前に公開された映画ですが、とてもタイムリーな題材のため、今でも全国各地で自主上映会の活動が広がっています。

「ミツバチの羽音と地球の回転」オフィシャルサイト
http://888earth.net/index.html

祝島HP(上関原発問題のページ)
http://www.iwaishima.jp/


「反原発の一方的な視線で描かれている」など賛否両論あるようですが、メンバーの感想としては何れにせよ「とても良かった」です。

この映画は福島の原発事故が起こる前のものなので、島民は原発建設によって漁業への影響や環境汚染を懸念し、反対されています。

祝島周辺の海は、生物多様性の美しい海ですが、原発建設により埋め立てや、稼働された場合に放出される(1秒間に何トンもの)温水により、潮の流れが変わったりしてその美しさが失われるかもしれません。

~この島の自然を後世にも残したい。子どもたちを守りたい~

島の人の願いは、ただそれだけです。

様々な立場の人が居て、お金のことや政党で対立したり、世間体など「おとなのしがらみ」がありますが、子どもには関係ないことだと思います。

そして福島の事故が起こってしまった今、放射能による取り返しのつかない深刻な問題が日本そして全世界に突きつけられる事になりました。

経済や政治に支配されているようでは、人の在り方というものが本末転倒な気がしてなりません。

次に原発事故が起これば、誰も「想定外」とは言えない今の状況。
そして環境問題、核廃棄物の問題、エネルギーの未来…
今、ヒトの感性や想像力が問われています。