2021(令和3)年4月

 

昨年末からのコロナ禍で引きこもりがちな日々を送っています

 

日々の楽しみは

 

米アメリカンリーグ西地区のロサンゼルス・エンゼルス大谷選手の活躍ですね

 

そしてもう一つは今年4月に加入したネットフリックスによる

 

映画・ドラマ鑑賞です

 

まず仏カンヌ、米アカデミー賞で最高賞を受賞した

 

注目の韓国映画『パラサイト』をみてみました

 

2019年制作  132分

 

 

2019年5月、第72回カンヌ映画祭で最高のパルムドール賞

 

2020年2月、第92回アカデミー賞では

 

作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の4部門を受賞しました

 

非英語作品賞の受賞は史上初のことでした

 

韓国では2019年5月30日に公開され観客動員数は1000万人を超え

 

日本では12月27日に限定公開後、2020年1月10日に公開されました

 

あらすじ

 

キム一家は全員失業中で薄汚れた狭い半地下のアパートに住んでいました

 

ギウ(チェ・ウシク) ギテク(ソン・ガンホ) チュンスク(チャン・へジン) ギジョン(パク・ソダム)

 

 

一家は近所のピザ屋の宅配箱組み立てる内職等で

 

何とか生活をしていました

 

 

 

ある日、ギウの友人で名門大学に通う青年ミニョク(パク・ソジュン)が現れ

 

富をもたらす山水景石という岩を渡します

 

ミニョクは自分が留学する間

 

パク家の女子高生ダへの英語の家庭教師をやらないかと勧めます

 

浪人中のギウは教える資格がないとためらいますが

 

高い報酬のこともあり仕事を引き受けることを決意します

 

 

ギウは名門大学の入学証書を偽造し

 

ケビンという大学生のふりをして高台の高級住宅地を訪れます

 

立派な邸宅は、もとは有名な建築家が自ら建築し住んでいたものでした

 

 

パク夫人(チョ・ヨジョン)は授業の様子を見学し

 

物おじしない態度で授業を終えたギウを信頼し

 

娘のダへ(チョン・ジソ)の英語の家庭教師にOKをだします

 

 

 

帰り際、壁に息子ダソンの絵が飾ってあることに目を付けたギウは

 

パク夫人が絵の家庭教師を探していることを聞き出します

 

ギウは一人思い当たる人物がいるとパク夫人に言います

 

 

後日、ギウの後輩を装ってギジョンが

 

ジェシカとしてパク家を訪問します

 

 

人の好いパク夫人は疑うことを知らず

 

インターネットで調べた専門用語を使って達者に話すギジョンに

 

すっかりパク夫人は信用し

 

ダソン(チョン・ヒョンジュン)に絵を教える先生として雇います

 

 

丁度その夜、仕事を終えたパク氏(イソンギュ)=IT企業社長が帰ってきました

 

パク氏は、夜道を女性ひとりで歩かせるわけにはいかないと

 

運転手にギジョンを送るように言います

 

 

その車中、運転手はしつこく家まで送るというが

 

家を知られるわけにいかないギジョンは断ります

 

そしてギジョンは策を巡らせ、こっそりパンティを脱ぎ助手席の下に押し込みます

 

翌日、車からパンティを発見したパク氏は

 

運転手がコカイン漬けのカーセックスに使ったと考え解雇するのでした

 

運転手がいなくなり困ったパク家に

 

ギジョンは親戚に良い運転手がいると進言し

 

こうして、父ギテクもパク家にお抱え運転手として雇われます

 

 

パク家につかえる家政婦のムングァン(イ・ジョンウン)

 

先の住人、建築家の代からの家政婦です

 

 

彼女にはこれといった欠点はありません

 

しかしムングァンがひどい桃アレルギー症だと知ったジウは家族と策を巡らせ

 

ムングァンに桃の表皮の粉末を浴びせます

 

 

ギテクはパク夫人に韓国で結核が流行っているという話や

 

ムングァンを病院で見かけたという話を吹き込み

 

アレルギーでせき込むムングァンの様子をみせ

 

ムングァンの捨てたティッシュにソースで血の付いたように偽装し

 

パク夫人に見せるのでした

 

 

こうして母チェンスクもパク家の新らしい家政婦として雇われます

 

 

キム家の家族4人は家族であることを隠し

 

パク家の職にありつくのでした

 

題名の『パラサイト』とは英訳で寄生生物を意味

 

貧困のキム一家が裕福なパク家に取りつくさまはまさしく

 

パラサイト(寄生生物)そのものですね

 

ただパク家の一人息子ダソンだけは同時期にパク家に入ってきた四人が

 

同じ匂いを持っていることに気づいています

 

続きます