2019(令和元)年5月10日(金) くもり

 

竹生島の見学を終え

 

バスは彦根市から琵琶湖の東、近江盆地を南下します

 

今日の昼食会場、金亀酒造さんに着きました  12:50分

 

 

創業、安政元年(1854)の老舗酒造です

 

 

今日は、その金亀酒造、岡村本家にての昼食です

 

 

最近、バスツアー向けに昼食の新事業を展開されたのか

 

工場の一部を改修され、まだ間がないように思われます

 

既に鍋物と炊き込みご飯が準備されています

 

 

食事の早い私は

 

早速、酒造蔵見物に出かけます

 

 

この金亀酒造の前は

 

吉田御旅所というバス停になっています

 

 

煙突も見え、いかにも酒造所の光景です

 

 

近江米の酒造り、創業175年の岡村本家です

 

 

代表銘柄は 清酒 金亀(きんかめ)

 

初代岡村田内(たなえ)は井伊大老より酒造りを命じられ

 

国宝彦根城が別名金亀城(こんきじょう)であることから

 

酒名に金亀(こんき)をいただきました

 

初代田内は、由緒ある名を呼び捨てにすることはできないと

 

こんきと呼ばずに酒名をきんかめ読み改め出来た銘柄です

 

見学は無料   年中無休です

 

 

休憩中かまだ人の気配もありません  13:15分

 

 

とりあえず一巡してみましょう

 

 

工場内も覗けます

 

円形のたる状のものは酒母、もろみの醸造をおこなう仕込み蔵です

 

酒母はアルコール発酵を担う酵母を育てるもととも言います

 

もろみは酒母に麹(こうじ)、水、蒸米をそれぞれ

 

3回に分けて加えたものです(三段仕込みと言います)

 

当、岡村本家では昔ながらの

 

四段仕込みを今でも継承し続けています

 

(三段仕込みのもろみに、

 

搾る直前に小樽に入れたもろみを加え旨みを出しています)

 

 

正面の円形状のものは水で洗い、水につけられた

 

近江米を蒸す釜場です

 

甑(こしき)といい、直径2mほどの大きな蒸釜です

 

 

二階に上がります

 

歴史を感じます   現在の当主は6代目だそうです

 

 

昭和初期まで使われていた酒造用具が並んでいます

 

 

 

 

酒造用具2000点のほかにも

 

岡村本店にちなんだ写真や絵画等も展示されています

 

 

 

岡村本店には清酒金亀と並ぶ看板銘柄があります

 

大星とい銘酒です

 

由来は、近江商人の教えである

 

勤勉、潔白、始末してきばる、三方よしの精神を持ち

 

雲一つない満天の星空を巡り

 

朝は朝空、夜は夜空をいただいてしっかり働く、曇りのない商売を続けよ

 

…という創業者の思いが屋号とともに

 

銘柄として名付けられました

 

 

旧いポスターも

 

 

 

階下も賑わってきました

 

昼食を終えた方が押し寄せた来たようです

 

 

二階から眺める酒造工場です

 

 

無料の試飲もあったようです

 

老舗の酒蔵見物、勉学になりました

 

13:35分

 

集合バスに向かいます

 

 

滋賀県犬上郡東郷町にあります

 

日帰りバス旅行続きます