2019(平成元)年5月10日(金)

 

アメーバブログ移行後、初の記事投稿です

 

改めて竹生島上陸後の順路です

 

 

黒龍堂、招福弁財天、自巳大神と進み

 

かわらけ投げの竜神拝所に着きました

 

今年の5月1日に元号が平成から令和に変わりました

 

 

 

日本三大弁天のひとつ

 

都久夫須麻神社(竹生島神社)にお参りをします

 

 

舟廊下を渡ります

 

ここからは法厳寺(ほうごんじ)の領域となります

 

 

この舟廊下は秀吉の御座船日本丸の骨組みを利用した桃山様式の廊下です

 

 

ただ、この時期舟廊下から唐門に至るまで

 

修復工事が行われていました

 

舟廊下の途中、煌びやかな天井が目に入ります

 

 

法厳寺観音堂でしょうか

 

 

法厳寺観音堂は西国33か所第30番札所です

 

“ 月も日も  波間に浮かぶ  竹生島

 

舟に宝を  積む心地して "

 

 

唐門に出ましたが修復工事中です

 

秀吉の築城した大坂城極楽門の一部を移築したという

 

唐門は見ることができませんでした

 

 

その唐門のある位置に

 

賓頭慮尊者(びんずるそんじゃ)の座像が置かれています

 

お釈迦さま最後の教えを聞かれた16人の弟子のひとりで

 

日本ではびんずるさまと呼ばれ

 

自身の病んでいるところをなでると

 

除病の功徳があると言われている撫で仏です

 

 

唐門から最上部にある法厳寺に向かいます

 

 

法厳寺(ほうごんじ)は真言宗豊山派の寺院で

 

開基は奈良時代の僧、行基とされています

 

 

山号は厳金山(がんこんさん)

 

 

法厳寺の御本尊は弁財天

 

法厳寺観音堂の御本尊は千手観音です

 

法厳寺は西国33か所観音信仰の30番目の札所でもあり

 

弁財天信仰の聖地でもあります

 

 

寺伝によれば奈良時代、神亀元年(724)

 

大阪河内の僧、行基が竹生島を訪れ

 

弁財天を祀ったのが起源とされています

 

 

一方、竹生島縁起によれば天正10年(738)行基が来島し

 

小堂を建て四天王を祀ったとあり

 

天平勝宝5年(753)近江国浅井郡大領の浅井馬養

 

(あざいのあたいうまかい)なる人物が千手観音を造立し安置したとあります

 

 

当初は本業寺(ほんごうじ)後に竹生島神宮寺と称し

 

奈良東大寺の支配下にありましたが

 

平安時代の前期に多くの寺院が押しなべて

 

比叡山延暦寺の傘下となり竹生島神宮寺も天台宗の寺院となり

 

島は天台僧の修行の場となり

 

以降、竹生島は観音と弁財天の島として栄えます

 

 

中世以降、度重なる大火に見舞われますが、その都度復興し

 

永禄元年(1558)の大火後

 

秀吉が片桐且元(かつもと)に命じ伽藍を復興させています

 

この慶長7~8年(1602~3)の復興で

 

唐門や竹生島神社の本殿が秀吉所縁の遺構として今も残されています

 

 

明治に入り神仏分離令が強行され

 

神社は都久夫須麻神社と改称され法厳寺は廃寺の危機に瀕します

 

寺側は弁財天は仏教の仏であると譲らず

 

竹生島は都久夫須麻神社と法厳寺に分離され

 

明治7年(1874)境界が決まり

 

明治16年(1883)両者の財産が区別され現在に至っています

 

 

現在、法厳寺と竹生島(都久夫須麻)神社は別法人ですが

 

法厳寺観音堂と神社本殿は渡廊で結ばれ

 

両者はもともと不可分の関係です

 

幸せ願いだるまです

 

願い事を書きだるまさんの中に入れます

 

 

法厳寺から船着き場まで戻ります   10:45分

 

これは平成12年(2000)に再興された三重塔です

 

 

 

三重塔の傍に宝物殿があります   入館300円

 

弘法大師直筆の御請求目録表、釈迦三尊像、弁天座像等が

 

展示されていますが時間の制約がありパス

 

 

帰りの下り階段です

 

添乗員さんに聞かなければ直進し

 

真っ先に法厳寺に向かうと上り階段に遭うところでした

 

 

ちょうど彦根からの船便も着いたようです

 

 

船着き場には

 

カワウ対策のパネルも掲示されています

 

 

大きな魚の姿が見えます

 

尋ねてみるとブラックバスとのことです

 

 

乗船が始まります   11:10分

 

 

11:20分   出港です

 

 

11:45分   多景島が見えます

 

 

12:00時   彦根城も見えてきました

 

 

約40分で彦根港に到着です

 

往復船便で90分   竹生島散策60分

 

9:20分からお昼の12:00までの竹生島観光でした

 

来た甲斐がありました