2019(平成31)年2月24日(日)
松浦武四郎記念館の見学を終え
イベントステージに戻ります 11:35分
講談家の宝井琴梅師と歴史作家の河治和香さんのトークショーでした
河治さんは昨年2018年
『がいなもん、松浦武四郎一代記』で
第3回北海道ゆかりの本大賞を受賞されています
11:45分
お祭りのメイン、アイヌ古式舞踊が始まります
今年のゲストは札幌大学ウレㇱパクラブの学生さんです
ウレㇱパとは、アイヌ語で育てあいを意味します
2010年札幌大学では
アイヌの若者たちを受け入れるウレㇱパプロジェクトをスタート
未来のアイヌ文化の担い手として大切に育てるとともに
多文化共生のコミニュティモデルを創りだそうとする試みでした
学生さんによる武四郎の蝦夷訪問記です
すべてアイヌ語劇です
武四郎は山でプクサ(ギョウジャニンニク)を採るアイヌの女に出会います
女はこの山菜を汁物に入れたり薬にしたりすると話します
武四郎役は二人です
左は案内人 右は山々を20年以上渡り歩いているシコツアイノ
武四郎は彼から蝦夷地の多くの山や川や地名を聞きとります
すべてアイヌ語で話されていますが
日本訳のペーパーが配布されています
シコツアイノは武四郎に幕府への憤りをぶつけます
ヌイタレというアイヌの女と話します
ヌイタレは和人はアイヌを蔑む和人ばかりではありません…と
武四郎は今まで蝦夷地でとってきた自分の行ないは
妥当だったろうか偽善だったのだろうかと悩むのでした
アイヌ語劇が終り
ホンチカㇷ゚(輪踊り)が始まりました 12:00
ウレㇱパクラブにアイヌの血を引く学生さんは3~4割ほどいますが
アイヌの社会や文化に関心をもつ
学生や留学生も参加しています
今日の武四郎まつりに
過ってこの武四郎記念館に参加された方の子や孫もおられるそうです
女性によるフッタチュイ(黒髪の踊り)です
輪になり踊りだします
動きが激しくなり
頭を上下に振ります
髪の毛が立っています
すさまじい踊りです
黒髪に見とれました
エムシリㇺセ(剣の舞)です
皆が見つめる中 男性二人が演じます
第1部 最後のイオマンテリㇺセ(熊の霊送りの踊り)です
アイヌは文字を使わぬ人たちでした
こうした歌や踊りも
言い伝えで伝承されてきました
蝦夷地、アイヌ人にとって松浦武四郎の偉業は
北海道での記念碑の多さでも分かります
12:20分 お昼時です
飲食スペースに向かいます ここも超満員です
私はいつも音威子府(オトイネップ)のかけそばです 400円
しかし今年は落胆しました
生ぬるいつゆとネギも無し がっかりでした
ステージでは三雲中学生踊り隊による踊りが行われています
にぎやかなお祭り会場を後にして
松浦武四郎生誕の家に向かいます 12:35分
会場から武四郎の生誕地まで歩いても7分ほどです
ここも大変な人出です 13:05分
ひな祭りに合わせひな壇が飾られています
このかまどは昨年の武四郎生誕200年に合わせ
新しく設置されたものでしょう
母屋から納屋を見渡します
この納屋や土倉もだいぶ整備されましたね
今日は離れでは
宝井琴梅師の講談が開催中で
人が入りきらず離れの左右の障子を開きあふれるばかりの聴衆者でした
近くの真覚寺にも寄ります
スタンプラリーが完成しました
再度、お祭り広場の事務局に向かいましたが
景品は既に先着400名のため打ち切りでした
ステージでは劇団松阪ドラマシティによる
時代劇、郷土の偉人、松浦武四郎が演じられていました
声も通りなかなかの熱演でした
多くの観衆です
14:00
会場を後にします
翌日の新聞によると来場者は6,000名とのことでした
参考です
第19回 松浦武四郎まつり です
第20回 松浦武四郎まつり です