2018(平成30)年11月22日(木) くもり

今日はバスツアーにての紅葉狩りです

天気予報では午前中70%の雨予想、午後から曇り

夕方から晴れ予想ですが、お天気には逆らえません

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松阪発のツアーもあったのですが

都合がつかず津発のツアーに参加です   おひとり6,980円

津出発  7:20分のため

6:28分発の松阪駅から近鉄電車で津駅(6:50分着)まで向かいます  400円

津駅  東口

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バス2台で向かいます

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定刻通り7:20分に出発

伊勢自動車道から高速道に入り名古屋を経て中央道に入ります

私達のバスは参加者31名とのこと

今回も席は後ろの方です   曇っていますが雨は当たっていません

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最初の休憩は中央道に入って

内津峠パーキング   9:00~9;20分

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左より添乗員のクラブツーリズムkanouさんと三重交通バスのsinnkai運転手さん

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  約10分ほどで虎渓山永保寺(こけいざんえいほうじ)Ⓟに到着  9:30分

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目の前をJR中央本線が名古屋方面に向かっています

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添乗員さんに引率され境内に向かっていますが

結構な下り坂です   

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綺麗な銀杏ですが

美濃焼の地らしい陶製の灯篭(2,8m)が目につきます

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境内図です

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永保寺は臨済宗南禅寺派の寺院で

雲水(禅宗の修行僧)の修行道場も併設しています

2,003年(平成15)9月

本堂、大玄関、庫裏が火災で焼失

2007年に庫裏、2011(平成23)年8月に本堂と大玄関が竣工しました

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高さ25,5m  幹回り4,4m  枝張り21,2mの雄の大イチョウです

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永保寺の開山、仏徳禅師(元翁本元)お手植えの木として言い伝えられ

樹齢700年以上の大樹です

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正和2年(1313年)

鎌倉の臨済宗禅僧、夢想疎石と元翁本元(仏徳禅師)の二人は

美濃守護職、土岐頼貞の招きにより

頼貞の父、土岐光定の33回忌の法要を

土岐市にある定林寺で執り行い、この地の長瀬山の麓に庵を結んでいました

※夢想疎石は生前、夢想国師、正覚国師、心宗国師

死後、晋済国師、玄猷国師、仏統国師、大円国師と7度にわたり国師号を

歴代天皇から賜与され七朝帝師とも称される高僧です

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この年(正和2年)の6月

長瀬山の麓を目指していた夢想疎石一行は道に迷い

白馬に乗った女性に道を尋ねます

女性は返事も無く立ち去りましたが、そのあとに

一寸八分の観世音菩薩像が出現し

夢想疎石と元翁本元はこの地に観世音菩薩像を本尊とした寺を建立しました

このときの寺が永保寺で

永保寺の創建は正和2年(1313年)です  鎌倉幕府末期の頃です

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夢想疎石は1317年に京都北山に隠棲、さらに土佐に移り

1319年には鎌倉に戻ります

夢想の去った虎渓山永保寺を守りとどまったのは元翁本元でした

世にいう南北朝時代は1336年からですから

この時代もめまぐるしい権力抗争の時代でした

1325年、鎌倉に住む夢想疎石は後醍醐天皇の命により南禅寺第9世に召され,

元翁本元も1329年、南禅寺第11世に従持します

二人の偉大な僧に起因する永保寺は

開創を夢想疎石

開祖を元翁本元(仏徳禅師)と定め虎渓山永保寺と称しました

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左側の建物は修行道場の坐禅堂です

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この塀の内側です

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永保寺の庭園は

夢想疎石の作といわれ国の名勝に指定されています

(疎石は京都の苔寺、天竜寺等の庭園も策定しています)

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土岐川です   水源は恵那市の夕立山

庄内川の本流です  左が上流です

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瑞浪、土岐、多治見の盆地を流れ岐阜、愛知の県境玉野渓谷を抜け

春日井市高蔵寺で濃尾平野に出  名古屋市港区で伊勢湾に注ぎます

岐阜県内では土岐川、愛知では庄内川と呼ばれています

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土岐川方面から庭園を覗いてみます

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最盛期の紅葉ですね

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庭園に戻りましょう

臥龍池(がりゅういけ)と無限橋と呼ばれる太鼓橋  右が国宝の観音堂

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角度を変え無限橋を撮ります

無限橋は日本百名橋に選ばれています

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庭園中央に廻ります

正面が国宝の観音堂、小高い山の上が六角堂です

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臥竜池に映える紅葉

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鯉もいます

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橋を渡りましょう

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左が六角堂

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橋を降りた正面が国宝の観音堂

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帰りは急坂を避け裏門のほうを選びました

40分の滞在  10:10分バスに乗車します

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永保寺の位置図です

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岐阜には紅葉の名所が幾多とありますが

ここ多治見市の永保寺も立ち寄るべきところですね