2018(平成30)年9月7日(金)

初めての歌舞伎です

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例年、歌舞伎好きの義母のためチケットを用意していましたが

諸事情があり行けません

心当たりの方に声をかけるも夜公演のため行き手がありません

私にお鉢が回り、初の歌舞伎観劇です

主演は片岡愛之助

六代目片岡愛之助、屋号は松嶋屋  

私のような芸能界音痴でも、藤原紀香の旦那であることくらいは知っています

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1972年(昭和47)3月2日  

大阪府堺市にて歌舞伎とは無縁の家庭にて出生  46歳

5歳で松竹芸能子役オーディションに合格

7歳でNHK夜の銀河テレビ小説

藤山直美の欲しがりません勝つまではに子役としてTVドラマ初出演

以降本名、山元寛之で歌舞伎の舞台にも子役で出演

9歳、子役としての演技と歌舞伎への関心の高さを

十三代目片岡仁左衛門に見いだされ、片岡一門の部屋子として

京都南座、勧進帳の太刀持ちで片岡千代丸を名乗り初舞台を踏みます

1993年(平成4年)1月、21歳で二代目片岡秀太郎の養子となり

六代目片岡愛之助を襲名

養父二代目片岡秀太郎は13代目片岡仁左衛門の次男で

上方色の柔らかい女形として活躍

女優高田美和との結婚で話題にもなりました(後に離婚)

愛之助の妻はモデルでタレントの藤原紀香です

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今日の出し物は

義経千本桜より第四段の

道行初音旅と川連法眼館の段の二幕です

文化12年(1815)江戸、市村座の川連法眼館の段   初代歌川豊国画

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今年の松竹大歌舞伎  西コース巡業先です

役者さんも体力勝負ですね

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義経千本桜は人形浄瑠璃、歌舞伎の演目の一つで

源平合戦後の義経の都落ちと、

生き延びた平家の武将とそれに巻き込まれた者たちの悲劇を描いた物語で

延享4年(1747年)11月

大坂竹本座にて初演、五段続きです

初段   大杼、院の御所の段   北嵯峨庵室の段  堀川御所の段

二段目   伏見稲荷の段  渡海屋、大物浦の段  

三段目   椎の木の段  子金吾討死の段  鮨屋の段

四段目   道行初音旅  蔵王堂の段  川連法眼館の段

五段目   吉野山の段

会場の三重県文化会館です(津市)

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第一幕     55分

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源義経の忠臣、佐藤忠信(実は狐)   片岡愛之助

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義経の愛妾  静御前   中村壱太郎

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舞台で舞う二人の姿は

博多人形がその場に飛び出したかの感でした

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幕間    30分

第二幕     1時間10分

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片岡愛之助曰く

川連法眼館の段の佐藤忠信役は歌舞伎俳優ならば

いつかは勤めたいと思う役、今回は愛之助も初役です

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源義経   市川門之助

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亀井六郎   市川猿弥

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駿河次郎   中村松江

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静御前の持つ鼓は

忠信狐の親の皮でつくられていました

親を思う忠信狐、静御前を守ろうとする忠信の忠義…

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残念なことに日本人でありながら

歌舞伎言葉が聞き取れません

今後はテレビ放送等で歌舞伎放送に馴染みを持って

観劇に行かねばと思いました