2017(平成29)年11月19日(日)

昨日来の雨もおさまり

秋のお祭りや、文化祭行事が開催されています

今日は松阪市飯南町の町おこし

いいな、まつさかフェスタを覗いてみました


市役所から20km車で30分ほどの地です


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飯南郡飯南町は2005年(平成17)に

近隣の一志郡嬉野町、三雲町、飯高郡飯高町と共に

松阪市に合併しました

(2005年当時、面積76,3㎢  人口5,800名でした)

メイン会場はR166から少し北に入った

飯南産業センター周辺です    10:50分

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メイン広場では楽団演奏が

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盛り上がりますね

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この行列は目玉の1,000人鍋です

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早い人はもう頂いています

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地元の物産、特産もお値打ちです

卵1パック100円、落花生、シイタケなぜか刺身も買ってしまいました

飯南町の伝統工芸品に深野紙があります

安土桃山時代から深野地区では

棚田の農閑期に紙づくりが行われてきました

水質と地形に恵まれ紙漉きの里として知られています

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江戸時代には江戸や京、大坂にも流通

元禄年間には紀州藩の銀札にも使用されました

深野村の9割が紙透を生業としていました

また高品質のため明治4年(1871)日本最初の

切手用紙として用いられました

これは深野和紙を使用した葉書です

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しかし障子紙の需要減少や時代の流れと共に

当時250戸の内200戸あった紙漉き屋は

昭和44年(1969)すべての紙漉き屋が廃業し深野和紙は消滅しました

しかし昭和62年(1987)

深野和紙保存会が発足し伝統技術の保存に取り組んでいます

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紙漉の実演です

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体験もできます

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販売もされています

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さァ  お目当ての1000人鍋に並びましょう

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具たっぷりの猪鍋です

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大きな鍋です

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あとはお楽しみの餅まきがありますが

ここらで退散です

後日の新聞記事では3,000人の人出でした   11:30分

今日のもう一つのお目当ては

ふくちゃんです

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高さ6m  胴回り10m 重さ約300kg

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素材です

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後方から  縁起の良い 福老  不苦労 の幟も立っています

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ここまで来たら飯南高校のハナノキも見たいですね

昨日の雨で少し散っていますね     12:10分

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昨年もこの時期でしたが…難しいですね

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昨年の様子です


帰り道に深野地区に寄ってみました

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深野は前述の深野和紙

日本の棚田百選に選ばれた深野の棚田でも有名ですが

松阪牛のふるさとです

松阪牛発祥の地の碑です    深野ってすごい地ですね

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昭和30年頃までは

農家では農耕用の役牛としてどの家でも牛が飼われていました

しかしその後、耕運機などの農機が開発され

牛は肉牛としての育成が盛んになりました

ここ深野地区でも

最盛期には約40戸の飼育農家がありましたが

後継者不足のため現在では4軒にまで減少しています

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深野の地形は急駿な坂道が多く石垣も多く見られます

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上ってきた深野の集落を見下ろします

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深野のだんだん田は

棚田百選の中でも全数が石積みで仕切られた珍しい棚田です

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黒岩、上中沖地区のだんだん田

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なんだか城塞跡の石垣に見えます

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上り方面

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下り方面

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深野棚田の始まりは500年~600年前の室町時代と

いわれています

この美観地区の棚田は比較的新しく

江戸、元禄時代から明治初期にかけ造成されたものです

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深野のだんだん田は

田んぼの枚数  約550枚   田んぼの段数  約120段

田んぼの標高  海抜100m~300m

石の総数  300万個

石垣の総延長  120km  石垣の総面積135,000㎡です

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白猪山(標高819m)の山麓に位置する

深野では急峻な土地を開墾して

水田を興していったものです

石の芸術です

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この辺りは廣田地区です

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毎年、棚田保存会の人により

秋のイベントがあります

夜になると手作りの灯ろう2,000本以上が

棚田の曲線美をロマンチックに描きます

ぜひ見たい光景ですね

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深野のだんだん田は7年前にも訪問しています




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