２０１７（平成２９）年９月
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米、ミュージカル映画 『ラ、ラ、ランド』 を借りてきました
昨年、２０１６年に公開された作品で
ジャズピアニストと女優を夢見る男女二人の恋愛ミュージカルです
監督はデミアン、チャゼル
主演はライアン、ゴズリングとエマ、ストーンです １２８分
第７４回（２０１７年１月）ゴールデングローブ賞では
最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞
最優秀脚本賞、最優秀作曲賞、最優秀主題歌賞７部門を受賞
１９８５年１月生まれ、３２歳の若い
デミアン、チャゼル監督
また第８９回（２０１７年２月）アカデミー賞では
監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞の６部門を受賞しました
また３，０００万ドル（３３億円）の制作予算で
世界で３億７，０００万ドル（４０７億円）の興行収入を得た
２０１６年度、アメリカ映画界を代表する作品です
主演女優賞オスカー受賞のエマ、ストーン（１９８８年１１月６日、２８歳）
オープニングはロサンゼルス、季節は冬
朝の渋滞に巻き込まれた高速道路でクラクションが鳴り響き
車外に飛び出し人々がオープニングナンバーＡnother Ｄay of Ｓun を歌い踊ります
女優の卵ミア、ドーラン＝エマ、ストーンは
ハリウッドのワーナーブラザーズの撮影所内のカフェで働きながら
女優を目指していました
一方、（セブ）セバスチャン、ワイルダー＝ライアン、ゴズリングは
古き良き時代のジャズを愛し
ジャズ通の店を持つことを夢見るジャズピアニストでした
この大渋滞の最中、ミアはオーディションのセリフを暗記中でしたが
後続車のセブが、ミアの車を煽り
頭にきたミアが悪態をつくという最悪の二人の出会いでした
ある日、ミアはこの日もオーディションに落ちました
ルームメイトの３人に誘われ
顔を売るためクリスマスパーティに出席します
しかし、この日もミアにとって最悪の一日で
路上駐車した車はレッカー車で持ち去られ仕方なく
夜道を歩いての帰路です
通りすがりのバーから聞き覚えのメロディーが漏れてきました
惹かれるように店に入ると
音の主はセブでした
声をかけようとして矢先に
突如、マスターがセブに歩み寄り
契約通りの曲を弾かなかったとセブに解雇通告する場面を直視するのでした
二度目の出会いです
年が明け 春 
ミアは相変わらずオーディションを受け続けています
あるパーティで曲を弾くセブに再会します
二人でパーティ会場を抜け出し
夕焼けの美しい坂で二人はロマンチックに語り合い
恋の始まりを予感します
数日後
セブはミアの働く撮影所を訪れ、互いの身の上や夢を語り合います
その中でミアがジャズは嫌いだというので
セブは本物のジャズを聞かす言ってミアをクラブに連れ出します
二人の交際が始まります
夏 
ふたりはデートを重ね
同棲するアパートで互いに夢を追いながら暮らしています
しかしセブには夢見る店の資金は無く
ミアは女優としてのチャンスも掴めないままでした
この時期悩むミアにセブは一人芝居の脚本を勧めます
またセブ自身は音楽仲間キース＝（ジョン、レジエンド）という旧友の誘いもあり
本意ではないまま、店の資金作りのためバンド楽団に参加するのでした
ところがこのバンドが大成功
セブとミアの生活にすれ違いが始まります
秋 
セブとキースの率いる楽団は全米ツアーに繰り出し
各地を飛び回っています
一方、アパートに取り残されたミアは
一人で独り芝居の準備に取り掛かっていました
ある日、ミアがアパートに帰ると
彼女を驚かせようと帰ってきていたセブがいました
セブは公演に同行しないかとミアに同意を求めますが
ミアは一人芝居の公演が迫っていると断り
あなたの追及する音楽は古典ジャズでバンド音楽ではないといい
二人は口論してしまうのでした
ミアの一人芝居の公演当日
客の入りもまばら
終演後、酷評を聞いたミアは、夢を諦め
故郷ボウルダー、シティに帰ることを決意します
数日後
セブはミアの演技に眼を留めたプロデューサーがいると聞かされ
彼女の生い立ちの話を思い出し
ミアの実家を訪れ
彼女にオーディションに行くように説得するのでした
オーディション後
二人はかって訪れた坂にたどり着き
互いに愛し合っていることを確認し、二人の未来を語り合うのでした
ミアの大作映画出演が決まりました
長期にわたるパリでの海外撮影が行われます
パリに立つ、ミアをセブが見送りに来ました
ずっと愛し続けると二人は口にしますが
離れ離れの生活で、その誓いは空しいものでした
あれから５年後の冬 
ミアは大女優となり結婚もし子供もいました
セブも夢を叶え、旧き良きジャズを愛でる自分の店を持っていました
ある夜、夫と共に出かけたミアは
ロスの市街地で高速道路の渋滞に遇います
高速道をさけ偶然ライブハウスに立ち寄ります
店名（Ｓeb′ｓ）とロゴが、かって自分がセブの為にと考えた名と一致していました
セブも客の中にミアがいることを気付きました
セブがピアノを弾きだしました
ミアが最初に惚れ込んだ曲 Ｍia ＆ Sebastian´ｓ Tｈeme でした
セブとミアが過ごした過去と幻想が走馬灯のように流れます
曲が終わり
ミア夫婦が店を出ます
最後に二人は互いの気持ちを理解するように見つめ合い
それぞれの生活に戻っていきます
最後のシーンは主演者ふたりの眼の演技でした
久しぶりのミュージカル映画でした
我々の年代では 『ウエストサイドストーリー』
『マイ、フェア、レディ』、『サウンド、オブ、ミュージック』が思い出されます
歳のせいでしょうか
昔の方がメロディーも馴染みやすく感じました
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