2016(平成28)年8月27日(土) くもり

日本自動車博物館から那谷寺を目指します

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那谷(なた)寺

養老元年(717)、泰澄神融(たいちょうじんゆう)禅師により開創

白山の神を信仰し、洞窟の中に千手観音像を祀り

岩屋の胎内をくぐって、新たに生まれ変わり、罪が清められる霊場としました

胎内くぐり、禊の聖地です

堂を建立し、自生山岩屋堂と名付けました

入山しましょう   13:20分

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境内案内図です

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平安時代に入り、その中期

寛和2年(986)花山法皇が行幸の際、岩窟で輝く観音像に心打たれ

法皇自身の求める観音霊場33か所はすべてこの山に凝縮されるとして

西国33観音の1番那智山と33番の谷汲山の山号から

名を一字ずつ取り岩屋堂から那谷寺と改名しました

正面山門から入山しましょう

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泰澄禅師、開創より今年は1300年の大祭の年です

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平成2年(1990)650年ぶりに建立された金堂華王殿

京仏師、松久宗琳作の十一面先手観音は木曽檜の寄木ずくりで7、8m

金堂内に鎮座され

白山曼荼羅、泰澄禅師像、花山法皇像も安置されています

那谷寺の年中行事、仏事祈祷はすべてこの金堂で行われます

脇に御柱がみられます

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南北朝等の戦乱の期に那谷寺も荒廃

江戸時代に入って加賀藩2代藩主、前田利常公により再建がなされました

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参道を進みます、前田利常公自らも植樹された古杉が林立しています

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左右の苔むした庭と石灯籠が歴史を感じさせます

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前田利恒公肖像画

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撮影スポットの奇岩遊仙境です

太古の噴火の跡、長い年月をかけ波や風雪に洗われ

今日の奇岩が形成されました

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本殿に向かいます

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岩山散策コースもあるようです

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拝殿、大悲閣です

岩窟中腹に建てられ四棟舞台づくりです

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胎内くぐりです

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本殿は岩窟内にあり厨子にご本尊の十一面千手観音像が安置されています

罪を流してもらい生まれ変わってみましょう

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この受付で声をかけられました

御祈祷の声かけでしたが、初めての者にとっては

祈祷を申し込まねば入場でないような錯覚を覚えました

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岩屋内  パンフレットより

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本殿から出ると今度は

お守りお札の購入を勧められます

丁重にお断りしましたが、観光に行って

行く先々で勧められるまゝ買い求めていたらと思うと複雑な気持ちです

三重塔です

寛永年間、加賀2代藩主、前田利常公により創建されました

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四方の壁画には唐獅子の行態や牡丹の彫刻がされています

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内には元金堂にあった

鎌倉時代の作、胎蔵界大日如来を安置しています

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楓月(ふうげつ)橋から三重塔を振り返ります

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展望台の上の鎮守堂から見た奇岩遊仙郷の眺望です

ここが境内で最高のスポットですね

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お勧めの時期は紅葉の頃ですね

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順路に沿っていきます

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今日は昨日に比べ5℃ほど低く25℃くらいです

弘法大師像

那谷寺は高野山真言宗別格本山です

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岩山の  石より白し  秋の風


元禄2年(1689)俳聖、松尾芭蕉が参詣し、奥の細道で詠んだものです

句碑は天保14年(1843)

芭蕉150回忌に建立されたものです

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那谷寺の庚申(こうしん)さんです

粟津温泉の恋物語の主人公たちも恋の成就のお礼に参詣したといわれ

現在も縁結びの神さまとして信仰されています

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一巡してきました  13:55分

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お土産物と昼食を     無料Ⓟ250台

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岩の多い地です

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観光バス、側面に竹久夢二の画

岡山PRの両備バスさん

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那谷寺を出ます   14時15分

金沢に向かいます

早めにチェックインして金沢観光を...と思っています

粟津温泉の町中

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金沢駅前のアパマンホテル  15:30分チェックインです

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続きます