2016(平成28)年7月26日(火) くもり / 雨

韓ドラ秋の童話

韓国KBS放送2000年(平成12)9月~11月制作のTVドラマです

ユン、ソクホ監督の四季シリーズ作品の第一作で

冬のソナタ夏の香り春のワルツへと続きます

DVD6巻全18話です

主演の3名

    ハン、テソク=ウォンビン  チェ(ユン)ウンソ=ソン、ヘギョ  ユン、ジュンソ=ソン、スンホン
                                                 Dr、JIN
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哀しい物語です

バックに禁じられた遊びのメロディーが挿入され

哀感を募ります


もみじ
   
裕福な家庭で、優しい父母に恵まれ

兄ジュンソの愛情に包まれ育ったウンソは何不自由の無い日々を送っていました

ところがウンソが中学生になったある日

学校の帰り道、自転車の兄を追うウンソがトラックにはねられます

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たいした事故ではなかったのですが

念の為にと摂った血液検査でウンソはB型

両親はともにО型で

ウンソの出生に疑問を抱いた父親が産婦人科に出向き

同日に産まれた女児が入れ替わった事実を知ります

ウンソの両親は

同じ産婦人科でもう一人の女児を産んだスニムに会いにいきます

役柄と俳優です

  キム、スニム=キム、へスク   (冬のソナタ、春のワルツ、限りない愛、君の声が聞こえる
                      ホジュン等、数々の作品に登場、演技派女優No1だと思います)
                    
                     イム、ギョンファ=ソヌ、ウンスク    優しい母親、好演でした  

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                                    ユン教授=チョン、ドンファン  
                            (冬のソナタ、春のワルツ、トンイ、君の声が聞こえる、光宗大王)


娘が取り違えられていることを知った双方の親は

動揺を隠せずにいます

ウンソの母、キョンファはウンソとこのまま暮らすことを望んでいます

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ウンソと取り違えられた女児はシネといい

ウンソとクラスも一緒でした

ウンソに較べ、シネの境遇は、生まれた時に父は亡く

女で一つの食堂では貧しい暮らし、そのうえ怠け者の兄を抱えていました

ただ頭は良く、かえってその性格は怜悧になっていくのでした

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シネが実の娘であることを知ったユン教授は気がかりで

シネに接触を図り、シネの境遇を不憫に思います

ささいなことからスニムとシネの母娘喧嘩が始まり、スニムは言ってはいけない

お前は実の子でない取り違えた子だと捲し立ててしまうのでした

真相を知ったシネは

ユン家に単身乗り込み居座るのでした

この時のウンソの気持ちは痛いほど切ない、つらい気持ちだったと思います

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ユン教授もシネを引き取ることに意を固め

スニムの許を訪ねますが

スニムもシネは手離せないと譲りません

(本当に大きな罪と罰です)

ユン家では二人の娘をどうするかで揺れていました

幸せな家庭を災いに巻き込ませたくないと

ウンソはこれ以上両親や兄に迷惑をかけたくないとスニムの許に行くのでした

育った環境によりこんなにまでも異なった性格がつくられるのかと

ウンソとシネを見ていると三つ子の魂百までの諺が浮かびました

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ユン家ではこの悲しい出来事から一区切りをつけるためにもと

一家をあげて米国に旅立っていきます

ウンソにとって兄ジュンソへの思いは特別でした

はるかに兄妹愛を超えた思いで、ジュンソにとってもその思いは同じでした

ウンソは14年一緒に暮らしてきた兄に言います

生まれ変わったら私は木になりたい…と

木は一度根を張ると二度と動かない、二度と誰とも離れない…と

そして家族四人のそれぞれのマグカップから自分と兄のものを取り出し

兄への思い出として持ち帰るのでした

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そしてユン一家が米国に発つと聞いたウンソは

懸命に最後の別れをと思い小走りに駆けますが

車はウンソに気付かずに遠のいて行ってしまいました

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ムン、グニョン

その後、韓国の妹と呼ばれるようになったのは納得です

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10年が経ちました


ウンソは高校を卒業しホテルの電話オペレーターの職に就いています

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10年ぶりに帰国したジュンソはウンソの手がかりはないかと

必死に探しますが

ジュンソには米留学中に知り合った婚約者のユミが…

相関図です

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ヒロインのウンソ   泣くシーンが多かったですね

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ジュンソ、大学の絵画の教授

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ウンソを心底愛してしまうウォンビン

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ジュンソの婚約者であったが

ジュンソの心が離れることを恐れ

ジュンソの心を繋ぎ止めようと何度も自殺未遂を起こします

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自己中の性格は成人後も、そのまま残り

損な役まわりでしたが、シネもウンソ同様可哀そうな被害者でした

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ウンソ、ジュンソ、テソク、ユミ

この四人は泣いてばかりのシーンが目立ちました

ハート

ウンソの勤めるホテル会社の息子テソクはウンソにちょっかいをかけます

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なかなかなびこうとしないウンソにテソクの心は

ウンソに徐々に真実の愛が芽生えてきます

(このテソクとジュンソは米留学の際、友人となっています)

ハートハート

ウンソとジュンソ、そんな二人が再会したのは

二人が幼い頃、行っていた思い出の海岸でした

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二人はお互いが従妹同士だとテソクとユミには言いつくろいますが

その嘘はシネによってばらされます

(シネは米国でホテル経営の資格を取りテソクの会社に入社してきました)

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次第にウンソとジュンソの心は兄妹以上の感情を抱き始めます

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ジュンソの心が自分に無いことを悟ったユミですが

どうしても別れることが出来ません

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ユミはジュンソとの仲を取り持つようにウンソに相談します

ウンソはジュンソへの思いを隠し

みなが収まるようにとテソクとの交際を始めるのでした

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ウンソとテソク    ジュンソとユミ

それぞれが結ばれればハッピーエンドですが

そうはいきません

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テソクにはウンソとジュンソの運命的な絆の深さが

ウンソと付き合えば付き合うほど、痛いほどわかってきました

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ユミには二人の運命的な出会いが理解できません

なんとかジュンソの心を繋ぎ止めようと自殺未遂を繰り返します

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家族、周りの反対を押し切り

一緒になる決心をしたウンソとジュンソですが

病院に運び込まれたというユミの身を挺しての覚悟に二人は引き離されます

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絵筆を持てぬほど深く切り込んだ手を見て

ジュンソは自分が護らねばと責任を感じユミに一緒にいると誓うのでした

(男の優柔不断さが汲取れます)

傷ついたウンソを暖かく迎えるのは母のスニムでした

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折しもそんなある日ウンソは熱を出しました

熱をおし、会社に出向いたウンソですがテソクの前で気を失ってしまいます

病院に運ばれウンソは自分が白血病に侵されていることを

初めて知るのでした

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そのことを知ったテソクですが

献身的にウンソの為に病院の手配から費用までも力を貸します

見返りの無い愛であっても

潔い、好男子です

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日に日にウンソは衰弱し手術をせねば持たない身体になってきています

テソクから様態を聞いた二人の母親もシネも駆けつけます

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さらにユミも

ユミも変わり果てたウンソを見て自分のとった行為を恥じたことでしょう

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手術を控えた直前、ウンスは昏睡状態に陥ってしまいます

それまでジュンソには知らさないでというウンスの言いつけに従ったユミですが

このことをジュンソに打ち明けます

昏睡状態のウンソにジュンソが駆けつけると

奇跡的にウンソが目覚めました

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娘時代、何もしてやれなかった母、ギョンファンは娘の髪をとかします

その櫛には抜け落ちたウンソの髪の毛が…

何もしてやることもできないもう一人の母、スニムの悲しみも伝わってきます

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遂に喀血しました

はいた血を人目につかぬように隠すウンソ

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死を悟ったウンソは最後にジュンソに甘えます

二人の思いでの海岸に連れて行ってと

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ウンソは愛するジュンソの背中で息絶えてしまいます

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後を追うかのように

ジュンソも幼い頃、ウンソが自転車で自分を追いかけ

車に引かれた場所で

さまよい歩いているところをトラックに撥ね飛ばされています

悲しい、悲しい運命の物語でした

韓国版、禁じられた遊びの映画化だったでしょうか

涙、なみだの物語でした