2016(平成28)年6月5日(日)  晴れ 

5月に見た作品です

韓国MBCにて2004年(平成16)4/5~6/9放映されました

DVD13巻全26話です

韓ドラ   火の鳥

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ドラマは奇想天外の場面から始まります

一人の若い女性が無謀にスポーツカーを乗り回し街中の

ガソリンスタンドの事務所に突っ込んでしまいます

事故を起こしたのはアパレル会社、社長イ、サムボムの長女イ、ジウンでした

イ、ジウン=イ、ウンジュ

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悪びれた様子もなく、自分の愛車を心配し

事務所内にいたアルバイト学生に怪我の有無を聞くこともありません

何とも我儘で不遜な態度に

見ている側(視聴者)は彼女のその振舞いに憎悪の感情を持ちます

その場に居合わせた学生、チャン、セフンは

幼いころに両親を亡くし、奨学金で大学に通う苦学生でした

衝撃的な二人の出会いでした

チャン、セフン=イ、ソジン(イ、サン)

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何を思ったか世間知らずの御嬢さんは

セフンの研究レポートの入っている鞄を持ち去るのでした

セフンにとってレポートは席次に影響を及ぼす大切なものです

持ち去ったのはあのバカ女です

しかし、彼女の親がガソリンスタンドオーナーの親戚であることが分かると

セフンも強気には出れません

ハート

一方、我儘の社長令嬢ジウンもセフンに興味を持ちだしました

接近を図るジウンですがセフンは

自負心とプライドの高い男で、将来の為に学び自らの人生は自らの手で開き

勝ち取りたいという高い精神の持ち主です

セフンにとって身分違いのジウンの気まぐれに付き合う余裕はありません

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何事においても意のままに過ごしてきたジウンにとって

振られれば振られるほど、意固地となりセフンに付きまといます

ある日、トイレに立ったジウンは自分をあざ笑っている話を聞いてしまいます

思い通りの行動をするジウンに対して

級友たちの羨望と嫉妬の思いからの陰口でした

事の成り行きから、その場で

今度の友人の婚約式に付き合っている男性と同伴するという約束をしてしまいます

生意気で我儘なジウンに長続きする異性はなく、急遽、思いついたのはセフンでした

ジウンはセフンの鞄を返す代わりに

友人の婚約式で恋人の振りをして欲しいと頼むのでした

ジウンは自分に相応しい彼氏に仕立てるため

スーツ、時計、靴と必要なものを揃えるのでした

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恋人役を無事務めたセフンは会場のロビーで

絵画、火の鳥を鑑賞していました

ジウンが傍らに来るとセフンが火の鳥の伝説を語りだしました

『火の鳥はアラビアの砂漠にすむ想像上の生き物で

500年に一回、自ら火の中に飛び込み焼かれ、その灰の中から不死鳥のごとく蘇る…』と

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この友人の婚約式からかたくなにジウンを避けていた

セフンの気持ちが心を開くのでした

度々デートを重ね恋人気分の二人です

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迫るジウンに受け身乍ら応えるセフンでしたが

ある夜の船上でのデート中、ジウンが私を受け入れねばデッキから手を放すと

脅迫めいた行動に出、

セフンは思わずジウンを引き寄せ初めてのキスを交わすのでした

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恋仲となった二人はジウンの両親に挨拶に向かいます

身分の違いは覚悟の上でしたが

母親からは汚い言葉で侮辱され父親からは灰皿を投げられる始末です

 父イ、サンボム                      母チョ、ヒョンスク              

         ハン、インス(人生画報、ホジュン)               イ、ギョンジン                  

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貧乏学生と財閥の令嬢

身分の違いを乗り越えることは不可能です

セフンはジウンと別れる決意を述べますが

ジウンは意固地にも諦めません

そのジウンの気迫に押されセフンも両親の仕打ちには我慢しようと改めるのでした

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家族の了解を得るため既成事実を作ろうと

ジウンは友達のミランの別荘を借り二人で済州島に向かいます

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一夜を共にした二人ですが

駆けつけたジウンの両親にジウンは引き戻されます

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二人の仲を裂くため両親はジウンをアメリカの大学に留学させます

ところがジウンはあの済州島の一夜で妊娠していました

急遽帰国したジウンはセフンの安アパートに転がり込みます

親には無断でささやかに友だちのみの式も挙げました

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貧しいなかでもセフンは幸せな充実した日々を送っていました

一方、ジウンはアパートの中にこもりがちな生活に嫌気がさしていました

それを見かねたジウンの母親はマンションを娘の為買いましたが

セフンは頑なにも拒絶するのでした

人に頼らないというプライドです

お腹も目立ち始めてきたある夜、セフンとジウンは口論となりました

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家を飛び出すジウン

運悪く坂道の石段で転んでしまい流産してしまいました

家に戻ろうと諭すセフンですが、ジウンは頑なに拒み続けます

ハートブレイク

夢見た生活に敗れ、愛するジウンにも去られ我が子も流産で亡くしたセフンは

新天の地、米国で学業に専念しょうと決意します

セフンを拒み続けたジウンですがセフンが米国に行くということを聞くと

居ても立っても居られず後を追います

フルスピードで空港に向かうジウン

それを心配し車で追う父のサムボム、…

運悪く父のサムボンはジウンに追いつき車道に出たところで

バイクに跳ねられ亡くなってしまいます


桜 ブーケ1 チューリップ赤  もみじ 


時が経過し10年経ちました

ジウンにとってこの10年は奈落の人生でした

父の死、後を追うように会社が経営破綻

残された母娘3人は世の荒波に放り出されました

一家を支えるためジウンはハウスヘルパーとして勤めに出ています

(人間これだけ変われるものかと思うほどの豹変ぶりです)

母と妹はいまだにかっての優雅な生活を諦めきれず

不平不満な毎日を送っています

一方セフンは米国で若手企業家として道を歩んでいます

そのセフンが韓国に10年ぶりに戻ってきました

ソリングルーの社長としてその手腕を請われての帰韓でした

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セフンの住まいとして用意された住宅に派遣されたのがジウンでした

偶然とはいえ二人には目にみえぬ絆でもあるのでしょうか

10年間で二人の立場は逆転していました

(セフンはこの10年のジウン一家の経緯を知りませんでした)

さらに、セフンに寄り添うように付き従う婚約者はジウンの

親友ミランでした(済州島の別荘を貸した令嬢です)

ヨンスは米国滞在中、セフンとデート中に事故に遭い歩行ができない状況で

ヨンスをサポートするセフンとはお似合いのカップルです

ユン、ミラン=チョン、ヘヨン

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ただミランは、この時点では目の前の二人が元夫婦だということは知りません

ジウンにとって早くこの場から逃れたい思いだったでしょうが

何も知らぬミランはお互いの連絡を取りたいと携帯番号を教え合うのでした


ジウンの妹、ヨンウン=キム、ビヌ

父の死は姉のせいだと思い込みジウンに冷たい態度をとり続け

進学の夢も絶たれ自暴自棄となり毎晩のように夜遊びしています

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今夜も夜遊び中のヨンウンを迎えに行った酒場で

ジウンは一人の青年に出会います

ソ、ジョンミン=エリック

セフンを招いたソリングループの御曹司です

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そのソリングループはジウンの父の会社を買収した企業で

その会長とジウンの父とは同級生という間柄でもありました

ソリン会長ソ、ムンス=パク、クニョン(BAD LOVD愛に溺れて、朱蒙)

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ジョンミンは謎めいた魅力を持つジウンに惹かれ

執拗に彼女を追い求めます

10年前、ジウンがセフンに恋い焦がれた状況を彷彿させます

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この時点ではジョンミンは過去の経緯は何も知りません

因縁で結ばれたような四人の関係です

相関図です

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ドラマは進みます

ハウスヘルパーとしてセフンの家で再会したミランは

ジウンの境遇を慰めるのでした

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一方ジョンミンの愛は本物で

その一途な心に惹かれていくジウンですが

彼女には自分の過去と現状の身分さを分かりすぎるほど分かっています

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思いもかけずジウンと再会したセフンの心も揺れています

この10年のうちにジウンの家族の変わりようにも…

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それぞれの思いを抱え

ソリンの会社(ジウンもソリンに勤務するはめとなり)を軸に

四人の愛憎劇が始まります

              ジウン        セフン         ジョンミン       ミラン

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共演人です  左より

ジウンの親友ナム、ポッチャ(TV局PD)=イ、ユジン

ヨジン(ポッチャに思いを寄せる後輩)=キム、ドンヒョン

セフンの先輩で弁護士のキム、ホジン=キム、ビョンセ(ホジュン)

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一人の女ジウンを巡り

元夫のセフン、現恋人のジョンミンの争奪戦です

ソリングループ、社長と副社長の確執です

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ミランの形相が時を経てだんだんと険しくなっていきます

その心情もジウンに憎悪をむき出しにしてくる様は圧巻です

ジウンがセフンの元妻だと分かった瞬間

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二人に疑念を抱きだしました

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その憎悪は二人に向けられ

常識を逸脱した異常な行動へと発展してゆきます

一因は過去の女にも未練を残し

ミランにも優しい素振りのセフンの振舞いにもあったと思います

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セフンはジウンの父の死と会社破綻は自分の招いた罪だと思い

ジウンの幸せのためにも身を引くべきだと思っています

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ジウンも自分の過去を何もかも知ったうえで

自分を求めるジョンミンにと気持ちも傾いています

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ところがソリングループの贈収賄の事件が暴露されだしました

身の危険を感じた会長は専務のパク、ソンジュに罪を被ってもらいたいと暗に要求します

パク、ソンジュは父のアパレル会社でも役員をしていた人物です

パク、ソンジュン=パク、ヨンジ(パリの恋人、ホジュン、商道、馬医、トンイ…)

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ソンジュは常にムンス会長に利用され重宝されていません

積もり積もった不満が爆発し

会長が親友のサムボム(ジウンの父)を殺害し

会社を乗っ取った過去を暴露しようとボイスレコーダーをジウンに託します

その二人の会話を知ったジョンミンは

ジウンに申し訳なく、ジウンから身を斬る思いで去ります

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愛する父の仇が父の親友のムンス会長

その息子のジョンミンとの恋

ジウンにもジョンミンにも過酷な事実でした

一方狂気じみたセフンへの思いを抱くミランは

セフンへの復讐にもえ不動産経営の父に頼み、セフンの米国会社の株を買い占めています

ソリングループに国税庁の手が伸び

会長もセフンも取り調べを受けます

この最中に会長は倒れ以後ベッドから起き上がることなく亡くなります

ジョンミンは自分がジウンを愛する資格のない男だとセフンに話し

米国に飛び発っていきます

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狂気じみた行動の続いたミランですが

最後には買い占めた株もセフンに戻し、セフンへの愛を貫き通し

ウェディングドレスに身を包み

自らあの世に飛び発ってしまいました

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3年が経過しました

セフンは思い出の地済州島に来ています

ジウンも済州島を訪れ

海を見ようと海岸に出てみると目の前にはセフンが…

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巡り巡って再会した二人

10年を経た別れからも、互いに燃え尽きなかった愛

互いに気持ちを引きずったままそれぞれの道を歩みだした二人でしたが

思いでの地に二人はを引き寄せたのは

遠回りした愛でしたが不死鳥のごとく蘇ってきました

まさしく火の鳥でした


追記


ジウン役で主演のイ、ウンジュさん

1980年11/16~2005年2/22   25歳でした

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真相は分かりませんが

遺書が発見されています

映画、スカーレットレターの役作りに悩んだことが記されています

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残念ですね