2016(平成28)年5月15日(日) 晴れ

建長寺から明月院を目指します  15:15分

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明月院はあじさいの寺として知れわたっています

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ひっそりとした小径を進みます

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明月院は山号を福元山、ご本尊は聖観音

臨済宗建長寺派の寺院です

なんとなく女人寺かと思っていましたが違っていました

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拝観料は300円   15:30分

6月、紫陽花の時期は500円だそうです

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初夏のあじさいが有名ですが

夏のハナショウブ、秋の紅葉、冬の蝋梅、春の梅と桜…と

一年中花の絶えない寺院です

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第五代執権、北条時頼公の墓所です

時頼は鎌倉の山ノ内が私邸でしたが、出家得度した際私邸を最明寺としました

時頼の死後、その息子8代執権時宗は

最明寺を大覚禅師を開山として禅興寺を起こします

当時、明月院はその禅興寺の中の一つの塔頭でした

歴史の波の中、江戸時代には禅興寺が落廃し明月院の管理下になり

明治に入り禅興寺は廃寺、明月院に吸収されています

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あじさいの見物用に木製の橋(桂橋)が架かっています

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あじさいシーズンに入ると人で埋まるところです

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境内図です

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山門に向かいます

石段の方を進みましょう

アジサイは、まだつぼみです

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明月院本堂=方丈です

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人気の丸窓です

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方丈の前には枯山水の庭園が広がっています

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庭園の先に開山堂があります

中には歴代住持の位牌が祀られています

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開山堂の左手から裏にかけて

明月院やぐらと呼ばれる岩を掘りぬいた墓室が続きます

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鎌倉期の墓です

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詳細です

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少し不気味ですね

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花想い地蔵さん

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これより奥には池を挟み

ハナショウブが見事な本堂後庭園がありますが

今日は寄らずに拝観口に戻ります

あじさい寺として名高い明月院ですが

その歴史は浅く第二次大戦後に植えられたのが始まりとのことです

明月院を出ます  15:45分

JR北鎌倉駅そばにある円覚寺です

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それでは鎌倉五山、第二位に列する円覚寺(えんがくじ)に参内しましょう

15:55分

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円覚寺(えんがくじ)は山号を瑞鹿山(ずいろくさん)と称し

正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺と号し臨済宗円覚派の大本山です

開基は第8代執権北条時宗公で

二度にわたる元寇の戦没者追悼(敵味方分け隔てなく)のため創建されたとあります

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石段を登ると総門です

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拝観料は300円    無休

3月~11月 8:00~16:30  12月~2月 8:00~16:00

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境内図です

円覚寺の伽藍は鎌倉独特の谷戸(やと)と呼ばれる

丘陵地が侵食されできた谷に建っています

山門、仏殿、方丈へと徐々に登る配置は

この地の高低差を生かした壮大な空間をつくりだしています

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山門です

天明5年(1785)円覚寺中興の祖
                   だいゆうこくしせいせつしゅうちょ             
大用国師誠拙周橒禅師の時に再建されています

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仏殿です

関東大震災(大正12年=1923,9月1日)で倒壊しましたが

昭和39年(1964)再建

元亀4年(1573)の仏殿指図に基づいてコンクリート造りで建てられました

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ご本尊の宝冠釈迦如来です

天井の白竜図は少ししか写っていません

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パンフレットより

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修行僧の座禅道場の選佛場です

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内部です

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選佛場の傍に居士林(こじりん)があります

在家、一般の人向けの専門道場で各種座禅会が催されています

山岡鉄舟、夏目漱石、島崎藤村等も参禅したとのことです

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方丈です

各種法要、座禅会、説教、夏期講座等、多目的に使われています

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方丈より先は

円覚寺の塔頭が居並んでいます

最盛期には42カ所ありましたが現在は19カ所

正続院(しょうぞくいん)=(山号を万年山)も塔頭の一つですが

円覚寺の開山無学祖元(仏光国師)の塔所で本尊は文殊菩薩です

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この正続院の奥に国宝の舎利殿があります

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舎利殿は3代将軍、源実朝が中国、宋の能仁寺から請来した

仏牙舎利を奉安する堂字で

元は鎌倉西御門にあった尼寺太平寺(廃寺)から移築したものですが

鎌倉時代の代表的な禅宗様建築として国宝に指定されています

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パンフレットより

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閉山時刻が迫っています

もう一つの国宝、洪鐘(おおがね)に急ぎましょう

残念ながらタイムオーバーでした  16:20分

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パンフレットより

洪鐘は鋳物師、物部国光の作で高さ2,6mの大きさです

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JR北鎌倉の駅から横浜に向かいます  16:30分

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横浜では

メロママさんと私の家内の二人が手料理を作ってくれていました

美味しくいただき

今夜の宿、川崎の日航ホテルまで車で送ってもらいました

19:45分でした

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この日は

メロママ&じーじーさんご夫妻にはご面倒をおかけしました

有難うございました

家内も体調が戻り明日は東京見物です

続きます