2016(平成28)年1月7日(木) くもり

韓国ドラマ 『君の声が聞こえる』 は

2013(平成25)年、韓国SBSで放送されたTVドラマで全9巻18話です

主演は4名

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国選弁護士のチャン、ヘソン28歳=イ、ボヨン

家政婦の母との二人暮らしから苦学し弁護士資格を得ました

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18歳高校生のパク、スハ=イ、ジョンソク(シークレット、ガーデン)

10年前の交通事故がきっかけで人の目を見ると

心が読めるという才能が身に付きました

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元警察官の国選弁護士チャ、グァヌ33歳=ユン、サンヒョン(シークレットガーデン)

チャン、へソンと同期で同じ国選弁護士事務所に属しヘソンに好意を抱いています

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検事ソ、ドヨン28歳=イ、ダヒ

チャンへソンの母の家政婦の雇い主の娘でヘソンとは同い年

ソウル大、司法試験に首席で合格、司法研修院も首席で卒業

任官1年で部長検事に昇進しているエリートウーマンです

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そしてこの物語の進行に重要な役割を果たす

ミン、ジュングク=チョン、ウンインという男です

この男の異常なまでの復讐心がこの物語の主題です

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10年前に遡ります

チャンへソンの母、オ、チュンシム=キ、へスク(ホジュン)

ソ家の住込み家政婦としてヘソンを育てています

ヘソンの子役はキム、ソヒョン(会いたい、屋根部屋のプリンス、製パン王キム、タック)

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チュンシム母子はソ家の計らいにより

ヘソンもこの家の娘ドヨンと同じ高校に通っています

ところがクラス一の秀才ドヨンのカンニングをヘソンがたまたま見てしまいました

ソ家でパーティが開かれヘソンにも声がかかりました

友だちの持参した花火が爆発し、それがドヨンの顔に直撃しました

その罪をヘソンにかぶせようとする友人

そしてカンニングを見られたバツの悪さからかドヨンまでもが

ヘソンを犯人扱いするのでした

ドヨンの子役、チョン、ミナ

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ソ家の主人、ソ、テソク=チョン、ドンファン(冬のソナタ、光宗大王)

元高名な判事で現在は大手法律事務所のオーナーです

ソ、テソクはヘソンではないことは分かっていますが

愛娘の手前、誤れば今まで通りの生活を保障すると迫るのですが

ヘソンもチュンシムも身に覚えのない過ちを詫びることはできないと

二人でソ家を去るのでした

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それから間もなく、ヘソンとドヨンは交通事故を目撃します

大型トラックと乗用車の事故ですが

大破した乗用車の窓ガラスを割りトラックの運転手が

運転席に襲い掛かっています

携帯でその現場を撮ろうとした二人に気付き運転手は

このことはばらすな

ばらせば必ず復讐してやると言い残し事故現場を立ち去るのでした

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この男がミン、ジュングクで

倒れた乗用車の父に縋りつく男の子がいました

小学生のパク,スハでした

裁判が始まり、事件は交通事故による業務上過失致死罪で扱われようとしています

誰も幼いパク、スハの証言を信じようとしません

唯一の目撃者、ヘソンとドヨンは

二人で意を決し裁判所に出向きます

二人同時に法廷の扉を開ける約束でしたが

ドヨンは途中で怯え、扉を開けることもなくその場を立ち去りました

怯えながらもヘソンは当時の出来事と写真を差し出し

単なる交通事故でないことを証言しましたが

必ず復讐してやるやるとのミン、ジュングクの言葉が今もなお心に残っています

幼いながらもパク、スハはこの人を守ろうと誓うのでした

パク、スハの子役ク、スンヒョン

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あれから10年

パク、スハは18歳の高校3年生

事故が因で、人の目を見るとその人の心が分かるという才能を身に付け

心身とも成長し、唯一の味方、あのお姉さんを探し求めています

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パク、スハが彼女の存在を知ったのは

チャン、ヘソンの国選弁護士合格が載った新聞でした

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その新聞を見たもう一人の男もいました

ヘソンの証言により刑務所に収容されたミン、ジュングクでした

そのミン、ジュングクが間もなく釈放で出てきます

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危険を察知したパク、スハはチャン、ヘソンに

自分の特技である人の心を見透かす才能でヘソンの裁判の公聴に出かけては

その情報を教えヘソンに急接近を図ります

ここで相関図です

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その間にパク、スハの通う学校内の苛めによる窓からの墜落

双子兄弟のコンビニ強盗殺害、等々の国選裁判が執り行われ

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人の心を読むことのできるパク、スハのお蔭でチャン、ヘソンは

有利に裁判を勧め、ライバル心むき出しの

ドヨン検事に連戦連勝です

(パク、スハは完全にチャン、ヘソンの心に入り込んでいます)

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ところが出所したミン、ジュングクは

過去の怨念を忘れることなくヘソンを追い無言電話や家屋侵入を試みます

パク、スハの要請により警備の巡回を増大する警察官 = ヨ、ホミン

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警護の厳しくなったヘソンを回避し

ミン、ジュングクは彼女の母をターゲットに代え

チュンシムの経営する焼き鳥店に従業員として入り込みます

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そのミン、ジュングクが豹変したのは、店員として入店してから数か月を経てからでした

何の罪もないチュンシムを縛り、乱打し

挙句の果てに焼死させてしまいます

その時のチェンシムは気丈にも

目には目を歯には歯をの復讐の心で世の中を暮らすのは影の人生を歩むだけだ

私の娘にはそんな育て方をした覚えはないと言い放ちます

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肝っ玉の座った迫真の演技でした

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ストーリーは続きます

ヘソンの母の犯人の弁護をチャ、グァヌが担当

裁判は失火による焼死でミン、ジュングクは無罪です

落ち込むチャン、ヘソンに居た堪れない思いのチャ、グァヌ

チャ、グァヌは国選弁護士のバッチを外し実家(サウナ業)に戻ってしまいます

そして、韓ドラには息抜きの芸達者な脇役が

物語の進行に加わります

その筆頭は同じ事務所の古参の国選弁護士シム、サンドク=ユン、ジュサン

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そして、判事のキム、ゴンスク=キム、グァンギョ(光と影)

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この二人が現れると場面が和みます

無罪放免となったミン、ジュングクの本心を読み取った

パク、スハは自分の手で始末すると彼を追います

物語は進行します

ミン、ジュングクに迫ったパク、スハですが

彼の罠にはまり、交通事故で記憶を失います

さらに左手のみの死体が上がりその手の持ち主はミン、ジュンクの手で

記憶を失くした、パクスハが犯人に祭り上げられました

異常なまでの執念の持ち主です

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1年が経過し

チャ、グァヌが再度国選弁護士にチャレンジし事務所に戻ってきました

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この事件の類似性に思いを馳せるシン、サンドク弁護士がいました

20数年前、左手のみが根拠で

妻殺害で服役中のファン、ダルチョンの事件でした

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折しもファン、ダルチョン=キム、ビョンオクは体を壊し

余命数か月の身となり温情で釈放されたばかりです

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病院で治療中のダルチョンの前に現れたのは掃除婦のおばさん、

なんと20数年前に自分が殺したことになっている

左手を失くした妻=キム、ミギョンでした(光と影、会いたい、シークレットガーデン)

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二人が出会うのも因縁で

この事件を裁いたのは当時のソ、テソク判事でした

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事の経緯は

博打と酒に溺れ、借金まみれの生活から逃れるため

自らの左手を切断し、その罪を夫に擦り付け

この世から身を隠した妻だったのです

無実の罪で殺人犯に仕立て上げられたファン、ダルチョンは

死んだはずの妻に殴り掛かります

死人に対する暴行傷害罪です

この事件も国選裁判となりました

ファン、ダルチョンの正当性を訴える証拠が要ります

調べてみると

二人には子供がありその子は今は養女として存在していることが判明しました

さらに真相を追うと

裁判の確定後、左手を失くしたダルチョンの妻は

子供のいないソ、テソクに一人の女の子を託すのでした

判事であるソ、テソクも悩んだでしょうが

この事件はそのまま再審することもなく確定し、事実を歪曲してしまいました

検事のソ、ドヨンがその幼子でした

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一方、記憶の失っていたパク、スハは

徐々に記憶が回復しだしています

この事件も捜査を詰めていくと矛盾だらけです

パク、スハの居場所を通報してきた女、記憶喪失のパク、スハが過ごし

かくまわれていた等々

コーヒー

実子でないことを知ったドヨンの心は揺れますが

ドヨンは担当検事として実の父に面会に行きます

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この時、ファン、ダルチョンはドヨンが実の子であり

養父が自分を妻と共に刑務所に入れたソ、テソクだと確信するのでした

結局この裁判は陪審員全員が無罪と判断し

過去の妻殺しへの再審にまで及ぶかどうかの司法判断にまで及びましたが

傷を負ったダルチョンの妻が意識を回復し

協議の末

ファン、ダルチョンへの控訴を取り消しするというドヨン検事の案が採択され

誰もが傷つくことなく結審を迎えました

一方、捜査の手が身に近づいてきたことを察知したミン、ジュンギュクは

パク、スハを拉致したとチャン、ヘソンをおびき出し

ヘソンの身柄を拘束し

今度はパク、スハを呼び出します

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自分がここまで復讐に燃えるのは、最愛の妻をお前の父が殺したからだと喋りだします

心臓移植を待つ、妻の順番を

お前の父(新聞記者)が、割り込んできたからだと言い放つのでした

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お前の父は、妻の仇で

俺はこの一念で人生を歩んできた

お前にも俺と同じく愛する人を殺された人生を歩んでもらうといううのでした

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しかしこの時には

二人の周りには武装した警察隊が取り囲み事件は収拾しました

物語としては

現実離れをした展開が多く、おおざっぱな作りですが

見ていて飽きの来ない作品でしたが

評価は並みの作品だったと思います

その後、パク、スハは警察大学校に入学

チャン、ヘソンとの新しい生活を続けていくのでしょうか

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有難うございました