2015(平成27)年4月25日(土)
 
13;50分定刻通り嵐山から
 
今日のメイン、長岡京天満宮に向かいます
 
距離的には12~13km、30分弱の距離ですが渋滞です
 
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渋滞の因は我々のバスかもしれません
 
どうやら運転手さん
 
最短距離を選んだらしく各所で道幅が狭く、すれ違うのに難儀します
 
どうも今日は運転手さんといい、添乗員さんといい
 
外れでした
 
最前列にいますので何度黄色信号で進入したかよく分かります
 
長岡天満宮到着です14:40分   50分ほどかかりました
 
散策は35分  15:15分までです
 
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道路から石段を上がった先に総御影石製の大鳥居があります
 
高さ9,75m  笹木12m  総重量50tの石の大鳥居です
 
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長岡京は
 
784年(延暦3)から794年(延暦13)まで10年間
 
山城国乙訓郡(おとくにぐん)に存在した日本の首都、都で
 
現在の京都府向日町、長岡京市、京都市西京区あたりにありました
 
当時の平城京、奈良の都から北へ40km
 
桂川、宇治川、木津川と3本の大きな川が合流し淀川となる地で
 
平城京の難点、水路確保の地です
 
桓武天皇は側近の藤原種継を造営の責任者に抜擢し遷都を挙行します
 
長岡京、遷都翌年の785年9月
 
藤原種継が暗殺されます、首謀者の中には平城京の仏教勢力、東大寺に
 
係わる役人も相当いました
 
またその嫌疑が桓武天皇の皇位第一継承者
 
皇太弟相良親王(桓武の同母弟)にまで及び
 
親王は幽閉、配流となり配流先に向かう途中亡くなります
 
相良親王の死後、日照りによる飢饉、疫病の大流行
 
皇后藤原乙牟婁(おとむろ)=(後の平城天皇、嵯峨天皇の母)や
 
桓武天皇の近親者の死が相次ぎ
 
陰陽師に占わせたところ相良親王の怨霊によるものと卦がで
 
親王の御霊を鎮める儀式を行いますが
 
しかしその直後と2か月後に大雨による都の川に氾濫が起こり大きな被害を蒙り
 
和気清麻呂の建議もあって
 
遷都僅か10年後の794年に平安京に遷都することになりました
 
石段を上りきると正面には真っ赤なキリシマツツジが目に飛び込んできます
 
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八条ヶ池にかかる参道を直進します
 
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両側から真っ赤に咲き誇る参道で
 
樹齢100~150年のキリシマツツジが道を取り囲んでいます
 
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このキリシマツツジは長岡京市の天然記念物に指定され
 
関西屈指のツツジの名所として
 
また梅、桜、カキツバタ、紫陽花、紅葉と四季折々花々で彩り
 
年間70万人の観光客がつめかけています
 
少し大鳥居方面を振り返ってみましょう
 
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市民から天神さん、長天さんと呼び親しまれている長岡天満宮は
 
平安時代、菅原道真公の所領の地でした
 
大宰府に左遷されることになった道真が
 
長岡に立ち寄り名残を惜しんだとあります
 
(このことからも一名、見返り天神とも呼ばれます)
 
道真の死後、道真と共に大宰府に付き従った
 
中小路宗則がこの地に戻り
 
道真自作の木像と念持仏を持ち帰り祠を建て祀ったのが起源とされています
 
その後皇室等からの寄進も相次ぎ社寺は10万余坪の広域に至っていましたが
 
明治維新の際、上地し現在は2万余坪の神域となっています
 
そのまま直進し本殿に向かいましたが
 
左折していった方が近道でした
 
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長岡天満宮社殿前です   15:00
 
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この本殿は昭和16年(1941)京都平安神宮の社殿を拝領移築したもので
 
現拝殿は平成10年に既存の拝殿を朱塗りに増改築したものです
 
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天満宮の年間行事として祭事以外にも
 
4月下旬のキリシマコンサート、8月下旬には宵宮コンサートとして
 
クラシックの生演奏を市民の皆さんに親しんでもらおうとした企画があります
 
もう時間が気になりだしました
 
八条ヶ池です、この池は灌漑用池です
 
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いい光景です
 
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元来た参道に戻ります
 
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池を二分する中堤の参道にかかる石の太鼓橋は
 
加賀藩前田公の寄進と言われています
 
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水上橋です
 
ゆっくり八条ヶ池を眺めながら歩いてみたかったですね
 
外周1km、貯水量は35,000トンだそうです
 
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見ざる言わざる聞かざるの見猿でした  
 
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本当に真っ紅ですね
 
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もう少し時間がありそうです
 
池の遊歩道を歩いてみましょう
 
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性懲りもなく収まります
 
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百聞は一見に如かずですね
 
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帰りがけに気付きました
 
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15:10分  バスが待機しています
 
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バスの中からの長岡京の町並みです
 
花水木が目立ちました
 
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長岡京市のこの地はタケノコの特産地としても有名で
 
西山丘陵の麓に美しい竹林がひろがり、かぐや姫伝説ゆかりの地とも言われ
 
白くて柔らかい筍は『京タケノコ』としてブランド品に認定され
 
京の春料理に欠かせない食材です
 
また明智光秀の娘、お玉の嫁ぎ先、細川家はここ勝龍寺城に居城があり
 
後に忠興は肥後の大々名となりますがそれが縁で
 
毎年3月細川ガラシャ祭りが行われています
 
(平成4年勝城寺公園の整備改良を記年し輿入れ行列が再現されました)
 
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このツアーの最後の立ち寄りところは
 
以前にもお邪魔した滋賀県大津市の井筒八ツ橋です  15:40分
 
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滋賀県ですね、信楽焼きのたぬき君
 
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大津絵発祥の地でしたね
 
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この井筒八つ橋は昨年の6月にも見学させていただいてます
 
 
読めるでしょうか?
 
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大津絵の数々です
 
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本業は夕子でお馴染みの生八つ橋です
 
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二階では製造過程が見物できます
 
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誰一人として上がってきません
 
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みなさん、お土産と試食で忙しそうです
 
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前回にはもっとそろばん類も多かったのですが
 
展示品が少なくなっていますね
 
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下に降りましょう
 
八ツ橋の香りの原料ニッキです
 
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菊花石にえびすさまが現れています、珍しいですね
 
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大きくしてみましょう
 
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この井筒八つ橋は飽きませんね
 
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大津絵、そろばん…
 
これは名水です
 
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なかなか粋な経営者です
 
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我が家のお土産は長いものお漬物です
 
シャキシャキと歯ごたえも良く、ゆず味とわさび味を買いました
 
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16:10分出発
 
亀山で休憩、松阪着は17:15分でした
 
 
有難うございました