2015(平成27)年3月14日(土)
 
キムタックが12歳で母の行方を捜すためク家を出てから
 
12年が経過します
 
タックもマジュンも24歳になりました
 
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タックは職を転々しながら、学校にも行かず
 
母を探し求めています
 
唯一の手がかり風車の入れ墨の男が仁川(インチョン)のパルボンベーカリーに
 
いるという情報で仁川にやってきました
 
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一方マジュンは学業を終え、コソン食品の後継者の道を歩むべく
 
海外へパン修行にも出かけていますが
 
マジュンにとって父イルチョンの視線は冷たく父に認められるためにも
 
父のパン職人の原点でもある
 
パルボンベーカリーでの認定書を求めるため
 
彼もまた仁川の地に来ていました
 
仁川(インチョン)はソウル、プサンに次ぐ人口290万を擁する韓国第三の都市です
 
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期せずして二人は
 
パルボンベーカリーの門をたたくのでした
 
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運命的な出会い、再開ですが
 
マジュンはソ、テジュという偽名のためタックは全く気づきません
 
相関図です
 
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時を同じくしてク会長も
 
コソン食品の創立30周年記念パーティーへの招待状をもって
 
師匠パルボンの許を訪れています
 
パルボン先生=チャン、ハンソン    12年前港でタックをかくまってくれた老人です
 
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これで物語はこの仁川のパルボンベーカリーが主舞台となります
 
タックにとってこの店の誰かが
 
風車の入れ墨をし母の行方を知っている…
 
遂に突き止めましたなんと普段親切に接している
 
ベーカリーのジング兄さんでした
 
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ジングは拉致は認めましたが
 
母親が崖から落ちたのは予想外だったと泣いて謝ります
 
キムタックにとって
 
母との最後の繋がりが思いもかけぬ結果となってしまいました
 
母のため長年コソン食品ク家と縁を絶っていたタックでしたが
 
望みを絶たれ、気が付けばク家にたどり着いていました
 
会長夫人インスクとハン室長にタックは見つかり
 
またしてもこの二人の陰謀は再熱します
 
 
 
一方養護施設で育ったユギョンは奨学金で大学に進み
 
いつも成績は首席で学生運動に没頭しています
 
その彼女の学生友達にコソン食品の次女ジャリムがいます
 
ジャリムから手渡された招待状でパーティーに出かけたユギョンですが
 
お門違いの場で
 
ジャリムの母インスクから屈辱的な辱めを受け場を去ります
 
それを見ているマジュン
 
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同じころパーティー会場に駆け付けたキムタックはハン室長の部下に
 
阻止され暴行を受ける有様です
 
期せずして成長した3人の再会です
 
食パン 
 
パルボンベーカリーです
 
学生運動取締でユギョンも身を隠さねばならず
 
身寄りのないユギョンはキムタックを頼ってきました
 
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タックのおりなしで一時的に身を置くことのできたユギョンでしたが
 
警察の手が伸びユギョンも、コソン食品の次女ジャリムも拘束されます
 
保釈にはお金が必要です
 
マジュンはタックにユギョンを出してやる代わりに今後2年間
 
ユギョンとは会うなという話を持ちかけてきます
 
タックにとってユギョンは母に代わり生きる望みでした
 
ユギョンのため泣く泣くタックはその提案を受け入れます
 
マジュンは大人になってもその卑怯さは治りません
 
遺伝子でしょうか
 
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パルボンの認定試験は2年先です
 
キムタックはパン作りに精を出します
 
マジュン(テジョ)はタックへのライバル心からかユギョンに近づきます
 
一方ク家の会長夫人は
 
キムタックの存在に怯え会社の株の収得に力を注ぎ
 
なんとしてでもマジュンの後継者への道筋をお膳立てしています
 
(それだけ夫婦間の隔たりの大きさが分かります)
 
またハン室長の黒い手は
 
パルボンベーカリーの職人にまで浸透してきています
 
マジュン(テジョ)もタックの追い出しを図り
 
パン作業場を荒らしタックの罪にきせようとしたり
 
職人ユ、ジュボクはハン室長に金を握らされガス管に細工します
 
爆発のショックで一時視力は危ぶまれましたが何とか回復はしますが
 
陰湿なハン室長の魔の手はタックを襲います
 
       タック  テジョ(マジュン) ミスン ジュボク ジング ガプス インモク店長
 
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さまざまな嫌がらせを受けましたが
 
2年が経ちました
 
認定試験が行われます
 
タックはあのガス爆発以来オーブンの扉が開けられないハンディを
 
背負ったままの試験です
 
挑戦者はタック、テジョ、ミスン、ジュボクの4名です
 
1次試験は世界一お腹をいっぱいにするパンでした
 
ここでもジュボクがタック以外の3人の小麦粉に重曹を入れる小細工をします
 
ジュボクの捨てたレシートから犯人を確信したジングは
 
ジュボクを問い詰めハン室長の指図だと吐かせます
 
怒りに震えたタックはハン室長の許にジュボクを引き連れ乗り込みますが
 
平然と証拠がないと言い切るのでした
 
これを機にジュボクは自分を許してくれたタックの協力者になります
 
1次試験は
 
ジュボクが落ち3名は合格です
 
大学を出たユギョンはコソン食品に入社しました
 
マジュンの財産とタックへの思いに揺れているユギョンです
 
マジュンの動機はタックとユギョンの仲を裂く思いでしたが
 
この頃にはユギョンに心惹かれています
 
マジュンは母親にユギョンを合わせますが
 
母インスクにとってユギョンは孤児同然で
 
取り入る隙もありません
 
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一方消息が不明だったタックの母キム、ミスンも必死でタックの消息を探していました
 
そうです、奇跡的に命をとりとめていました
 
2次試験の発表です、この世で最も面白いパンです
 
パン造りに必要な小麦粉なしでミスンに
 
タックとマジュンにはイースト菌なしでパンを作るのが課題でした
 
ある日、コソン食品会長のイルチョンがパルボンベーカリーを覗きます
 
ミスンが何気なく 『タックや』 と発した一声で
 
イルチョンは目の前にいる青年が自分が探し求めている長男だと確信します
 
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この事実を知ったイルチョンは
 
2年も前からタックの存在を隠していたマジュン、ハン室長に疑いの目を向け始めます
 
二次試験が迫ってきました
 
マジュンはタックの人並み外れた嗅覚に怯えがあります
 
有ろうことかその嗅覚を麻痺する薬品を手にしています
 
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また自分には発酵にかかわる知識もなくパルボン先生の秘密本を盗み見
 
しているところを先生に見つかってしまいます
 
なんとも卑怯な性格です
 
更に会社を利用し発酵のデータを得ようとしますが
 
これも父から自分の力で確かめろ、会社を利用するなとたしなめられます
 
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そのころ、たまたまタックが熱を出してしまいました
 
傍にあった薬がマジュンが風邪薬だと言っていたのを思い出した
 
ヨンジャとミスン母娘はそれを信じタックに飲ませます
 
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タックの母も動き出しました
 
コソン食品会長の許にメモが手渡されます
 
メモの先はあの消息不明のタックの母、キム、ミスンでした
 
いぶかしげに思ったハン室長は会長の乗る車に小細工をします
 
ブレーキオイルを抜かれた会長は車もろとも
 
ガードレールを突き破り転落してしまいます
 
二次試験が始まりました
 
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この期に及んでもマジュンはパルボンベーカリーを訪ねてきた
 
チュンべと手を組み課題のパンを完成させます
 
チュンべ=幻のパン(ボンパン)のパルボンの弟分で欲が強く身を亡ぼし
 
パルボンの成功を妬んでいる人物です
 
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なんとか解毒剤で臭覚を取り戻し、パンを作りだしたタックに対し
 
マジュンの作ったパンは上質の出来でした
 
しかし
 
この味はパルボン先生は御見通しです
 
マジュンのみが不合格となります
 
怒ったマジュンは発酵日誌を盗みパン工場に火をつけパルボンベーカリーを去ります
 
(ここまで行くと愛想もくそもないですね、可哀そうなやつです)
 
今度は法廷です
 
チョンベが幻のパン、ボンパンの発明者は自分で
 
その白黒をつけようと申し立てをしました
 
余りの衝撃にパルボン先生は倒れてしまいます
 
対決はどちらも代理で
 
タックとマジュンの対決です
 
ここでもタックが勝ちます
 
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傷ついたマジュンは会社に戻りユギョンとの仲を深めます
 
ユギョンも夫人に対する復讐の気持ちが強く
 
マジュンとの関係を深めていきます
 
食パン
 
事故に遭った会長は自宅療養です
 
意識は戻っていますが戻らぬふりで事の真相を見極めようとしています
 
なりふりかまわぬハン室長は住民を抱き込み
 
鉄粉入りのパンを売ったとパルボンベーカリーを1か月間の営業停止に追い込みます
 
パルボン先生は自らの死期を悟ったのか
 
弱った体で最後にタックにパンの手ほどきをしその場で亡くなってしまいます
 
恨みや怒り憎しみを無くすことが極意だと
 
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沿道には多くの弟子たちがパルボン先生の死を悼み
 
駆けつけていました
 
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その後
 
会長からタックの消息を聞いた母、ミスンも駆けつけ母子の再会です
 
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ミスンもしばらくパルボン家に居候ですが
 
母親の勘でベーカリーの娘ミスンがタックに好意を持っていることを感じます
 
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マジュンとユギョンは大反対の
 
母インスクに母の秘密のブレスレットを見せつけ
 
結婚を迫ります
 
二人は二人だけの式をあげます
 
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ユギョンの心は鬼の洞窟に嫁ぐ心境だったろうと思います
 
会長の後継者についての理事会が招集されました
 
タックは父、ク会長から委任されたという弁護士とつれ立ち
 
代理理事長という立場で会議を取り計らいます
 
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タックの力量に不安を持つ理事たちは
 
1か月間の猶予を与え成績不振の青山(チョサン)工場の
 
立て直しと新商品の開発を義務付けるのでした
 
タックにとって青山は思い出の地、工場です
 
しかし現状は工場は古び、従業員にも士気がありません
 
材料は期限切れ、品質低下も当たり前です
 
タックはパルボンベーカリーの力を借りる手だてを取ります
 
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なんとこの青山工場にもハン室長の手が染まっていることが判明します
 
材料の粗悪品、給与の不払い等は
 
みなハン室長の裏金にまわっていたようです
 
懸命なタックに強い味方ができました
 
ク家の長女ジャギョンです
 
彼女は母の反対を押し切りコソンに勤め
 
経営も仕事も会社に情熱を賭けています、強い味方です
 
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窮地に追い込まれつつある
 
インスクとハン室長が策を練っているその場に
 
意識の戻っていないはずのク会長が立っていました
 
真相を暴くための芝居でした
 
 
無事理事会も終え
 
次期後継者に誰しもがキムタックと思っていた矢先
 
タックの口からは意外にも
 
姉、ジャギョンの指名です
 
今このコソン食品を憂い愛しく会社に注ぐ情熱の一番は姉ですと
 
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ハン室長は数々の悪事で刑務所に
 
インスク夫人には罪は問われはしませんが
 
孤独なク家の女主人の座を
 
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マジュンとユギョンは出直しの旅に出ます
 
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タックはパン職人として生きる道をパルボンベーカリーに見出しています
 
そこには愛するミスンも待っています
 
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この結果を聞いてイルチュン会長は
 
一番喜んでいるのかもしれませんね
 
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嗅覚を武器にパン作りの才能を発揮し
 
前向きで諦めぬ性格で人を憎まず真っ直ぐに生きる
 
キムタックのひた向きな生き方に共鳴感を得ました
 
それにしても
 
ハン室長、インスク夫人、マジュンのこの親子三人の
 
意地汚さにはあきれるほどでした
 
有難うございました