2015(平成27)年2月20日(金)
岡崎城から八丁味噌の老舗カクキューさんに向かいます
八丁味噌の八丁のいわれは城から西へ八丁の距離であることからの起源です
1丁はおおよそ109mですから約900m位ですね
現在その地で隣り合わせで商いを続けてみえるのは
創業延元2年(1337)670年の歴史のKKまるや八丁味噌さんと
今日おじゃまするカクキュー(合資会社八丁味噌)さんの二社です
工場案内は両社とも終日OKです 無料です
概ね9:30分~16:00までで 完備です
カクキューさんです お城から5分とかかりません 15:55分
始祖、早川久右エ門勝久が八町村で味噌の仕込みを始めたのが
八丁味噌の起こりと伝えられ
創業は江戸初期です
お出迎えはご当地キャラのオカザえもんさん
このお姉さんがガイド役です 一周30分弱です
ついて回りましょう 16:00
こういう立て看板は有難いですね
岡崎宿は東海道53次、第38番目の宿で
東は第37番、藤枝宿、西は第39番、池鯉鮒宿(ちりゅうしゅく)
池鯉鮒宿は現在の愛知県知立市で
江戸日本橋から池鯉鮒宿まで330km、当時おおよそ10日間かかったとあります
絵は矢作川にかかる矢作橋で
江戸時代では最大の橋でした
蜂須賀小六と秀吉の出会いの橋として有名ですが
矢作橋は慶長6年(1601)架けられた橋ですからこの話は逸話ですね
現在の橋は16代目で拡張拡幅され平成23年(2011)に再建され
橋の西側には出会いの像が設置されています
私たちの先客のグループですね
後を追いましょう
味噌蔵と呼ばれる甲子蔵に入ります
大きさ6尺の桶で直径は1.8mあります
この桶の中に6トンの味噌、その上に3トンの石が人の手で積み上げられています
(いまだに地震等で石が崩れたことはないそうです)
そして二夏二冬、二年間熟成され世に出るとのことです
1樽、6トンの味噌というと30万食分に当たり
1日、1回のお味噌汁でしたら821年11か月かかるとのことです
外に出ます
最近は樽づくりの職人さんも減り
1桶200万円だそうです
案内が終わりました
これから試飲会場に向かいます
会場入り口ですが
この八丁味噌を舞台にNHK朝の連続TV小説が放映されていました
その案内も掲示されていました
まず八丁味噌を頂き
次いで麹入りの味噌を頂き、味比べです
八丁味噌は大豆と大豆麹のみの赤褐色の豆味噌です
矢作川流域の大豆に吉良、半田産の塩と水を仕込み6尺の大きな木桶で2年間熟成します
水分をなるだけ抑えるため多数の石が山積みされます
出来上がった味噌は堅く色目よりも辛くなく
戦時の兵糧食としても持ち出されていました
みそ串カツの試食もありました
次は売店コーナーです
昔の商標です
ご進物コーナーもあります
ガイド役のお姉さんもレジを打っています
お買い上げです
大きなポスターです
グレート家康公、葵、武将隊の面々ですね
それと 『純情キラリ』 は気になりますね
この作品は
平成18年(2006)上半期のNHK朝の連続TV小説でシリーズ74作目
NHK開局80周年記念作品でした
原案は津島佑子氏の 『火の山ー山猿記』 父は太宰治です
脚本は浅野妙子氏の作です
舞台は昭和初期、ヒロイン桜子は周囲の反対を押し切り
東京音楽学校の進学を目指します
桜子は岡崎の幼馴染、松井達彦と共に上京し受験しますが不合格に
太平洋戦争を挟み
桜子と達彦は紆余曲折の後、結婚
結核を患いながらも輝一を出産、病を移さないため子供とも会わぬ
桜子に周りの人は輝一の姿を8㎜に収め
意識朦朧の桜子にその姿を見せるのでした
ジャズピアニストを目指した桜子の波乱万丈のドラマで
桜子の夫、松井達彦が八丁味噌老舗の一人息子という設定です
桜子の父親役 三浦友和 母親役 竹下景子
ヒロイン桜子(宮崎あおい)を中央に
左、次女杏子(井川遥) 右、長女笛子(寺島しのぶ)の有村三姉妹
桜子の夫、松井達彦役の福士誠治
集合の時刻です 16:25分
カクキューさんから試供品のプレゼントです
帰りは伊勢湾岸道路を利用です
工業地帯ですね 17:10分
大きな船舶も停泊しています
亀山SAにて休憩 17:50分
これはロウソクで造ったものです
食べられません
陽も傾いてきました 18:00
松阪到着は16:45分でした
有難うございました