2015(平成27)年1月20日(火)
 
2002年、韓国KBS放送の大河ドラマです
 
全47巻94話という大長編ものです
 
高麗王朝400年の始祖、王建(876~943年)の
 
末期から物語は始まります
 
半島統一を7年前に成し遂げたものの、王建(ワンゴン)にとって王朝は
 
確たるものではありません
 
後を託す長男のセジャ(皇太子)ワンムは普段から体も脆弱で
 
周りも健康面からも王位に着くには危惧されていました
 
67歳で始祖、王建は崩御します
 
父から後のことは政ごとにはワンギュを、戦ごとにはパクスリ将軍の
 
意見を聞きなさいと遺言されます
 
ワンギュ(キム、ムセン)
 
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左はキム、ギョンスル王宮将軍     右は軍神、パクスリ将軍
 
       キム.ジュヨン         チョ、ギョンファン(ホジュン)        
 
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王建には29人の妃、25人の王子がいます
 
(朝廷の権力に媚びる各豪族が姻戚関係を重んじた結果です)
 
長男ワンムは自ら王位には着きたくない思いで一杯です
 
その願いを黙否したのは
 
ワンムの母、チャンファ王妃でした
 
パン、ヒョジュン(華麗なる遺産、屋根部屋のプリンス)
 
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晴れの王位即位式の日
 
      ワンム=恵宗王(ノ、ヨングク)   ウィファ王妃 (キム、ヒョンジュ)       
 
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ワンムはその儀式最中に倒れるという先行き不安なままで王位に着きます
 
高麗第二代国王、恵宗(へジョン)の誕生です
 
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体の弱い恵宗に成り代わりワンギュは政務を取り仕切り
 
遂には臣下、筆頭の持中の座を手に入れ
 
腹心の者たちで朝廷を固めます
 
新王が誕生し警戒感を抱いたのは
 
次男、三男のワンヨ、ワンソ王子です
 
(二人はともに第三王妃である神明順成の同腹の兄弟です)
 
             ワンヨ=チェ、ジェソン       ワンソ=キム、サンジュン
 
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二人の母、神明順成王妃=チョン、ヨンスク
 
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王権力を握ったものと
 
外れたものの運命は非道なものです
 
ましてや兄弟、血縁関係の強いほどその仕打ちはあからさまです
 
ワンヨ、ワンソの兄弟は
 
皇太后となったチャンファと持中ワンギュの影に怯え
 
救いの手を西京(半島北部)を守護する叔父、ワン.シンニョム総官に求めます
 
キム、フンギ
 
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持中となったワンギュには大望があります
 
かっての朝鮮壇郡帝国は中国本土を属国化していたという栄光を追い求めています
 
国家の基盤は学問にあると
 
全国に学問所の建設を進めるのでした
 
(足りない人出は、各豪族の私兵からの供出も命じました)
 
何事にも王命を盾に振舞うワンギュの手法に苦々しく思っていたワン.シンニョムは
 
ひ弱な国王の存命を見限りワンヨ、ワンソとの関係を深めます
 
コーヒー
 
持中ワンギュの独裁的な手法に
 
反抗的な豪族の声も高まっています
 
そんな折、ワン、シンニョムは大掛かりな狩猟をワンヨ、ワンソ兄弟に呼びかけます
 
ご法度の1000人を超える集団の狩りで
 
この報告に怯えた朝廷と恵宗王はオロオロするばかりで
 
パクスリ将軍に軍の要請を促します
 
将軍はたかが狩りと出兵は見合わせますが
 
初日の狩りを見守り以降の狩りを中断させます
 
気弱になっていた恵宗王はパクスリ将軍の力を再認識します
 
丁度、そのころ王朝では
 
国家安泰、国王の健康を祈願する100日法要が行われています
 
この頃は仏教が重んじられていました
 
高僧タンムン=(チョン、ウク)
 
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法要にかこつけワンヨ、ワンソ兄弟は
 
母の神明順成王妃の姻戚を法要に呼び
 
自分たちの力、勢力を鼓舞しようと画だてます
 
ここで相関図です
 
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恵宗王の様態が一向に良くならないため
 
チャンファ皇太后は恵宗の息子、フンファ君をセジャ(皇太子)にと
 
持中ワンギュと画策します
 
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各地から神明順成王妃の姻戚が首都、開京(ケギョン)を目指します
 
一方西京の守護、ワン、シンニョムは秘かに
 
自軍を開京に向け進撃させています
 
駆けつけた豪族と守護隊で小競り合いが起きます
 
王宮内に兵を入れる、入れないの押し問答です
 
ワンヨ、ワンソ兄弟がとりなしこの場は治まりますが
 
状況を聞いた恵宗王の体は悪化の一途です
 
 
何せ王について病にふせってばかりです
 
 
気弱な王は
 
なんとか豪族との謁見、宴席も済ませますが
 
その席でも倒れてしまいます
 
朝廷内でも持中ワンギュによる改革が進められ
 
反する意を持つの人事が強行されています
 
ワンヨ、ワンソ両王子が恵宗王に呼び出され
 
王はワンソにわが娘、キョンファ姫を妻に娶ってくれと懇願するのでした
 
(キム、ミンギョン)
 
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ワンソには既に第一夫人としてテモク妃がいます
 
力のない王、恵宗が愛する娘を守るための自衛のための決断です
 
テモク妃=チョン、ヘジン
 
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ワンヨには第一夫人、第二夫人の姉妹が
 
その第三夫人にワンギュ陣営から寝返ったキム、グンリュルの娘を
 
娶る話が進んでいます
 
二人の兄弟がともに結婚式を挙げるのでした
 
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一方、持中ワンギュにとって
 
軍を掌握し、中立的なパクスリ将軍は目障りです
 
体調の思わしくない王に
 
母、チャンファ皇太后と、ともに日参しその職を解くことに許可を得ます
 
涙ながらにパクスリを解任する王でした
 
中央はウィファ王妃の父、イム.ヒ=(イ、ハンスン)
 
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パク、スリ将軍は流され
 
西京軍ワン、シンニョムにとって大いなる脅威はなくなりました
 
着々と王宮の包囲は進んでいます
 
一方、ワンギュは軍権を得たもののパク、スリの後継に
 
現王妃の父、イム、ヒを任用しますが
 
軍はパクスリの軍であって思うように把握しきれません
 
爆弾
 
持中ワンギュと皇太后チャンファは
 
フンファ君をセジャに
 
ワンヨ、ワンソ兄弟の暗殺を画し、朝会を開こうとします
 
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その矢先
 
恵宗王が息を引き取ります
 
王位に着いて2年、短い人生でした
 
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このことを隠し内々で策を企てるワンギュと皇太后ですが
 
火の手は上がっています
 
朝会のある当日の早朝
 
西京軍が王宮に入り込み完全に網羅します
 
ワンギュにとっては
 
独自の策に溺れ、軍の神パクセリ将軍をきったツケは余りにも大きなものでした
 
革命軍はワンギュ一派の一掃
 
新国王ワンヨ太子を樹立し
 
功のあった西京のワン、シンニョムを朝廷の重鎮に迎え
 
新王体制へと進んでゆきます
 
これが第30話までのストーリーです
 
余りにも長いので中間報告です
 
何とも丁寧過ぎるほどにつくられた作品です
 
ここまでのストーリーでは ひ弱な恵宗王を演じたノ、ヨングクの演技が特筆モノでした
 
まだ最終話までは64話あります
 
長いです