2014(平成26)年  1月19日(日)
 
小津家からわずか数10m中町、日野町方面に進むと
 
三井家発祥の地があります
 
松阪の生んだ大商人、三井家の家祖、高利は1622年
 
この地で生まれました(関ヶ原の戦いが1600年ですから徳川初期ですね)
 
残念ながら非公開です      11:15分
 
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1673年、高利は江戸に上り、越後屋呉服店を開店
 
以降、江戸、京都、大阪にと呉服、両替商を経営
 
我が国商業史に残る大商人へと上り詰めていきます
 
越後屋の屋号から三井越後屋、三越へと受け継がれ
 
今でも三井グループとし脈々として日本経済界を担っています
 
せっかくですから横に周り、塀越しに覗いてみましょう
 
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高利の産湯の井  
 
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高利十世の孫、高棟筆の記念碑と
 
高利の祖父母、父母の五輪塔が覗けます
 
昭和31(1956)年、市の史跡に指定されています
 
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こんなコースもあります
 
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東(伊勢)方面に向かって直進します
 
最初の信号から先は中町です
 
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左側に鈴の玉の老舗たつみ堂さんがあります
 
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ぶらぶら直進します
 
左手界隈、ここらが横綱三重ノ海が生まれ育ったあたりです
 
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和田金さんが近づいててきました
 
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日曜日で団体さんの到着です   11:30分
 
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地元でもなかなか入れません
 
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メェニューです
 
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同じく
 
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一人うん万円となると……
 
昨今、アベノミクスやらで景気回復の兆候は見えますが
 
我々、地方では何の兆しも見えません
 
昨年末頃から和田金倒産やら、伊勢の赤福に買収されたやらの
 
報が氾濫していますが
 
どうやら誤報のようです     松阪人としては安堵しています
 
和田金さんに隣接して老舗の柳屋奉善さんがあります
 
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名菓の老伴(おいのとも)です
 
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来た道を引き返し交差点まで戻り
 
左折して松阪城、市役所方面へ進みます
 
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交差点すぐそばに松阪もめん手織りセンターがあります
 
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写真の左側にはげんきんかけねなしの看板もありました
 
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松阪商人発祥の基、上質な縦縞の松阪木綿の販売もしています
 
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機織り体験もでき、お一人1000円1時間で織った作品は持ち帰りOKです
 
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初心者の方でも係りの方が親切に指導されています
 
お勧めです、ただし要予約です
 
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松阪もめんセンターわきに越後屋(三井家)跡の看板があります
 
もめんセンターは昭和59(1984)年7月にオープンしましたが
 
その以前は松阪商工会、またその以前は松阪市公会堂でもあり
 
さらに遡るとこの地が三井家,三越の起源の地だったのですネ
 
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もめんセンターを後にお城方面に  11:50分
 
最初の辻を右折するともう魚町の長谷川邸です
 
なにせ狭い町内で本町、中町、魚町が隣接しています
 
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江戸時代には木綿問屋の丹波屋、日本橋の大店として名を馳せていました
 
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この長谷川邸が昨年2013(平成26)年4月1日、松阪市に寄贈されました
 
この長谷川邸は14代400年以上の歴史を持つ名家で主家は元禄時代の建造です
 
お屋敷、茶室3、土蔵4、庭園、さらに当時の商いの古文書23000点が
 
完全な形で保存されています
 
全国的に見ても一級品の遺産です
 
現在は公開されていませんが月に一度(月末の金曜日)午前、午後45分の
 
各組30名の限定特別公開があります
 
往復はがきでの申し込みのみです
 
長谷川邸と道を挟んで真ん前に本居宣長の旧宅跡地があります
 
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本居宣長も元々は小津家の出です
 
宣長の曽祖父、木綿商小津三郎衛門道休が商人の館の
 
小津家の祖、長弘に資金援助と小津性を名乗ることを許し紙問屋の許可も与えました
 
紙の時代と呼ばれる元禄文化の波に乗った長弘は
 
傍系にも関わらず小津家の長老となり紙問屋40余店を束ね
 
木綿問屋の経営にも触手します
 
宣長もその小津家の家柄です
 
この石跡が邸宅跡です。今は松阪城内の鈴屋に移築されています
 
左が宣長の長男、春庭の宅、右は土蔵が残っています
 
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宣長宅の右向かい、長谷川邸に隣接して
 
宣長の親友、医師小泉見庵の自宅もあります
 
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ここらは魚町です。  坂内川方面に向かいます
 
このお店も松阪牛で有名な牛銀本店です
 
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メニューです
 
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ここではお隣に一般家族向けのレストランも提供していました
 
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そこのメニューです
 
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松阪牛の本場ですが
 
なかなか地元であってもお座敷にはしょっちゅう上がれるものではありません
 
時刻も12:00頃です
 
ユリカモメのいた橋を見ながらUターンで中町、和田金さんの前を通り
 
我々も昼食に向かいます
 
続きます