ドキドキしながら受付に電話すると
(今の時代ネットで予約出来るところがほとんどなので、電話は苦手意識と面倒くささがありました)
ご年配の受付の方が電話対応でしたが
サバサバしていて
「あの、酷い生理痛と不正出血があるので、診てもらいたいんですけど、、」
と私が言うと
「分かりました。初診の方は2時間〜3時間はお待ち頂きます」
3時間？！？
びっくりしましたが、無事予約は取れました。
私の心の中は
受付の人もクチコミ通りなんだか感じ悪かったし、3時間も待つなんて、予約取らなきゃよかったよ。はぁ。
とすっかり落ち込んでいました。
翌日は出社をし、ご迷惑をおかけしたことを会社に謝罪し、もう今後この様なことがないように、病院に行くことを上司に伝えました。
そしてついに病院の日
せっかくのお休みで、足取りも重いですが
予約時間通り病院に向かいます。
その病院はビルの3階にあるので
エレベーターを使って3階に上がり、扉を開けると
沢山の女性が座っていました。
そして扉をあけて、すぐ横に受付がありますが
受付のスタッフは忙しそうにしていて
私が入ったことも気づきません。
「すみません、◯時に予約した、八木(仮名です)なんですが」
と、受付スタッフに伝えると
ばばーっと流れを説明され、問診票を渡され
書き終えて提出すると、待つ様に言われました。
沢山の人で、座る席も少なく、小さく空いた少しのスペースに座りました。
そしてただひたすら待つこと3時間
「あーあ。毎年検診受けていて、異常ないんだから、またどうせ異常ないよね。なのに何でこんな待つ所来てしまったんだろう」と
心の中はもやもやしていました。
そしてついに呼ばれました。
八木さーん！
診察に入ると、眼鏡をかけたお爺さん。
「はい、えっと、生理痛と不正出血」
私が書いた問診票を見ながら症状を読み上げます。
私が喋る間もなく
「じゃあ内診ね。隣の部屋入って」
と内診室に入る様に促され、
私も内診は毎年していて慣れていたので
看護婦さんの言う通り服を脱いで内診台に上がりました。
隣の部屋では、先生が、誰かに怒鳴っています、、、
怖すぎる、、さすがクチコミの低い病院だ、、
なんて思っていました。
(しかも内診痛いんだよな)
と内診がいつも痛かったので、身体にも自然と力が入る。
「はい、みますねー」
先生が診察を始めました。
(あら？あまり痛くない)
と、いつも内診は痛いのに、痛くない事にまず驚いたのを覚えています。
エコーに私の子宮が映ります。
「うーん、、、」
「子宮にポリープ あるね。しかもまあまあある。貧血酷いのもこれが原因だ」
と
驚きました。
ポリープ ？！？！？
今まで何度も受けてきた内診で言われた事もなかったので驚きました。
「初めて言われました。ポリープ あるんですか？」
「うん、エコーにうつってるよ。白いやつ。ポリープ だね。早く手術して取ったほうがいいよ」
内診が終わり、先生と話します。
「ポリープ から出血して、不正出血にもなっているんだと思う。ポリープ があると妊娠もしづらいよ。着床の邪魔になるから」
と言われました。
↑
閉経前、閉経後に発生しやすいポリープ が
当時25歳の私の子宮には沢山あるという
驚愕の事実が判明しました。
手術は日帰りでできるという事なので
手術日を決めて、帰宅しました。
ポリープ があったことはショックでしたが
何年も病院に行って検査をし続けても
分からなかった酷い生理痛と不正出血の原因が
分かった事に安堵しました。
ずっとどこか自分でも、周りの友人と比べて、ここまで生理痛がひどいのも、月の半分は生理と不正出血で出血しているのも私だけだから
なんとなくおかしいとは感じていました。
だから病院にも定期的に、嫌でも内診には行っていました。
小さな地元の産婦人科にも、行きました。
綺麗でクチコミがよく、ネット予約ができる婦人科にも行きました。
受付の人、先生の対応が良く、優しく、説明してくれる婦人科にも行きました。
沢山の婦人科に行きました。
たまたま、運もあるかもしれませんが、私のポリープ は発見されませんでした。
そして、勇気を出して行った病院で、先生が原因を見つけてくれました。
愛想もなく(笑) すごい時間待ちますが
本当にここの病院に、先生に診てもらえて良かったなと今でも思います。
今の時代は、簡単にネット予約出来て、待ち時間も短く、対応が良いところ＝クチコミの良いところを選びたくなります。
私もずっとそこに重点を置いて選んでいました。
でも、病院はサービス業じゃない。
どんなに愛想が悪くたって、待ち時間が長くたって、しっかり診て、原因を特定して治療してくれる医師がいるという事が、いかに大切か実感しました。
病院名は伏せますが、今回その原因を特定してくれた病院は、院長先生が基本一人で全てを行っています。
毎日何百人という患者をしっかり診て、治療してきたからこその、実績がある先生なんだと思います。
次は手術についての記事を書きます
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