私はすごーく人に恵まれていると思っている。


友達の数は多くないが、今でもお互い気にかける関係が何人かと続いている。職場でも良い人楽しい人、反面教師もあるが勉強になる人ばかりだった。今でも何かあるとすぐに連絡をしてしまう。割とあ、この人いいなー好きだなーと思うとガンガンいってしまうたち。


今でもそうだけど、田舎育ちで10代20代の頃は、本当に無知で、社会常識とかそういうのがわからない人間だったし、世間に慣れてもいなかった。世界が狭かったと思う。


そういう時に出会った女性。今はもう会えないのだけど、よく思い出す。彼女は、昔お付き合いしていた人のお母さんポーンちなみにお付き合いしていた人の顔は、もう思い出せない笑い泣き


いつもキレイにしていて、服もセンスが良い。家の中もいつもサッパリしていて、お料理上手。お裁縫、編み物も上手。お華もするし、できないことあるの?って人だった。外出するときには、いつもシャネルの香水で。いまだにその香りがすると、彼女を思い出す。
一緒にデパートに行ってオサレなお菓子をご馳走になったり、家で焼き芋を食べたり。このギャップね。よく、2人で色々遊びに行った。私は緊張もしたけど、すごく楽しかった。

食事のときの食器が大事、というのも彼女に教わったこと。よーく手料理をご馳走になった。有難かった。いつも家族のことを考えている人だったな。

面白くて美人で、家族思いなステキな女性だった。頭の良い人で、いつも会話の中心だった。優しいだけではなくて、厳しい人でもあった。関係ないけど、運転も上手だった。そういう勘のいい人なのだ。


私が結婚するまでは、彼女とたまに連絡を取っていたのだが、もう連絡は取っていない。結婚するねって報告してサヨナラしたのだ。夫は全く気にしない人だけど、逆の立場だったら、私は嫌だと思うから。今考えると、ユニークな関係だと思うけど、当時の私にとっては、非常にありがたかった。仕事の配属先で知り合いもいない、土地勘もない状況で、優しくしてもらったし、色んなことを学んだ。当時の彼より、お母さんと会うほうが多かった時期もあったニヒヒ


息子が生まれて、よく思うのは、彼女のように家族を思ってやっていけるだろうかと。彼女のように手料理を作ってあげられるだろうかと。





いや、できない。




それで良い!私は私で、がんばろう!真顔