ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

要望があり書き始めましたが、

繰り返しますが、私は吃音のある方を

実際に診ているわけではないので、

本のうえだけでの知識です。

間違ったことがあれば

ご指摘お願いします。

 

いつも、私がこんな記事を書いていていいのかな、

余計不安を煽る事になっていないかな、

本当に役に立つのだろうか、

と迷いながら書いています。

 

長々書くとわかりにくいので、

親が出来る基本は、

吃音をオープンに話せる環境作り

(子供の言葉は十の重みをもって聴く)

吃音は悪くない、という事を教える

学校、周囲への理解を深める

からかいへの対応、学校生活で困ることへの対処

自己肯定感を高める

成功体験を積ませる

親以外に相談できる場所を見つける

信頼できる専門家を見つける

だと思います。

 

そして、言葉の面では、

ゆっくり、ゆったり話しかける

必要があれば、そっと、やわらかく

話す方法のモデルを示す

兄弟がいれば順番で話す

 

などでしょうか。

 

さらに、先週菊池先生の講習会に

参加してきたので付け加えると、

やはり、吃音のある私、僕はダメなんだ、

というのが悪循環の原因ですが、

そう思ってしまうのは、

周囲からのからかい、真似、誤解からに

よることが多いと思うので、

からかい、真似、質問、いじめのリスクマネジメント、

そこから起こりうる社交不安障害のリスクマネジメント、

が本当に大切なんだなあと

改めて理解しました。

 

それを予防するためには、

親が周囲への理解を深めていくこと、

(学年が変わるたびに先生に説明を)

先生などからクラスの子どもたちに

吃音について教えてもらうのもいい、

最終的には、子ども自身が自分から、

「吃音があるから時々詰まるけど

気にしないで最後まで聞いてね」

と周囲への理解を深めていくことが出来るように

一緒に考えていくこと。

 

ここが一番のポイントなのかなと思いました。

 

あと、以前子供に吃音のことを聞かれたらどう答えるか、

というような記事を書いたと思うのですが

もちろんどう答えるか、というのも大切なのですが

なぜ、聞いてきたのか、

なぜ治したいと思ったのか、

誰かに何か言われたのか、

たいてい誰かに何かを言われたりして

聞いてくることが多いようです。

それに対してどう対処していくか、

どうやって理解を深めていくか、

また言われたらどうするか、

子供と具体的に決めていく、

そちらがとても大切なんだなと再認識しました。

講習会、本当に良かったです。

 

以降、わかりにくいと思いますが、

以前書いた概要にそって

書いていってみます。

 

①吃音の知識の学習

多くは、やはりことばの教室などで

行う事が多いと思いますが、

様々な資料などを使って、

楽しく学んでいく事が多いと思います。

 

吃音に向き合い、肯定的に受容するための

吃音に関する基本的知識を習得すること、

吃音は悪いこと、いけないことではない、

将来の見通しを立てられるように、

吃音を楽にする方法がある、

吃音だから、できない、という事はない、など。

 

吃音クイズとか、吃音の絵本、

吃音すごろく、かるた、

色んな教材が作られています。

 

それらで学んでいく事が多いのでしょうか。

 

そして、グループ指導、

とても良いと思っています。

 

やはり、

自分以外の同年代の吃音のある子どもがいる事を実感できる。

吃音があるもの同士でないと出来ない会話が出来る

客観的にとらえたり、内省したりすることを円滑に深く行うことが出来る

他にも頑張っている仲間の存在がいることで意欲がわく

(学齢期吃音の指導・支援より)

 

他に、つどいなどの集まりでいい点、

先輩の存在というのも大きいと思います。

将来の見通しを、現実的に体感できる、

そして、困った時に相談できる

先輩の存在というのは大きいと思います。

 

全国で様々な集まりが作られていますが、

やはりとても必要で素晴らしいことですね。

 

また、親も上記のように、

吃音は悪いことではない、将来への見通しなど、

親もそのように思えるといいですよね。

 

そのために、やはりことばの教室や

つどいなどの集まりや親同士の交流も

とても大切な場であると思います。

 

②コミュニケーション態度・感情への働きかけ

どもる事に対して、

どもった時について、

どのような感情をもっているのか、というのも

感情を引き出す

色んな教材が作られています。

 

自分の心の動きや振る舞いを、

見える形にすることで

客観的にとらえ、対処力を養います。

 

吃音のある学齢児のためのワークブック(P14-23)より

子どもの話の聴き方で、

子どもの心の動きをありのままに受け止めるための5つのステップ

というのがあるそうで、

こちらは普段の子育てでも役に立つものではないかなと思い紹介します。

 

①傾聴行動

子どもの話を受け止めていることを伝える相槌をうちながら耳を傾ける

②ことば返し

適時、子どもの言ったことをそのまま繰り返し、子どもに返す

③真意探り

子どもの話の真意をさぐる

④ラベリング

子どもがどのような感情を抱いているかをしる

⑤受容

子どもの感情をありのままに受け止める

 

色んな例えが載っているので

詳しくは上記の本をみてください。

 

ちゃんと泣ける子に育てよう、

といういい本もあるのですが、

そこでも、ネガティブな感情も

適切な言葉で表現し、

包み込まれることで対処できるようになる

というようなことを書いてありました。

 

共通するところがあるようにも思います。

ラベリングされ、受け入れられることで

対処できるようにもなる、

という事なのかな、と思っています。

 

そして、褒め言葉にも、

価値付け褒め言葉と励まし褒め言葉があるそうで、

 

価値付け褒め言葉は、

大人の価値観や意見を表現するため、

承認を得るための他者への依存が高まります。

 

一方、励まし褒め言葉、としては、

努力を認め、進歩した点を伝えます。

自発的な行動をうみ、自己信頼を育みます。

結局プロセスを褒める、という事ですかね。

 

ポイントとしては、

①目にした客観的事実をのべる

②その事実に対して、どのように感じているかを伝える

③要領よく総括する

 

これも、よく子育てで言われている、

アイ(I)・メッセージ

プロセスを褒める、など

共通するものがあるように思います。

 

他に、吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援には、

吃音に直面させて、吃音に対する耐性を作ること、

吃音を避けようとする自動的な思考が悪循環をきたすので、

認知行動療法的なアプローチが

コミュニケーション態度・感情への働きかけに有効ともあり、

興味深いところです。

 

①の肯定的に受容できるための基礎知識、というのも、

認知行動療法的なアプローチに関与しているように思います。

 

③子供自身の対応力の育成

吃音の事を自分で説明できるよう理解すること

自分の感情を知り、対処できるようになること

こちらも対応力の育成につながると思うのですが、

さらにレジリエンスを高める、という事でしょうか。

 

レジリエンスとは、しなやかな強さでしょうか。

四因子で表されているのが分かりやすいと思うのですが、

I AM(自尊感情、自己理解、自己肯定感につながる)

I CAN(自己効力感、小さな出来ることを積み重ねる)

I HAVE(他者とつながる力、多くの人に囲まれている、愛されている、重要な他者の存在、失敗しても受け入れてくれる人がいる、ここがとても大切、親や先生が力になれるところでしょうか)

I WILL(志をもつ、こちらは吃音のある先輩に会うことも大切なように思います)

 

レジリエンス、

最近は色んな所でよく聞きますが、

子供だけではなく、

親のレジリエンスも高めることも

大切だなあと感じています。

 

そもそも高めていく事も大切ですが、

その多くは、今ある力を見直してみると、

こんなにも多くの資源に恵まれているんだな、

私って、子供だって、こんなに頑張ってきたじゃない、

こんないいところがあるじゃない。

すでにこんなにも力を持っていることを

再発見出来ることが多いように思います。

 

レジリエンスだけではなく、

基本的信頼感を形成すること、

自己肯定感、有能感を育成すること

寄り添ってくれる他者が必要ですね。

プロセスを褒める、小さな成功体験を積み重ねる、

吃音の事を正しく知る、色んな事が関係していると思います。

 

あとは、吃音に対する対応力の育成としては、

毎日の生活で困っている具体的なことへの

具体的な対応策を一緒に考える。

からかい、授業中の発表など。

 

こちらは周りへの理解を深める

環境調整も含まれるでしょうし、

スピーチセラピーも

適宜使ってもいいと思います。

 

できれば子供自身に決めてもらって、

うまくいかない時があってもいい、

今の現状の整理、どう思っているのか、

自分はどうしたいのか、どうしたらいいのかな、

というのを一緒に考えることが

大切なのかなと思います。

 

吃音のある学齢児のための

ワークブックにも少しありましたが

問題解決計画を一緒に立てるというのも

いいなあと思いました。

 

そうやって寄り添ってくれる他者と一緒に

考えて試行錯誤していくことで、

対応力も身についていくような気がします。

 

④コミュニケーション環境の調整

家庭では、育て方のせいではないこと、

を理解してもらったうえで、

 

話し方の注意などはせずに

周囲がゆったりとした発話モデルを示す

話し方ではなく話す内容に耳を傾ける

吃音をオープンにする

など基本的な事でしょうか。

 

学校などでは、

努力不足や、家庭環境のせいではない、

波があり、相手や場面によっても変わるが、

それは精神的な弱さから来るものではない、

からかいや、否定的な接し方は悪化要因となる。

 

という事を理解してもらったうえで、

子供が安心して話せる環境を作る

からかいへの対応

(話し方への注意をしない。

吃音について、クラスで学ぶ、というのも

効果的という話を多く聞きます)

 

本読や発表についてはどうするかは

本人と一緒に話し合う。

(子供それぞれニーズも状況も違うため)

 

先生も、やはり現状を聞くと、

吃音に対する理解が

浸透しているとはいえないので、

担任が変わるたびに

親が吃音に対する理解を求めることも

大切だと思います。

 

先生への理解を深めるためには、

ただ単に吃音があります、ではなくて、

具体的に、こういう時にこうしてほしい、

こうだからこうしてほしい、

などど伝えたほうが効果的なように思います。

 

知っている、分かっているという思い込みから

なかなか理解を得られない時は

言語聴覚士や医師からの手紙などは

やはり効果が高いようです。

 

環境を整えて、なるべく

吃音にとらわれることを少なくして

おしゃべりが大好きな子供に

育ってほしいですね。

 

⑤ことばへの直接的働きかけ

本来はこちらについて

書いたらいいのではないか、

という事から始まったのですが、

他の側面もとても大切だと思うので

最後に書かせて頂きました。

 

逆に、スピーチセラピーに

否定的な意見も時々聞きますが、

私は、治すことは出来ないとしても

軽くなることで不安が減ったり、

自分を支配する嫌な吃音という認識が、

コントロールする事も出来る、怖いものではない、

という風に気持ちに変化が出ることもあるように思うので

やはり大切なアプローチの一つのように思います。

専門家のもとで行ってください。

 

まずはじめに、治そうね、

というのではなく、

どうやったら楽に話せるか一緒に考える

というスタンスだそうです。

 

適応としては、

本人が困っている場合、

その次に、

困っていないけど、重い症状が続いている場合

だそうです。

 

吃音の基礎と臨床、中期吃音の臨床から、

P339-346

指導は、楽しくなくてはならない、と書いてありました、

楽しく、褒めて、が基本だと思います。

 

◯弾力的な発話速度

単語の発話速度、中でも第一音節の発話速度を下げること

吃音が起きると予測される音節の発話速度のみを下げ、

全体的に下げるわけではない。→ゆっくりとではなく、弾力的な発話速度。

母音や摩擦音、鼻音、半母音は引き伸ばされ、

破裂音、破擦音は摩擦音のように、音や呼気の流れを止めずに発音

車がカーブに来るとスピードを落とすような例えを使って。

 

◯軟起声

楽に柔らかく声をだすこと

 

◯構音器官の軽い接触

吃音が出ている時は、力が入っている事が多いので

子音を発音する時に、構音器官を軽く接触させる。

構音器官の力を抜き、呼気あるいは声の流れを途切れさせずに発生する。

そっと優しく触れるようなゲームを用いてやっても良い

 

◯固有受容感覚

構音器官からの感覚に意識的に注意を向ける

 

これら4つを組み合わせた発話パターンが

スーパーフルーエンシー(SF)と呼ばれ、

ゆっくりコアラ、やさしい、かめさんカメカメの話し方イメージです。

 

これらの取り組みをする時に、

学齢期吃音の支援・指導の資料の14

吃音のある学齢児のためのワークブックP99-101

にあるような声をだすしくみを知る取り組みなども

いいのかな、と思います。

 

学齢期吃音の支援・指導には、

P154-172に、様々なゲーム感覚の

取り組み方も詳しくのっています。

 

その他、SFを利用して、

引き出し法:発話中に吃音がおきたときに、そのままの状態で一旦止め続け、それから徐々に緊張を抜きながら発話を終える、苦しい吃音が起こったら、すぐにどもり方を楽なものへと変化させる。つまっている時に使う?

取り消し法:重くどもった後、楽な発話でもう一度どもった言葉を話す。つまった後で使う?

 

以上、紹介しましたが、いずれも、

専門機関で行うことをおすすめします。

 

長々と書きましたが、

少し疲れてわかりにくい部分も多く

まとまりありませんが、すみません。

 

すごく簡単にまとめると、

吃音に対する否定的な価値観を持たないように

することがとても大切で、そのために、

吃音に対する正確な知識を持ってもらい、

周囲の環境を調整し、

自分からカミングアウトして周囲への理解を

深められるような対応力の育成、

同士、先輩に出会えるような場の情報も提供する

本人が困っている、症状が重い場合には

スピーチセラピーも併用する。

 

という事なのかな?と思います。

 

参考にしたのはコチラです。

 

 

 

 

 

菊池先生の本もやはり、

いいですね。

親向けには、キラキラやこちらの本が

いいように思います。