ペンギンハイウェイ
森見登美彦
なんだ、小学生が主人公か。なーんて始めは思ったりもしたけど、すごくいいSF小説でした。さすが!森見登美彦様様!
SFは因みに初めて読んだ!
んなそんなもん絶対面白くない!なんて勝手な先入観持ってたけど、読み進めれば読み進めるほどはまってしまった。
大人になるためには苦いコーヒーにもなれなくては、って無理して飲んだり。
研究して発見したことはノートにいちいち書いたり。
僕はもう小学生だから泣かない、だなんて言ったり。
相対性理論について語れる小学生はなかなかいない、とかゆったり。
ほんとにこいつ小学四年生かよって何度思ったことか。そこらへんの大学生よりうんとませてるよね。
でも、お姉さんに対する気持ちだけはやっぱり小学生らしくて。
お姉さんに対するよくわからない気持ちを研究ノートに書こうとしても書けなくて、どうしてかけないのだろうなんて言ってるあたりがとても可愛らしかった。
お姉さんにいつかまた会えるんだって、大人になった僕がたくさんのすごいことをお姉さんに教えてあげるんだっておもって、悲しい気持ちを堪えて泣かないでいるくせに、いつかまた会えることを確信しているあたりがなんだか可愛らしくていじらしかった。
時々大人びた僕から垣間見えた、小学生らしくて純粋な気持ちがなんだかとても好きだった。
いつでも自分の気持ちに素直な僕が、とても羨ましいとさえも思った。
なんだか胸が苦しくなるような、ほっこりするような、ギュッてしたくなるような、心を豊かにしてくれるような、そんな本でした(^ω^)
ちゃんちゃん。
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