友人の話。


私が彼女と知り合ったのは20代後半
共通の友人が合わせたい人がいると
言ってきた事がきっかけでした


紹介してくれた友人いわく


「貴女が好きなバンドを
同じくらい好きな友達がいるんだよ~
二人すごく似てるんだよね
仲良くなれると思うよ~」と


その言葉どおり
会ってみた彼女とは音楽の趣味はもちろん
他にも様々な共通点があって


編み物が趣味なことも一緒
石鹸を作ってるところも一緒
健康オタク度も一緒でした
冷えとり健康法を教えてくれたのも彼女でした


すらっと背が高くて色白で
透明感のある素敵な声をしていて
とても耳に心地いい優しく柔らかボイスは
聞いているだけてこっちが落ち着くような
とても素敵な女性


本とマンガがとにかく大好きで多趣味
彼女の話や視点はいつも面白くて
すごく女性らしいのに
時々考え方がワイルドで男っぽい(笑)
そんなギャップも魅力的でした


すぐに仲良くなって
ライブに行くのは必ず彼女と一緒
バンドが福岡に来るたびに何回も一緒に行った


私がリンパマッサージを習ってたときも
練習台になってくれ
ibマッピングの100人チャレンジしてた時も
こころよく承知してくれて
たくさん話してくれた


まだまだ拙いマッピングだったのに
心開いてくれて
「聞いてくれてありがとう」と
「よしのさんだから話せた」と


それ以降は
新譜の話や今作ってる編み物の話の他にも
恋の話、仕事の悩み、家の事も病氣の事も
たくさん打ち明けて話してくれた


普段は私の話を聞いてくれる事の方が多くて
「いいとおもうよ、大丈夫よ」と
いつもたくさん私を認めてくれた


大好きな友達


昨年末にはお米を送ってくれたりもした
3月にメールしたときは元氣だったのに…
次のライブにも一緒に行こうねって話してたのに


6月の晴れた日に
彼女の魂は突然体を離れて…
お空に帰ってしまった


まさか
こんな形で別れがくるなんて思わなかった
彼女の優しい静かな声がもう聞けないなんて…
ただただ、ひたすら悲しい


日常が当たり前に続く事が
これほどまでに奇跡だったとは


38歳…
よく口では「人生半分過ぎた」とか
「もう若くないし」とか
自虐混じりに言っているけれど
死というものを前にしたときには
やっぱり若いと感じる年齢…


まだまだ何でもできた年齢


数年前
祖父が亡くなる少し前に
リンパマッサージを習いはじめたばかりだった私は
ガンの痛みに苦しむ祖父に
本当はマッサージしてあげたかったけど

自分の技術に自信がなくて
もし何かして悪化させたら…と怖くて
先生に「まだ人にしちゃダメよ」と言われてたのもあり
祖父には何もできなかった

もしかしたら
少しでも何かできてたら
背中を撫でるだけじゃなくて
痛みを和らげてあげられたのかも…と

自分の自信のなさを激しく後悔した

自己満足の偽善かもしれないけど
やらないよりは少しでもした方が
私が後悔しなかったんじゃないか…と思った


それ以来できるかぎり
日々生ききりたいと
後悔しないように、やれる事はできるだけやるようにと
生きてきたつもりだったけど

今回彼女に
私に関われる範囲でできることはやったんだ
と思う反面

それでもやっぱりまだもっと彼女に
もっともっとできる事があったんじゃないかと思う

できることが少しでもあったのに
その力が少しでも備わって見えていたのに
何もしないのは罪だ
私の決意一つ、行動一つだったのに
何をグズグズしてたんだろう


彼女がくれたモノはたくさん
形あるものも無いものも含めて
かけがえのない、ありがたいモノたちを
たくさんたくさん彼女はくれた


私は同じように彼女の幸せになれてたかな
聞いてみたいな


優しい彼女の事だから
「当たり前だよ!」と言ってくれると思うけど

あと40年ぐらい後に
私も同じところに行ったら聞いてみよう


その時には
貴方と同じ苦しみを持った人を
「癒してきたよ~」
と笑顔で報告できるようになっていようと思う