主人の実家に帰ったときの話。
その日は休日で、弟夫婦も来て、みんなでご飯食べた。
総勢8名。
後片付けのお皿の量も中々で、キッチンに運ぶのもみんなで何往復かした。
その間に、義母はたまったお皿を洗っていた。
三歳の姪はお手伝いしたい盛りで、おばあちゃんちに来たら、専用の布巾で洗い終わったお皿を拭くらしい。
そうなると弟嫁は子供についてサポートに入る。
普通の家のキッチンなので、3人も入ればいっぱいだ。
もう一人嫁余ってますけど…
弟夫婦は車で5分の所に住んでいて、しょっちゅう顔をみせているらしいが、
私は飛行機で移動しないといけない距離。
実家にはまだ10回も顔を出してない。
その分際で「お母さん、私がやりますから休んでいてください」とは言えなかった。
キッチンの監督を追い出して、その場の指揮を取るほどの実力はない。
結局、息を潜めてダイニングテーブルに座り、その場をやりすごしてしまった。
それで良い訳がないと分かっている。
何を言われた訳ではないが、きっと気付いた人は「何もしないボサっとした嫁だな」と思ったに違いない。
昔から本当に人の輪に入っていくのが苦手だ。
昔も、小学生のときも同じようなことがあった。
臨海学校でカレーを作っているとき。
やることを見つけられずただ突っ立っていたら、同じ班の男子から急に
「私がやりますくらい言えないの?!」
と怒鳴られた。
まったくその通りなんだけど、
今気に病んでいることを図星に指摘され、
怒りを浴びせられたことに、逃げ出したくもなった。
けど、ただずっとそこにいただけ。
いることしかできなかった。
逃げたらご飯抜きだし、責められるのは私だし、
先生も出動するような大事になってしまったら
、またこの子と会話しなきゃいけないだろうし。
その子は勉強もスポーツもできる人気者だから、
その子に睨まれたら、私に味方してくれる人なんかいない。
きっとあの男子は、みんなのご飯をよそっていた女の子が好きだったんだ。
だから、側でヌボーっと立っているだけの私に腹が立ったんだ。
そう思って逃げてみたけど、惨めになるだけだった。
部屋はベッドで、他の人との距離があったのを良いことにこっそり泣いた。
思い出したくない思い出のひとつだ。
大人になっても何も変わらないなんて。
なんて進歩のない人間なんだ(笑)
答えがでない…
と、思っていたが、書いているうちに見つかったように思う。
すべてはその男子が言っていたように「私がやります」で解決するはずなんだろう。
「あー、お母さん、やることなくなっちゃったんで代わります」
って言えば良いんだよね。今度は。