昨年の、この日

多くの掛け替えのない命が
失われた、この日。


突然命を奪われた人達

突然、大切な人を失った人達

被災されて、今なお恐怖が消えない人達

多くの人の人生観を大きく変えた、3月11日。


僕は被災していません。

大切な人を
失ったわけでもありません。

しかし、この日から

命に対しての考え方は明らかに変わりました。

明日も当たり前に生きててられる保障なんてない、のだと。


何となくの日々を
やり過ごす事はしない

感謝の言葉は忘れない

今日も無事に生きていられる事に感謝しよう

震災後、そのようなことを毎日考えていました。

しかし、仕事や、家での作業に終われる日が続くと

生きていけている感謝を、ふいに忘れそうになります。

ホッと息抜く時や
心底幸せだと感じる時

思い出したかのように、心の中で『生きていられて良かった』と、感じるくらいで

そんな自分がゲンキンというか何と言うか…たまに嫌になったりします。

(気を悪くされた方がいたら本当に申し訳ありません)


大切な人、唯一無二の存在を失った悲しさは

きっと消える事はなく

恐怖心も簡単に癒える事はないのだろう。

どちらも経験していない僕が、言える事ではないかもしれないことだけれど

一年経っても
何年経とうとも

心の内にある悲ししみ、苦しみと戦ってる人ばかりなんだろう



だから今日は、思い切り生きている事を感謝する。


命を奪われた人達へ祈り

その人を愛していた人達
その人が愛した人達の事


自分に置き換えて
想像してみよう。


あぁ…結構くるなぁ。


想像でこんなにくるんだから

実際は
もっと痛いんだ。



日本中の祈りが

彼岸へ行った人達へ
届きますように。