5兆円あったとしたら、どうする、何に使うか、と永田町の読み合わせ会にて話題に。5兆円の捻出策を同時に提案、議論するのが真面な民主主義国家の議会。結果が決まっていて、覚えた台詞の交換である学芸会と同じと揶揄されても仕方ない。地方議会も同様と指摘した人がいた。
2070年には我が国の人口は現在よりも3割減で、8700万人と予測されている。目前のこの重大な問題に直ぐに対応するせねばならない。
全国自治体総数、約1700、と同数の首長。各級議員総数、約39000人。人口減少に対応すべく自治体の統廃合(首長減)、取り分け地方議員は諸外国に多く見られる形態(ボランティア方式等)を取り入れるべきである。同時に713人の国会議員の一部削減も忘れてはならない。さすれば相当額の捻出可能だ。
「5兆円あったらどうする」との発言は無責任、絵空事。そこには「今だけ、自分だけ、金だけ」が透けて見える。相も変わらず国家像、国家論は無い。政治の金科玉条を忘れ、有るのは「金貨玉条」である。