自己破産後、住んでいたマンションを引き払うことになった。
私が10代後半から20代後半まで過ごした家。
母がこの家賃を払うことは不可能だ。
そしてこのマンションが最初のゴミ屋敷だった。
すでに書いた最初のゴミ屋敷もさることながら、
何しろ部屋数があるものだから、ゴミの数も凄まじかった。
ゴミの日だけではさばけないため、
私が住んでいたマンションのゴミ置き場までせっせと運んでさばいた。
捨てても捨ててもゴミは減らない。これは捨てたくない、これは持って行く、と
捨てようとしないのだ。(ゴミ屋敷を作る人はたいていそうなのでしょうが)
私も妹も仕事があるから、24時間一緒に作業することは出来ない。
それが不満だといい募る母。
もうこれ以上やってられないよ、と捨て置くと、
仕方なく、友人たちに手伝ってもらったようだ。
私も面識のある母の友人が
「ママも寂しいのよ。ママをほめてあげて。
頑張ったね、って言ってあげたら、それだけでママも救われるから」
と、言われて言葉をなくす。
寂しいのは母だけでなく、私も妹も寂しかった。
ほめてくれなかった母のために、自分の時間やお金も全部使い、
それでも棄てきれないから、こうやって向き合っているのに。