日本では本日から消費税率が8%
から10%に、引き上げられましたね。
30年前の1989年4月に、
消費税率3%で、スタート。
その後、5%、8%と小刻みに上がり、
いよいよ2桁台に、突入しましたが、
今回より軽減税率が導入されるため、
「まぎらわしい」と感じている人も
少なくないのではないでしょうか。
今や多くの国で、消費税が導入
されていますが、世界で、初めて、
消費税を導入した国はフランスです。
フランスの消費税の標準税率は
日本の倍となる20%。
世界から見れば、日本の消費税率は
10%でも低いとか、このあたりの話は
増税に伴い、日本の番組でもさんざん
取り上げられていることでしょう。
フランスの軽減税率は
2.1%、5.5%、10%の3つに、分類
されていますが、価格はすべて、
税込で表示されているため、
普段、消費者がそれらを意識する
ことはほとんど、ありません。
日本人の私はもちろんですが、
フランス人でもすべてを把握している
人は極めて少ないと思われます。
以前、読者の方に質問されたことが
きっかけで、製菓材料と考えられる
ブラックチョコは5.5%で、ミルクチョコや
ホワイトチョコは20%であることを
知りましたが、調べてみると
必ずしも贅沢品が標準税率
とは限らないようです。
その例として、世界三大珍味の
トリュフ、フォアグラ、キャビア。
誰もが認める贅沢品ですよね。
しかし、キャビアは20%ですが、
トリュフとフォアグラは5.5%です。
なぜなら、キャビアは輸入に頼って
いますが、トリュフもフォアグラも
フランスに生産者が多く、
自国の産業を保護するために、
軽減税率が適用されているのです。
また、マーガリンが20%に対して、
バターが5.5%であることも
同じことが言えます。
軽減税率の対象となる、その理由を
知ることで、政府の思惑もみえて、
興味深いですよね。
日本は2021年3月末まで、
事業者による値札の貼り替え等の
事務負担に、配慮する観点から、
総額表示義務の特例として、
誤認防止措置を講じていれば、
税抜価格のみの表示ができます。
しかし、自国民はもとより、外国人に
とっては非常に分かりづらいので、
なるべく速やかに、総額表示に
統一されることを願っています。
大切な税金だからこそ、ムダに
遣われることがないよう、
必要なところで、しっかりと
役立ててもらいたいものですね。
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