毎年9月の第3週目の週末に開催
され、普段は非公開となっている
場所に足を踏み入れることが
できる「ヨーロッパ文化遺産の日」。
今年は前回の記事で紹介した
のほか、もう一ヶ所、
訪れていました。
旧ムニエのチョコレート工場
から約2㎞の隣町に位置する
Châteaux de Champs-sur-Marne
(シャン=シュル=マルヌ城)です。
パリ近郊には、歴代の王や貴族たち
が築いた城や離宮が数多く現存して
いますが、シャン=シュル=マルヌ
城は、日本のガイドブックには
ほとんど載っていません。
85ヘクタールの敷地内には、
美しいフランス式庭園を備え、
町の喧騒を逃れて、のんびり
お散歩するだけでも
リフレッシュできます。
庭園奥には『トリトンに世話を
されるアポロンの馬』。
写真ではサイズ感がなかなか伝わり
にくいですが、台座も含めて 9m と
ヴェルサイユ庭園にあるオリジナル
よりもかなり大きく、圧倒されます。
ルイ14世のふたりの財政家に
よって、18世紀初頭に建造された
城館は、ルイ14世の公妾ルイーズ
・ド・ラ・ヴァリエール、また、
ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人
が暮らしていたことでも知られて
います。
7年の大修復を経て、2013年より
一般公開されました。
ロココ様式の装飾にシノワズリ
(中国趣味)の調度品。
当時の貴族たちが好んで生活に
取り入れていた様子が垣間見れます。
それを見事に再現しているので、
映画のロケ地として幾度となく
使用されています。
イタリア製のシンク?聖水盤?
食堂
派手すぎでしょ。
主寝室
音楽室
階段部の天井
ほど良い大きさの城館で、
思っていたよりも家具や調度品
など見応えがありました。
通常は入館料8ユーロ
(庭園のみは無料)ですが、
「ヨーロッパ文化遺産の日」
となるこの日は無料でした。
庭園の西側にある温室では、
子供用に昔の遊具を使って遊べる
コーナーも設けられていました。
旧ムニエのチョコレート工場から
徒歩圏内なので、ヨーロッパ
文化遺産の日にあわせて
訪れてみてはいかがでしょうか。
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