先日、ニースに、住んでいる
義父母がパリを訪れることとなり、
主人がオペラのチケットを両親に、
プレゼントしようと思いつきました。
早速、チケットを購入し、義父母
にも喜んでいただきましたが、
情報収集する過程で、
パリ中心部のシテ島にある
サント・シャペル で、行われる
クラシックコンサートが
あることを知りました。
サント・シャペルは国王ルイ9世
の命により、キリストの聖遺物を
安置するために、王宮付属の
礼拝堂として建てられ、
1248年に、完成しました。
1階は臣下や従者のための礼拝堂、
上階には王や特権階級の
貴族だけが利用することを
許された礼拝堂があります。
素敵でしょう?
旧約・新約聖書にちなむ物語の
場面が描かれた、1134もの
パリ最古のステンドグラス
によって、堂内は神秘的な光で、
満たされています。
それは息をのむほど美しく、
まるで万華鏡のようです。
この礼拝堂の中に初めて、
足を踏み入れた時に皆、思わず、
感嘆の声が漏れるのですが、
私も例に漏れず、 と無意識に、
言っていました。
ゴシック建築が最も輝かしかった
時期の頂点ともいえる傑作で、
「ゴシックの宝石」と称えられる
のも頷けます。
しかもその素晴らしいステンド
グラスが、7年にも及ぶ修復
作業を終え、完成当時の輝きを
取り戻したばかりなのです。
このような空間の中で、
クラシックの音色に、包まれたら、
さぞ素敵でしょう。
主人から「行きたい?」と聞かれ、
「行きたい!」と即答しました。
75mの尖塔がそびえる外観
コンサートは19:00~と20:30~
の2部制で、日や回によって、
バッハやシューベルト、
ヴィヴァルディなどの
演奏曲が変わります。
観客はざっと数えて250名ほど。
ほぼ満席でした。
彼女の歌声には鳥肌が立ちました。
ヴァイオリンのソロ演奏などもあり、
贅沢な空間でのうっとり夢心地の
コンサートは1時間ほどで終了。
素晴らしかったです。
コンサート料金は時期により、
変動しますが、30ユーロ~
(事前予約はプラス3ユーロ)で、
サント・シャペルの入場拝観料金が
8.5ユーロですから、それを
差し引くとコンサートとしては
決して、高くはありません。
旅行者の方にとっても
気軽に楽しめて、素敵な
思い出になると思います。
チケットは残席があれば、当日、
サント・シャペルの窓口でも
購入可能ですが、できれば、
事前に、購入された方が
よろしいかと思います。
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