Jardin des Plantes 1

パリにもこんな立派な

 

桜の木があるんです。

場所は5区にあります

 

Jardin des Plantes (植物園)。

ルイ13世の下、王立薬草園

 

として造られた、この施設は

時と共に、拡大し、現在では

 

世界の植物を集めた庭園

 

だけでなく、熱帯植物の温室、

 

自然史博物館、古生物学館、

 

小規模ながら、動物園まである

 

市民の憩いの場となっています。

博物館や動物園などの

 

一部施設は有料ですが、

フランス式花壇に、彩られた

 

庭園は無料開放されています。

Jardin des Plantes 2

日本では気象庁が発表する

 

開花予想もソメイヨシノが

 

基準というほど、ソメイヨシノが

 

桜の代表格に、なっていますが、

 

フランスではあまり見かけません。

フランスの公園や川岸などで、

 

見かけるのは八重桜が主流です。

1854年の日本開国以来、

 

産業革命を機に、イギリス

 

から多くの上流階級者が

 

日本を訪れました。

西洋にはない多くの植物と

 

出会った彼らは桜を含め、

様々な日本の植物を

 

持ち帰りました。

こうして、ヨーロッパへ日本の

 

桜が伝わったのですが、

彼らにとって、ソメイヨシノは

 

それほど魅力的では

 

なかったようです。

白みが強く可憐で、はかなげな

 

ソメイヨシノのようなタイプの

 

桜よりもピンク色の艶やかな

 

八重桜の方がより魅力的に、

 

写ったようです。

Jardin des Plantes にあるのは

 

白妙桜と緋桜の2種。

Jardin des Plantes 6

Jardin des Plantes 4

濃いピンク色の緋桜は

 

すでに散り始めていましたが、

 

白妙桜は満開に、咲き誇り、

 

今がまさに、絶好の見頃です。

Jardin des Plantes 3

写真でも分かりますが、

 

巨大な傘を広げたような形状で、

枝が上方向ではなく、

 

横に、向かって伸びて

 

いるのが特徴的です。

伸びた枝はさらに、地面を

 

這うように成長しています。

こちらの白妙桜は香りが

 

とても繊細で、ほのかに、

 

桜餅の香りがしました。

パリ郊外に100本以上の

 

八重桜が植えられた

在仏日本人に、とても人気

 

のあるお花見スポットが

あるのですが、

 

 矢印 パリ近郊のお花見スポット「ソー公園」

 

独立した巨木の桜としては

 

こちらの白妙桜がパリ一

 

美しいのではと思います。

Jardin des Plantes 5

甘い蜜の香りに誘われて、

 

たくさんのミツバチが飛び回り、

桜の美しさに、吸い寄せ

 

られるように、多くの人たちが

写真を撮っていました。

桜に慣れ親しんだ日本人の

 

目から見ても本当に、

 

見事なので、在仏の方は

 

もちろん、見頃の時期に、

 

パリを訪れる方にとっても

一見の価値ありです。

 

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◆ パリ植物園 (Le Jardin des Plantes)
Website http://www.jardindesplantes.net/