日本からパリにやって来た

 

友人夫妻と共に、ベルギーの

 

首都ブリュッセルを訪れました。

パリからEU圏の各国を結ぶ

 

高速国際列車

 

THALYS (タリス) で約1時間半。

パリ~ブリュッセル間だけでも

 

1日最大23往復便と、運行頻度が

 

高いため、容易に隣国へも

 

足を延ばすことができます。

美術館をゆっくり巡りたい方は

 

1泊した方が宜しいかと思いますが、

 

今回は日帰りなので、

 

駆け足で見所を回ります。

ブリュッセル観光のスタートは

小便小僧

1619年にフラマン人彫刻家

 

ジェローム・デュケノワ

 

により制作されました、

御歳396歳の「小便小僧」さま。

言わずと知れた、

 

シンガポールの「マーライオン」、

 

コペンハーゲンの「人魚姫」

 

と並ぶ『世界三大がっかり』

 

のひとつでございます。

数百もの衣装を持ち、イベントに

 

合わせて、さまざまな衣装を

 

身にまとう小便小僧さまですが、

 

この時は自慢のボディを

 

惜しげもなく披露されて

 

いらっしゃいました。

オリジナルの像は1960年代に、

 

盗難にあい、現在、設置

 

されている像はレプリカです。

小僧さまに別れを告げ、

 

北東方向に5分ほど歩いた先には

グラン・プラス1

1998年に、世界遺産にも登録

 

されたグラン・プラス>があります。

ヴィクトル・ユゴーが賛嘆した

 

ことでも知られる、縦110m、

 

横68mの大広場で、四方は

 

歴史的建造物に、

 

取り囲まれています。

その中で一際目をひくのが、

 

1402年から1455年の間に、

 

建造された国内ゴシック建築の

 

最高傑作と名高い、96mの

 

尖塔をもつ市庁舎です。

頂上には竜を打ち倒す

 

ブリュッセルの守護天使

 

ミシェル像が飾られています。

グラン・プラス2

塔は建物の中央にはなく、

 

左右非対称です。

グラン・プラス3

市庁舎の向かいに建つ「王の家」。

王の家と呼ばれていますが、

 

実際に、王様が住んだ

 

ことはありません。

15世紀に、ブラバント公の

 

行政庁が置かれたことから、

 

人々は「公の家」と呼び始め、

 

その後、公がスペイン王になり、

 

「王の家」と呼ぶようになりました。

現在は市立博物館となり、

 

小便小僧さまの衣装コレクション

 

も見ることができます。

グラン・プラス4

ドイツ、フランス、オランダを

 

結ぶ要衝にあるブリュッセルは

 

商業の発展により繁栄しました。

その繁栄を支えていたのが、

 

「ギルド」と呼ばれる同業者組合です。

 

寄合所の役割を果たしていた

 

さまざまな業種のギルドハウス  が

 

グラン・プラスに軒を連ねています。

 Hubert1

グラン・プラスのすぐそばには

 

1847年に、完成したヨーロッパ

 

最古のギャルリー

 

(ショッピングアーケード)、

 

「ギャルリー・サン・チュベール」

 

があり、ベルギーを代表する

 

名店が並んでいます。

 Hubert2

クラシカルな雰囲気が感じられる

 

ギャルリーを進んで、途中で、

 

交差するブシェ通りを曲がると

小便少女2

「小便お嬢さん」がいらっしゃいます。

袋小路のとても分かりづらい

 

場所にありますので、私たちも

 

迷ってしまい、数人に道を尋ね、

 

ようやく、たどり着きました。

小便少女2

お嬢さんは鍵がかけられた

 

柵の中に、いらっしゃいます。

ギャルリー・サン・チュベールを

 

抜けて、東方向に進むとすぐに、

1999年2月に、フィリップ皇太子と

 

マチルド皇太子妃の結婚式が

行われた「サン・ミシェル大聖堂」

 

が見えてきます。

サン・ミシェル大聖堂

1226年に、着工がはじまり、

 

完成するまでに、約300年の

 

年月を要しています。

サン・ミッシェル大聖堂内部

荘厳な大聖堂内部。

 

1516年にカール5世の戴冠式や

 

前国王 ボードワン1世と

 

ファビオラ王妃の結婚式など、

 

歴史的な式典の舞台と

 

なった場所です。

サン・ミッシェル大聖堂から

 

南下するとフランス式庭園の

 

「モン・デ・ザールの庭」が現れます。

モン・デ・ザールの庭

造園家ルネ・ペシェール設計による

 

手入れの行き届いた庭園は

 

市民の憩いの場となっています。

アルベール一世の乗馬像

街を見下ろすように、

 

国王アルベール一世の

 

乗馬像があります。

ブリュッセル壁画

 

多くのコミック・キャラクターが

 

生まれたベルギー。

ブリュッセルの街中には

 

このようなコミック壁画が

 

30ヵ所もあり、あちらこちら

 

で見られます。

遊び心があって、楽しいですね。

ブリュッセルの街

トラムで移動して、

 

アールヌーヴォーの建築家

 

ヴィクトル・オルタが

 

1888年より暮らした邸宅、

 

オルタ美術館を訪れました。

アールヌーヴォー好きには

 

たまらない、オルタ設計による

 

建築、家具、設計図、写真など

 

を見ることができます。

限られた滞在時間でしたが、

 

事前に、行きたい所をピックアップ

 

して、計画的に効率良く、回れば、

 

日帰りでも十分に満喫できました。

グラン・プラスでは2年に一度、

 

花の祭典「フラワーカーペット」

 

が開催されます。

それが

フラワーカーペット
出典:www.gekiyaku.com 

 これぞ、ため息が

 

出るような美しさですよね。

約600,000本の色とりどりの

 

ベゴニアの花を敷き詰め、

 

巨大な花絨毯が作られるのです。

毎回、デザインは変わる

 

そうですが、見てみたい!

次回の開催は来年2016年の8月です。

いつか、この「フラワーカーペット」

 

の開催に合わせて、

 

ブリュッセルを訪れたいです。
 

皆さまの応援が更新の励みになります。

 

一日一回、それぞれに応援クリック、よろしくお願いいたします。

     

 にほんブログ村

 

☆こちらにもお願いします。 

         ↓


   人気ブログランキング

 

初めての方は 右 こちら も読んでくださいね。

 

フォローしていただくと更新通知が届きます。