ロワール古城巡り ショーモン城 からの続きです。

 

ロワール古城巡り ブロワ城とショーモン城を見学した翌朝、

 

向かった先はロワール川の支流アンドル川のほとりに

 

たたずむアゼ・ル・リドー城です。

アゼ・ル・リドー外観1

12世紀初頭に建設されましたが、100年戦争の際に焼かれてしまいました。

その後、フランソワ1世の治世下、1518年から1527年の間に

 

フランスの建築技術とイタリアの装飾を融合して建てられ、

 

フランス・ ルネッサンスの最高傑作のひとつとされています。

アゼ・ル・リドー外観2

また、文豪バルザックが自身の小説『谷間の百合』で、

 

「アンドル川にきらめくダイヤモンド」と賞賛したことでも

 

知られています。

アゼ・ル・リドー外観

水面に映し出される姿がなんとも優美で、絵画を見ているようです。

城館の基礎部分は直接、水の中に建築されているそうです。

アゼ・ル・リドーの階段にて

さて、お城の見学開始です。

 

天井のレリーフも見逃せません。

アゼ・ル・リドー階段手すり

ユニークなうずまき型の階段手すり。

アゼ・ル・リドー階段

アゼ・ル・リドー城景色

フランス革命後、城は荒廃し放棄されてしまいますが、

 

シャルル・ド・ビヤンクール侯爵の手に渡り、19世紀には彼の子孫により、

 

城の外観と内装の大規模な修復工事が行われました。

アゼ・ル・リドー外観1

アゼ・ル・リドー外観2
可愛い守衛さん

アゼ・ル・リドー外観3

アゼ・ル・リドー前階段1

城の見所のひとつ、大階段はブロワ城で見たような

 

外にせり出したフランス風らせん階段ではなく、

 

建物内部に納められた形になっています。

正面アゼ・ル・リドー前階段

フランソワ1世の紋章 サラマンダー(火トカゲ)とその隣りには妻である

クロード王妃の紋章 アーミン(白オコジョ)の装飾が施されています。

アゼ・ル・リドー天井裏

天井裏も見学できるようになっています。

アゼ・ル・リドー天井裏1

アゼ・ル・リドー内部2

1階はシャルル・ド・ビヤンクール侯爵時代の

 

生活様式を当時の家具や装飾で再現しています。

アゼ・ル・リドー内部1

アゼ・ル・リドー内部3
サロン

アゼ・ル・リドー内部4
ビリヤード室

アゼ・ル・リドー内部5
食堂

優雅な暮らしぶりが窺えますね。

 

それにしても各部屋に暖炉があるとは言え、これだけ

 

広いと真冬は相当、寒かったのではないかと思われます。

アゼ・ル・リドー

お城は森の中にたたずんでいるかのような雰囲気ですが、

 

周りはこのような町になっています。

日曜日でしたので、開いているお店もまばらでした。

この後、イタリアンレストランで食事をしたのですが、パスタ茹ですぎ~

フランスで美味しいイタリアンに巡りあうのは至難です。

 

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ロワール古城巡り アンボワーズ城 へ続きます。