先進国では荷物を預けるとき自動が多いですが、新興国では、カウンターで航空券の引き換えをしてから荷物を預けることがほとんど。
その際に、グランドスチュワーデスにいくつか質問をされます。
全部「Yes」と答えた人は、荷物は開けられチェックされるため、飛行機の搭乗には間に合わないかもしれません…
入国管理で訊かれる質問とは違います。
あれはパスポートにハンコ押されるときに
「何しに来たの?」「何日滞在するの?」など、
おきまりの質問を訊いているので答えはカンタン。
日本人はよくわからないと何でも
「イエース!イエース!!」
と答えるので、危惧して書き出しました…
今日は、
【機内預けの質問はNO?!】誰も教えない必読事項!機内預けのコツ5つ
どのブログでも誰も教えないので役立ちます
1. 荷物を預けるときの質問はほぼ「NO」
荷物を預ける場所を「Baggage drop(バッゲージドロップ)」といいます。
空港で荷物を預ける際によく英語で以下のような質問をされます。
「Did you pack your baggage by yourself?(ご自分で荷造りをしましたか?)」
この質問の答えだけは「YES」。
でも、なんでもかんでも「イエース」と、わけわからないまま答えてしまう日本人多いので、話しておきます。
荷物を預けるときに訊かれる質問は「NO」です!
質問内容4つ+1の例文
出典:ANA
なぜこの質問をするのかというと、
テロ防止、麻薬の密輸、武器の輸送、などが無いかチェックのため。
(といっても「武器は入っていないか?」「麻薬は持っていないか?」と、訊かれて「持っています!」と答える人はいないと思いますけどね…)
カウンターでグランド・スチュワーデスが旅行客に尋ねている内容は主に以下4つです。
- 「Did you leave your luggage with someone? (知らない人に荷物を預けましたか?) 」
- 「Did you leave from your luggage?(荷物から目を離しましたか?)」
- 「Did someone pack your baggage for you?(誰かに荷造りをしてもらいましたか?)」
- 「Does it contain any of these items?(このうちのどれかが入っていますか?」
(上記のような危険物の絵が書いたボードを指差しながら言われる)
これらの質問に気軽に
「イエーーーース」
と答えて、荷物に麻薬や武器が混ざっていたら、
マレーシアや中国であなたは死刑確定
死刑だったのに、この人は禁固30年に減刑されたそうです。
老後はマレーシア確定ですね。
なぜ荷物に麻薬や武器が混ざる?
なぜ荷物に麻薬や武器が混ざることがあるのかというと…
日本人は世界的に人畜無害なので、入国管理や警察に荷物を調べられないからです
これを知っている悪者が、
私たちの荷物にコッソリ武器や麻薬を入れてしまうのです
実際にオーストラリアで10年の実刑判決食らった女性もいます。
メルボルン事件
壊れやすいモノはありますか?
これが例文+1の質問です。
「Is there anything "fragile" or "valuable" in your baggage?("壊れやすいもの"や"貴重品"は入っていますか?)」
よく訊かれますが、もし入っていたら取り出すように指示されます。
彼らは日本人が想像しているように、丁寧にスーツケースを運ぶわけではなく、30kgくらいは上から放り投げますので、壊れやすいものは必ず壊れますw
これ世界共通w
投げられてもいいように、上部の写真の機械で、有料でも繭みたいにぐるぐるラッピングしてもらうといいですよ。
2. 壊れやすいお土産は持参がおすすめ
割れやすいものやこわれものは、別の段ボールで梱包して「壊れもの(Fragile / フラジール)」
という、写真のようなシールをもらう(無料)、
または手荷物で持参するほうがベター
さらに誰も言いませんが、スーツケースにもこのシールを貼ってもらうことを強くおすすめします。(貼っておけばまず放り出されることは無い…)
ちなみに、繭化も、このシールも貼るの忘れたら、セイシェル→マダガスカルで、スーツケースの車輪取れた…
ありえねー…
3. 商品購入時のレシートは取っておくこと
お土産の購入時のレシートは
絶対に保管しておいてください
というのは、せっかく買ったお土産が壊れても、
購入時のレシートさえあれば、海外旅行保険をかけで全額戻る
のです!
まあ、海外旅行保険付きのクレジットカードで決済したか、保険に入っていることが前提ですけどね…
4. 貴重品は機内預けしない
南アフリカやイタリアは、貴重品を預けたらカバンごと出てきません。
そのため高級一眼レフなどの機材は、重くても手荷物をおすすめします。
私は小さいレンズは服でぐるぐる巻きにして預けましたが、さすがに大三元レンズは預けませんでしたよ…💦
高級品や貴重品は、絶対にスーツケースに預けてはいけません!
南アフリカで遭った実話
南アフリカからの荷物は盗まれるため、カメラや高級品は預けないというのは定説。
10年位前ですが、ナミビアの空港でカメラマンのアメリカ人男性と会いました。野生動物を撮影しに来たそうです。
彼が機材を全て預けてしまったのを見たので
「それ預けたら出てこないよ」
とアドバイスしたのですが、
「大丈夫だよ。日本人は心配性だな~HAHAHA」と笑われました…
ケープタウンに到着したところ、案の定、彼のカメラ機材はカバンごと出てきませんでした…
機材総額200万円
笑えない…
X線みてスーツケースを運ぶ係員が盗むんですよ…
だから言ったのに…
貸してあげたくても、彼はCANNON。私はNIKON。
南無ー
日本人と同じ常識だと思ってはいけません!
アリタリ●航空は職員が泥棒!?
再三言いますが、イタリアは
盗まれる方がバカ。だます方は賢者。
(これは中国人も同じ考え)
なんと航空会社の職員が泥棒…
荷物預けられないじゃん…
私もそんなことはつゆ知らず…
チュニジア⇒ローマのアリタリア航空で高級コンデジ盗まれました
この話はまた別でします。
5. タグを必ずつけること
私の友人はニューヨークから日本へ戻るときに、自分の荷物だけがLost luggageに…成田で調べてもらったところ、ジャマイカへ行ってしまったそうです
なんでジャマイカ!?
荷物を仕分けするラテン系の人がせっかちで、荷札のタグを「Ja」まで見て「Jamaicaジャマイカ」だと勘違いして送ったそうですw
タグの内容
海外へ行くときは、
ホテルの名前と住所とホテルのTELとメールアドレス。Facebookも書いておくといいよ。
ちなみに外国人LINEなんて誰も使ってないww
海外は圧倒的にWhatsAppです。
We chatとかチャイナかよw
帰りは自宅の住所とメールアドレス、国番号+電話番号。
最後に。
昨今では自動でドロップオフ(機内預けのこと)が多いので、あまり訊かれないかもしれませんが、
ロシアやアラブなどテロが多い新興国ではよく訊かれます。
正直申し上げて、南アとイタリア以外でも航空会社の職員による盗難行為はあります…(カナダやギリシャでもありました)みんな日本人と同じ民度だと思ってはいけません。
何度も言いますが、絶対に
貴重品は機内預けにしないように
あと、大使館へ「荷物出てこないですー」と言われても困っちゃうのでやめましょう